ゆず、Suchmosなど豪華な出演陣が集ったFM802主催『MEET THE WORLD BEAT 2017』が大盛況!

2017年7月17日 / 14:00

7月16日(日)@『FM802 MEET THE WORLD BEAT 2017』(セッション) (okmusic UP's)

7月16日、FM802が主催する日本最大級の野外フリーコンサート「MEET THE WORLD BEAT 2017」が今年も万博記念公園・もみじ川広場で開催された。

イベントはFUNKYステージとHOTステージの2つにわけられ、全10組のアーティストが登場。 完全入場フリーで、会場に集まったオーディエンスらはFM802の各番組を通じての約30万通の応募から選ばれた、7000組 14000人のリスナーたちのみ! 28回目の開催を迎える今年の天気はうだるような暑さの快晴となった。

トップバッターに登場したのはSuchmos! YONCE(Vo)は『Piece of Love! MTWB、よろしくお願いします。今日、6人でこのステージに立てることを幸せに思います』と、地元・茅ヶ崎を歌った「Pacific」からライブスタート。『色んな世代、土地の人が集まるステージに立てることがうれしい。音楽にボーダーがない! それがすごい。今日これから出演する人たち、全ての音楽をボ ーダーレスに楽しんで!』と、「STAY TUNE」を披露。トップバッターとして、最高のグルーヴを送り込んでくれた。

続いて、ハスキーな歌声に合わせた抒情的なナンバーで魅せたのが、GLIM SPANKY。「怒りをくれよ」では感情を音に落とし込む亀本寛貴(Gt)のメロディがぐっと渋みを効かせている。ラスト「大人になったら」では、松尾レミ(Vo&Gt)のブルージーな歌声とほろ苦い詞世界、ラストへ向けて上昇していくギターの音色に感情を大きく揺さぶられてしまう。

3番手に登場したのはMTWB2回目の出演となるSHISHAMOだ。1曲目「君と夏フェス」、爽やかでいてしっかりと作りこまれた宮崎朝子(Gt&Vo)のメロは、タイトルのままに快晴のこの日のスタートダッシュにぴったりとハマる♪ 「夏の恋人」では、松岡彩(Ba)、川美冴貴(Dr)、2人のゆるりとしたリズムが感情を心地よくくすぐる。新曲「BYE BYE」では足元から大きく体を揺さぶるリズムに、初めて聴くであろうオーディエンスもあっという間に彼女たちが作る世界へどっぷりと引き込まれていた。



片平里菜は「女の子は泣かない」からポップなサウンドに芯の強い歌声でオーディエンスの心を軽やかにしてくれる。「Come Back Home」では、情景がしっかりと浮かびあがる言葉の数々についつい一緒になって口ずさんでしまう。その後も余韻をしっかりと残す美しい歌世界を披露し、短い時間ながらも濃厚なステージを届けてくれた。

藤原さくらは1曲目「SPECIAL DAY」からタイトルのままに、特別な1日を祝うような多幸感溢れる楽曲で会場の空気をひとつにまとめていく。華奢な姿からは想像しがたい、スモーキーな歌声は浸透率高くオーディエンスの耳に馴染んでいく。自身がヒロインとして出演したテレビドラマの主題歌でもある「Soup」では、耳馴染みのある楽曲に会場からは歓声が沸き、あっという間に大きな一体感が生まれていく。最後の一音まで密度の濃い音を送り出し、熱い夏日にしっかりと“藤原さくら”カラーを残していった。

イベント後半戦に向けて、盛大なスタートダッシュを切ったのは福耳だ。オフィスオーガスタ所属アーティストによるユニットである彼ら、今回の出演メンバーは杏子、山崎まさよし、岡崎定義(COIL)、あらきゆうこ、元ちとせ、スキマスイッチ、長澤知之、秦基博、さかいゆう、浜端ヨウヘイ、松室政哉と、総勢12名! 1曲目「星のかけらを探しに行こう」から大きな歓声が沸き立つ。 5年ぶりとなる新曲「Swing Swing Sing」では、この日が初披露というプレミア感もさることながら、次々に歌い継がれる名ボーカリストたちの歌声のなんと贅沢なことか…。その後も、ここでしか聴けないアレンジ、各々が存在感のある歌声を持ちながら重なっていくハーモニーに魅せられ、会場からは感嘆の声が漏れ聞こえる。

弱冠17歳、現役女子高校生のR&B/POP シンガー・RIRIは圧巻の歌声でオーディエンスを魅了。グルーヴィーな歌声の「GOLD」、色香さえ感じる迫力ある歌声はまさに“デイーヴァ”そのもの。ラスト「RUSH」、黒人シンガーが歌っているのかと勘違いしそうなほどの、ダイナミックな歌いっぷりに会場からは大きな拍手が沸き立ち、3曲と短いながらもその見事な歌唱に称賛の拍手が長く鳴り響いていた。

小雨が降る中でのライブとなったクリープハイプは、1曲目「HE IS MINE」からストイックに自身の音世界をぶつけていく。ループする言葉は中毒性が高く、聴くたびにハマりこんで抜け出せなくなってしまう。1曲目でずぶりと彼らの音に浸かってしまえば、もうそこからは彼らのお手の物♪ 「憂、燦々」では、『FM802はロックバンドの味方だと思っています。これからもお世話になりたいし、たまにはお世話したいと思います』と、ラジオとロックの深い繋がりを求める言葉を告げると、その後も感情をむき出しにしてごちゃまぜに混ぜ込んだ歌をまっすぐにぶつけ、全6曲を気持ちよく完走していった。

尾崎裕哉は『僕の両親に唄った歌です。みんなそれぞれの大事な人を想ってください』と、1曲目「始まりの街」から、まっすぐで力強い歌声を広い会場の隅々までしっかりと届けていく。初披露の新曲「Glory Days」では、楽曲が持つパワーの大きさか、初披露というのに楽曲が進むにつれその壮大さは驚くほど増していき、もっともっとと彼の歌声を求めたくなる気持ちとは裏腹に、全3曲のステージはあっという間に終わりを迎えてしまった。

MTWBもついに最後のステージへ。2009年以来、5回目の出演となるゆずは1曲目「サヨナラバス」から早々にヒットチューンを放っていく。北川悠仁の『初めてゆずを観る人〜?』の問いかけに、思いのほか多くの手が上げられてしまい、北川は『あれ〜? 20年やってんだけどなぁ。どうも、本物のゆずです!』と苦笑いするシーンも。それでも、会場一体となってライブを楽しもうと、何度も観客に声をかけていく。続いて、「少年」「雨のち晴レルヤ」と新旧織り交ぜた楽曲陣を披露。北川悠仁、岩沢 厚治、2人の歌声は楽曲ごとにいろんな風景を見せ、いろんな感情を抱かせてくれる。その風景はまだまだ新しい世界が作られていくようで、続けて披露されたのは6月に配信されたばかりの新曲「愛こそ」。『20年経っても、新曲を届けたい。初めてでも思い切って前向きに参加してくれたら』という言葉のまま、観客はみな一様に彼らの音に大きく体を揺らして応えていく。

ステージ後半はさらにその一体感がパワーアップ! みんなで一緒に歌って踊りたいと、大勢のダンサーとともに「タッタ」を披露。そして最終曲、『ラスト、残ってる力全部出し切ってくれー! アホー! アホになれるかー! FM802、1998年のヘビー ローテーションに選ばれた、イカしたナンバーをお届けしたいと思います。季節はしっかり夏だぞー!』と北川が叫び、披露されたのは「夏色」! 荒ぶる北川はもっともっととおかわりを求める観客に『お前らーータダだろーー! もう帰んなさいよぉー!』 と突っ込みを入れつつも、『いつもラジオを聴いてくれてありがとう♪』とアホアホパワー&祭り節全開で突き進み、全7曲のステ ージが終了。

もちろん、MTWBのステージはこれで終わりではない! 毎年恒例の出演者&802 DJ’sも登場してのスペシャルセッションだ。片平里菜、藤原さくら、RIRI、福耳、尾崎裕哉、YONCE from Suchmos、そしてゆずが登場。ゆずの名曲「栄光の架け橋」 を歌い繋ぎ、全10組のステージが大団円で幕を閉じた。

このイベントの模様は FM802の特別番組「FM802 MEET THE WORLD BEAT 2017 SPECIAL」として、8月4日(金)18:00〜21:00に放送予定。貴重なライブ音源をお届けするのはもちろん、全出演者の直筆サイン入りTシャツのプレゼントなどもあり! 放送はスマホアプリ「radiko」でも聴くことができるのでぜひチェックしよう!

Text by 黒田奈保子


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