AI 被災地の中学校でサプライズ、生徒のピアノ伴奏で「Story」歌唱

　現在展開中の“AIサミット”をはじめ、以前より継続して震災の被災地支援活動を行っているAIが、福島県双葉郡大熊町立大熊中学校の卒業式でサプライズライブを実施した。

　今回のライブは、原発事故によって避難生活を余儀なくされた大熊中学校の生徒会長 池田くんから寄せられた一通の手紙がきっかけとなって実現。手紙には、原発事故で味わった悔しさ、郷土への思い、苦難を乗り越えてきた仲間たちと卒業式に最高の思い出を残したいという願いなどが書かれており、その熱いメッセージに心打たれたAIはシークレットライブの開催を決意した。

　当日、何も知らされていない生徒の前に現れた彼女は、大喜びの卒業生に向けて「みなさんおめでとうございます！」「みんなが楽しんでくれるようにと曲を考えてきたのでよろしく」と、大ヒット曲「ハピネス」やTBS系金曜ドラマ『夜行観覧車』主題歌「VOICE」などを歌唱。さらに、手紙をくれた池田くんによるピアノの伴奏で代表曲「Story」も披露し、歌で卒業生へエールをおくった。

　ライブ終了後「また福島に来た時には一緒になにかやりたいね」と語っていたAIだが、3月22日にはドラマ『夜行観覧車』の最終回へ自身初のエキストラとして出演することが明らかに。本人たっての希望で、ドラマプロデューサーから用意された役どころは、主演の鈴木京香演じる遠藤真弓を呼びに来るスーパーマーケットの同僚 うえむら役。一言だけの台詞にも関わらず本人は「鹿児島弁のイントネーションが出てしまうのでは…」とリハーサルから緊張していたようだ。