『LIVE MONSTER LIVE』が 2年ぶりに幕張メッセで復活!

2017年7月2日 / 16:00

7月1日(土)@幕張メッセ(DREAMS COME TRUE×WANIMA) (okmusic UP's)

2015年3月まで放送されていた音楽番組「LIVE MONSTER」発信のライブイベント『LIVE MONSTER LIVE』が2年ぶりに復活! 6月25日の大阪USJ公演に続き、7月1日(土)に幕張メッセで同イベントの東京公演が行われた。

巨大な空港を模した舞台セットに、パイロット姿に扮した事務局スタッフが前説で登場し、MCの中村正人を呼び出す。そして、中村の番組及びライブの2年ぶりの復活の謝辞のあと、この日のイベントの開会を宣言、ついに『LIVE MONSTER LIVE』がスタートした!

トップに登場したのはVAMPS。オープニング曲は4月にリリースしたアルバムのタイトル曲でもある「UNDERWORLD」。2曲目には、この日放送されていた日本テレビ「THE MUSIC DAY」の生中継が入り、ステージには炎の特攻も飛び出し、早くも盛り上がりを見せる。「全然関係ない4組が、こうも見事に一緒にいるなんて!」とHYDEが話すようにVAMPSにとって、この日のラインナップはアウェー環境。しかし、1曲目からオーディエンスの大きな声援に「こんなに受け入れてもらえるなんて!」と感慨深げだ。「僕たちを知らない人にはムチャクチャ怖い人だと思われそうですが、実際は優しいんで、よろしくお願いします!」と、この独特な環境の中、真摯に挨拶。後半はK.A.Zの弾く小刻みなギターのカッティングとHYDEの憂いを帯びた官能的なボーカルが絡んだヘヴィかつタフでスペイシィな唯一無二のサウンドで客席を圧倒。これぞロック・スター!とも言うべき圧巻のステージを鮮やかに見せて、濃厚な40分のステージを終えた。

続いてのステージはWANMAの3人。1曲目の「THE MUSIC DAY」の中継が終わると「いつもは20人編成でやってますが、今日は元気のいい2人を連れて3人でやります(笑)」とうそぶき、自分たちを知らないアウェー環境を逆手に取って翻弄。ここでボーカルのKENTAは各々の携帯電話(スマホ)のライト点灯と着席を促す。客電が落とされた真っ暗な会場で、点灯させた携帯を掲げ、最前列から順に立つように指示すると、これが前方から後方へ続く光の大ウェーブとなる。誰もが息を呑む感動的な美しさ。最近のライブ会場の演出によくある「無線コントロール・ペンライト」を、なんと人力で成し遂げてしまったのである。しかも、観客全員参加でだ。これで20,000人のハートを一気につかむと、あとは怒涛のパンク・ナンバーの畳み込みで、会場を見事にひとつにさせる。KENTAは「付いて来てくれてありがとうございます!せっかくみんなに出会えたので、共に歌いたいです!」とラストナンバー「ともに」に突入。ステージを降りる際、キャップをとって深々とお辞儀をして去って行ったのが印象に残る清々しいパフォーマンスだった。

場内にGENERATIONS from EXILE TRIBE登場のアナウンスが流れると、会場からは凄まじいまでの大歓声が飛び交う。「THE MUSIC DAY」に中継された1曲目の「空」は、メンバーの片寄涼太も出演する前日に公開されたばかりの映画『兄に愛されすぎて困ってます』の主題歌であり、しっとりとしたバラードで客席を酔わせた後、「今日は最高に盛りがっていきましょう!」と始まったのはディストーション・ギターが響くハードロック・チューン「太陽も月も」。7人の一糸乱れぬフォーメーションは集まった 20,000人を魅了する。フィジカルとフィジカルがぶつかり合うパフォーマンスを繰り広げながらも、ハイトーンの美しいハーモニーを聴かせるところが彼らの真骨頂だ。「to the STAGE」では、オーディエンスもタオルを廻して参加し客席のボルテージは最高潮に。ラストナンバーでは広いステージ横一線に7人のメンバーが並びダンスと歌を披露。7月5日にリリースされる新アルバムの曲を中心に全8曲を全力疾走した貫禄の35分間だった。

いよいよ『LIVE MONSTER LIVE 2017』も大詰め。トリを飾るのはDREAMS COME TRUE。ステージに中村正人があがり、パフォーマー&バンド・メンバーと共にオープニングナンバー「OPEN SESAME」の演奏がスタート。そこへ「みんな!元気~?」と吉田美和が現れるや、客席から大歓声があがる。なんと!1曲目は「うれしい!たのしい!大好き!」だ。これにはお客さんも大喜び。「ドリのライブはじめての人も、今からワタシのベイビーズになってもらうからね!ついといで!」と勢い良く『大阪LOVER』へ。中盤には「最新曲もやっていい?」と、リリースしたばかりのUSJ「スペース・ファンタジー・ザ・ライド」とのコラボ曲「あなたと同じ空の下」や「KNOCKKNOCK!」を披露。この日の総合MCを務め八面六臂の活躍となった中村正人はVAMPSに対して「私もハロウィン・パーティにいつか出たい」、「(ワ)ニマなのかワニ(マ)なのか発音に迷う」と話し「私の時にはGENERATIONSのような大歓声がなくて反省」とカンセイとハンセイをかけるダジャレで、出演各アーティストを愉快に総括。

終盤にはWANIMAの3人が「スミマセン、ホントに」と恐縮がりながら登場し、ドリと共に名曲「何度でも」をまさかのコラボレーション。ところがWANIMAと吉田の4人でハーモニーを決める最後のパートが、なんと失敗。もう1回やり直す一幕も。これには中村も「何度もリハーサルやったのになぁ」と苦笑い。そして、ラスト・ナンバーは「決戦は金曜日」。吉田の「またチャンスがあったらみんなどこかでね!ドリでした!」と、3時間30分超にも及んだイベントは終了。

最後は再びMC中村正人がステージに上がり、20,000人の観客と共に五本締めで幕を閉じた。この日の模様は、番組としても一夜限りの復活となり「LIVE MONSTER(日本テレビ)」で7月14日(金)24:40に放送される。

photo by 堀田芳香

【セットリスト】

■VAMPS

01.UNDERWORLD

02.CALLING

03.ZERO

04.AHEAD 

05.ANGEL TRIP

06.IN THIS HELL

07.RISE UP

08.DEVIL SIDE

■WANIMA

01.CHARM

02.いいから

03.オドルヨル

04.THANX

05.ともに

■GENERATIONS from EXILE TRIBE

01.空

02.太陽も月も

03.Hard Knock Days

04.Togetherness

05.PIERROT

06.RUN THIS TOWN

07.to the STAGE

08.AGEHA

■DREAMS COME TRUE

00.OPEN SESAME

01.うれしい!たのしい!大好き!

02.大阪LOVER/

03.go for it!

04.あなたのように

05.あなたと同じ空の下

06.KNOCKKNOCK!

07.POISON CENTRAL

08.LOVETIDE

09.何度でも(with WANIMA)

10.決戦は金曜日

MC:中村正人(DREAMS COME TRUE)、桝太一(日本テレビアナウンサー)


音楽ニュースMUSIC NEWS

【Top Japan Hits by Women】椎名林檎「人間として」など計6曲が初登場

J-POP2024年4月27日

 Billboard JAPANとSpotifyによるコラボレーション・プレイリスト「Top Japan Hits by Women」が、4月26日に更新された。  Billboard JAPAN Hot 100からWomen Songsを … 続きを読む

Tani Yuuki、EP『HOMETOWN』初回盤より「運命」ライブ映像公開

J-POP2024年4月27日

  Tani Yuukiが、EP『HOMETOWN』初回盤に収録されるBlu-rayより「運命」のライブ映像を公開した。   5月8日にリリースされる『HOMETOWN』は自身初となるホールツアーを経て制作された「花詩」「がらくた」「笑い話 … 続きを読む

Conton Candy、青春を謳う新曲「アオイハル」MV公開

J-POP2024年4月27日

  Conton Candyが新曲「アオイハル」を配信開始、ミュージックビデオが公開となった。   今作は、「青春=アオイハル」をギターでかき鳴らし謳うニューシングルとなっており、Vo./Gt.紬衣は「大人になるにつれて少しずつのしかかるも … 続きを読む

【氣志團万博2024】11月に幕張メッセにて2DAYS開催決定

J-POP2024年4月27日

  【氣志團万博2024】が、幕張メッセで11月9日・10日の2DAYS開催となることが決定した。   2012年にフェスとして初開催し、例年9月に千葉県・袖ケ浦海浜公園で開催されてきた【氣志團万博】。今年は日程と会場を移して11月に千葉県 … 続きを読む

<インタビュー>シーア×パリス・ヒルトンが語る、コラボ曲「Fame Won't Love You」と名声よりも大切なもの

洋楽2024年4月27日

 パリス・ヒルトンとシーアほど名声について語れる権威者はほぼいないだろう。両者とも、長年にわたって世界的な知名度を誇ってきた。 シーアはその音楽、ソングライティング、そして唯一無二の歌声で、ヒルトンは2000年代半ばのパーティー・ガールとし … 続きを読む

Willfriends

page top