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avexよりメジャーデビューシングル『PPCC』をリリースし、自身初のオリコンデイリーランキングTOP10入りを果たしたBiS。8月19日【SUMMER SONIC 2012】へ初出演を果たし、アイドルとして前代未聞のアクトを繰り広げた。
<ダイノジのパフォーマンス中にステージ乱入>
アイドルの出演も多かった今年のサマソニだが、BiSは幕張メッセ内SIDE-SHOW MESSEに登場。出番直前までメタルアイドルユニット BABYMETALのアクトを客席で楽しんでいたと思えば、ダイノジのパフォーマンス中にステージへ乱入し、大谷ノブ彦がDJとして流していた「survival dAnce ~no no cry more~」(BiSバージョン)で大はしゃぎ。そんな突然の出来事に状況把握できない観客もいる中、5人はBABYMETALに負けじと重厚かつエモーショナルなナンバー「IDOL」からライブをスタートする。
<後藤まりこ(ex.ミドリ)彷彿させるよじ登り>
幕張メッセにアイドルらしからぬ咆哮を響かせ、ステージへと這い上がらんばかりのファンと共に周囲へ異様なムードを蔓延させていく彼女たち。しかし、それはただの序章に過ぎなかった。2曲目に代表的なキラーチューン「nerve」を披露すると、いつものようにファンと愉快に激しく踊り始めたのだが……
自身いわく“攻撃的な髪型”でサマソニに臨んだわっきー(ピュア担当)は、前日が二十歳の誕生日だったこともあってか、いつにも増して尋常じゃないテンションでステージ脇のイントレ(鉄製パイプによる組み立て式足場)によじ登り、猿のように大暴れ。これに負けじとゆっふぃー(優等生担当)も自分のキャラクターを忘れ、逆サイドのイントレをよじ登り、わっきーがもう一段上へと登り出せば自分も……といった具合で、観客の度肝を抜いていく。ロックバンドであれば、後藤まりこ(ex.ミドリ)をはじめ、こうした衝動的でデンジャラスな行動に出る者も存在するが、アイドルが起こしたアクションとしては前代未聞。終演後、当然のことながら賛否両論を生んでいる。
<距離が遠くなった“時代の寵児”に何思う>
そんなパンクバンド顔負けのステージを終えた彼女たちは、RAINBOW STAGEで行われたももいろクローバーZのアクトを鑑賞。昨年の夏、卒業したメンバー含めまだ3人だった頃に“奇襲(http://bit.ly/OxM9bN)”をかけ、何とかお近づきになろうとした過去を持つBiSだが、この日は当時より距離が遠くなった“時代の寵児”をただただ真っ直ぐに見つめた。スクール水着風衣装で超満員の観客を夢中にさせるももクロは、果たして彼女たちの目にどんな風に映っていたのだろうか。
なお、BiSは10月21日 赤坂BLITZにてワンマンライブ【IDOL is DEAD Repetition】を開催。夢の日本武道館へ辿り着く為にも、負けられない勝負に挑む。
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