my letterの新作『僕のミュージックマシーン』、cinema staff辻友貴は「何度も聴きたい一枚」

2017年4月6日 / 16:46

 2007年に京都で結成された3人組バンド、my letterが、通算2枚目となるニュー・アルバム『僕のミュージックマシーン』を4月5日にリリースした。

 2014年12月、1stアルバム『my letter』をリリースし、そのアート・パンクとも評される音楽が大きく支持を集めたmy letter。それから3年、ドラマーの脱退、さらにメンバー全員の京都からの移住という難局を乗り越え、2ndアルバム『僕のミュージックマシーン』をリリースした。

 本作について「何度も聴きたい一枚」と評したcinema staffの辻友貴に加え、オワリカラのタカハシヒョウリ、CARDの中野博教、FLAKE RECORDSのDAWAなど、関係者からのコメントも多数届いている。

 なお、アルバム・リード曲となる「エスケープ」のミュージック・ビデオが現在公開中。監督を務めたのは、mouse on the keys、KONCOS、nine days wonder、BALLOONS、ATATA、ホテルニュートーキョーなどを手掛けてきた土屋恭平氏。また、5月14日には名古屋 spazio ritaにてリリース記念ライブも開催される。

<辻友貴(cinema staff) – コメント>
my letterの新作、決して派手ではなくともさりげない感じで細かい一音一音への拘りがみえるというか、特徴あるキヌガサさんの高音ヴォイスとも合うバンドアンサンブル。何度も聴きたい一枚。

<タカハシヒョウリ(オワリカラ) – コメント>
東京、新宿駅には「わたしの志集売り」という有名な女性がいる。いつから現れたのか新宿駅の一角に立ちながら「わたしの志集」という詩集を売っている。話しかけても、ほとんど何も応えてはくれない。わかっているのは、何代にも入れ替わりながら「そこ」に立っているということと、その詩も彼女たち自身が書いたものではないらしいということ。そして、その「志集」だけ。時として、こうして街の一角にポッと咲いた言葉や芸術がたしかにある。謎に包まれて、慎ましやかに、儚く、歌われる歌がある。それは、静かに、霧のように、透明に届くコミュニケーション。京都には「わたしの手紙売り」がいる。

<中野博教(CARD) – コメント>
my letter待望の2ndアルバム。
音数が増えて、今までよりカラフルな印象を受けました。
特にギターの音が綺麗だったり、ガチャガチャしてたりと多彩でカッコいい!

曲順は新しい街から始まって、ラストはやっぱり地元京都って事でしょうか。
my letterメンバーの現状と重なりますね。
あんま知らんけど笑
M.5の『透明になろう』が好みです。

<DAWA(FLAKE RECORDS) – コメント>
鳴っている音、鳴らされている楽器、振動する空気、歌われる言葉、語感、メロディ。
そんな全てがよりナチュラルに、よりねじれつつ有機的に溶け合った、
日本産のインディロック、ギターロックの最高峰へ

<中塚 聡(Hello Hawk) – コメント>
クールな雰囲気なのに、中身は熱くて。ひねくれてるようで、人懐っこい。
稀有な存在感なmy letterの2ndアルバムは、フロム京都toエブリウェアな大傑作です。

<モグラ(京都livehouse nano/ボロフェスタ) – コメント>
いいなあ
何がいいかって、my letterがmy letterでしかない頑固さ。
パンクバンドはこうじゃなきゃな!

<山口将司(bed) – コメント>
夢を見ることや追いかけること、好きなことを続けていく為には、相応の代償を払わなければならない、という考え方がある。いつまでも無邪気なままで、青春のままではいられない…歳を重ねれば嫌でもそんな考えが湧き上がってきてしまうものだ。
例えばバンドなんてのはとても脆く儚いもので、構成する皆がそれぞれ少しずつ代償を支払うことでこそ、成り立ちうるものなのかもしれない。

 “あきらめていこう たとえば夢とか-”

my letterは2ndアルバムで明らかにその脆さ、儚さを自覚し、その上で前に進もうとしてる。
変化を恐れず紡ぎあげた自分達だけの音。それに彼らは『僕のミュージックマシーン』と名付けたのだ。
距離や時間をもし代償と呼ぶのなら、my letterはそれを強みに変えて、バンドとしてここに立っている。一層柔らかで豊かになった音の煌めきの中で歌うキヌガサ君の声は時に力強く、時に消え入りそうに揺らぎ、でも一点だけを見据えているような確信も携えている。
個と個のぶつかり合いから、集合体で生み出す大きさへ。
バンドとはこうやってまた、強くなっていくのだ。」

◎リリース情報
2nd Album『僕のミュージックマシーン』
2017年4月5日(水)RELEASE
SONIC-018 / 2,300円(tax out)
<トラックリスト>
01. ニュータウン・パラダイス
02. エスケープ
03. 僕のミュージックマシーン
04. アンサー
05. 透明になろう
06. なにかしたい
07. 明日になれば 
08. ブルーバード
09. 灰
10. AWK
11. スイート・ホーム・キョート
※ハイレゾ・ファイル(24bit/48kHz)のDLコード封入

◎my letter – エスケープ / Escape
https://youtu.be/5B7L9haUEhg

◎公演情報
【night after night vol.12】
4/29(土)東京・下北沢 THREE
出演:my letter / 余命百年 / キイチビール&ザ・ホーリーティッツ / The Whoops / THE FOREVERS

◎公演情報
【my letter 2nd album 「僕のミュージックマシーン」release tour in 名古屋】
5/14(日)愛知・名古屋 spazio rita
出演:my letter / CARD / ログメン / eito


音楽ニュースMUSIC NEWS

Eve × Deu(PEOPLE 1)コラボ曲MV、アニメ『チェンソーマン』のMAPPAが制作

J-POP2024年5月3日

 Eve × Deu(PEOPLE 1)による初コラボレーション楽曲「フラットウッズのモンスターみたいに」が配信リリースとなり、ミュージックビデオが公開された。  EveとDeuのコラボは、2022年に放送されたTVアニメ『チェンソーマン』 … 続きを読む

NIKO NIKO TAN TAN、8月にメジャー1stアルバム『新喜劇』発売へ「新喜劇の開幕を楽しみにお待ちください」

J-POP2024年5月3日

 大阪・梅田Shangri-Laにてego apartmentとのツーマンライブを行ったNIKO NIKO TAN TANが、8月7日にメジャー1stアルバム『新喜劇』をリリースすることを発表した。  ジャンルを超越した音楽×映像×アートを … 続きを読む

<ライブレポート>BAND-MAID、インキュバスの来日公演で新曲「Bestie」を共作者・マイクと共に初披露 SAIKIプロデュースの衣装を纏ったMVも公開

J-POP2024年5月3日

 BAND-MAIDが、2024年5月1日に開催されたインキュバスの東京・東京ガーデンシアター公演にスペシャル・ゲストとして出演。新曲「Bestie」を初披露し、公演後には「Bestie」のミュージック・ビデオを公開した。  BAND-MA … 続きを読む

常田大希率いるMILLENNIUM PARADE、欧米レーベルと契約を発表 第1弾楽曲配信も

J-POP2024年5月3日

 常田大希を中心にさまざまな分野を横断するmillennium paradeが、MILLENNIUM PARADEに改名し、5月10日にシングル「GOLDENWEEK」をリリースする。  MILLENNIUM PARADEは、トラヴィス・ス … 続きを読む

ExWHYZ、5曲入りEP『Sweet & Sour』リリース決定

J-POP2024年5月3日

  ExWHYZが、7月31日にニューEP『Sweet & Sour』をリリースする事を発表した。   同EPは全5曲の新曲を収録予定で、EPとしては2023年10月にリリースされた『HOW HIGH?』に続く2作目となる。   初 … 続きを読む

Willfriends

page top