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今年、番組スタートから20周年を迎える日本テレビ系の人気バラエティー「ザ!鉄腕!DASH!!」。畑や海岸を切り開いたり、無人島を丸ごと開拓したり、物作りに一から挑戦したりと、TOKIOが体を張ってありとあらゆる企画に挑むこの番組の裏話を、陰で支えるスタッフの方々に聞きました。今回は、捨てられてしまう、いらなくなってしまった食材をTOKIOが集めて、おいしい料理に変身させるという「DASH0円食堂」の裏話です。
File2 ディレクター 中澤 洋貴さん
(番組スタッフ歴16年。「DASH0円食堂」にはコーナーが始まったころから携わり、メンバーが食材を求めていろいろな場所をめぐる様子をそばで撮影。食材を頂いてよいかどうか「セーフです」「アウトです」とジャッジする役割も担当)
アポなしで行動するこの企画は、人間の五感がとても大事だと思うんですけど、国分さんはそれがとても優れている方です。僕らスタッフが絶対にダメだと思っていても「なんか匂いがするね」って言って、誰も見ていなかったものを見つけ出したりします。とても視野が広いと思います。あと人を瞬間的に取り込むというか、いい意味で自分の味方にするのが上手ですね。
まず一つは、本当に台本もないしアポもないので、ドキドキ感が満載ってことですね! TOKIOの皆さんもスタッフも、常に緊張してロケに臨んでいます。
二つ目は人との出会い。せっかく道の駅でヒントを得て港や加工場に行っても誰もいないことが多々あります。でも出会えたときはうれしいですし、人々が日々を暮らす瞬間に立ち会えるのは非常に貴重な経験だと思います。
三つ目は集めた食材だけで料理を作る、言い方を変えると集めた食材だけで料理を作らなければいけないというハラハラ感。そしてその料理を、食材を頂いた方に食べていただくという達成感。もしかしたら食べたくない方もいるかもしれませんが(笑)、そういうドキドキハラハラや素晴らしい出会い、そして撮影後に感じる温かい達成感が最大の魅力ですかね。
山口達也さんの“現場力”でしょうか。スタッフや素人が何回やっても到底できなそうなことを実現してしまうポテンシャルの高さ。足も速いし、大工仕事、畑、海、山といったどんなフィールドでも、ものの見事に、何でも自分のものにしてしまう。特に今までで一番驚かされたのは、習得するまでに何年もかかるといわれていた高知県の伝統漁「突きん棒漁」の技をわずか数時間でマスターして、カマスサワラをひと突きで仕留めたときです! 漁師さんや僕らはア然としてましたが、達也さん本人だけは自分がしたことのすごさに気付いていませんでしたね(笑)。
雑誌「月刊TVfan」ではTOKIOメンバーが出演番組のエピソードを語る「TOKIOのお仕事」を連載中。6月24日から全国順次発売の8月号では「DASH0円食堂」の模様などを城島茂さん&国分さんが語っています。