三浦春馬「役者人生の財産になった」 『真夜中の五分前』の上海ロケを振り返る

2014年12月20日 / 20:32

 早稲田大学で700人の学生を前にトークショーを行った行定勲監督(左)と三浦春馬

 日中共同製作映画『真夜中の五分前』の特別上映イベントが20日、都内の早稲田大学、大隈講堂で行われ、主演した三浦春馬と行定勲監督が登壇した。

 本作は、双子の女性を愛した二人の男を描いた切なくも美しい愛のミステリー。

 今回、中国のプロデューサーと組んだ行定監督は、時事問題、製作体制の違いなどに触れつつ「このプロジェクトは危険、という周りの声は確かにあった。でも彼らは『やりましょう』『(問題を)乗り越えましょう』と言ってくれた。たかが映画。そんなこともできないようであれば駄目だと僕も思った」と製作に当たり、強い決意があったことを明かした。

 一方、三浦は、上海ロケを敢行した本作で全編中国語による演技に挑戦した。「現場における全てが初めての体験。言葉の通じないスタッフやキャストさんとは、僕の拙い中国語とジェスチャー、時たま本当にみっともない(僕の)英語を使ってコミュニケーションを取った」と苦笑交じりに撮影を振り返った。

 また、出演を決めた理由を「常に自分が踏み入れたことのないフィールドを目指したかったから」と話した三浦は、その結果「百聞は一見にしかずだった。努力をして関わることで新しい景色が確実に見えたし、そこで新しく生まれる思考もあった。この作品に関わっていなければ、この思考が生まれてくるのも5年、10年後だったかもしれない。この経験が今後の自分の役者人生の財産になった」と述べた。

 映画は12月27日から全国ロードショー。


関連ニュースRELATED NEWS

芸能ニュースNEWS

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「舞台っぽいドラマだけど慣れてくるとどハマりする」「小さな声でしかせりふが読めないトニー(市原隼人)に持っていかれた」

ドラマ2025年10月16日

 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第3話が、15日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の … 続きを読む

「スクープのたまご」週刊誌の記者“日向子”の奮闘に「胸が打たれた」 「大きな事件の真相を暴く話になりそうで楽しみ」

ドラマ2025年10月15日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第2話が、14日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新 … 続きを読む

長尾謙杜&山田杏奈、ティーンのお悩みに胸キュン 『恋に至る病』公開直前!ティーン限定お悩み相談会

映画2025年10月15日

 長尾謙杜(なにわ男子)と山田杏奈が10月14日、都内で行われた映画『恋に至る病』公開直前イベントに出席し、ティーン限定のお悩み相談会を実施した。  本作は、TikTokで200万回再生を超える大反響を呼んだ作家・斜線堂有紀による衝撃の恋愛 … 続きを読む

「娘の命」“レイコ”齊藤京子の斬新な復讐劇に反響 「突然の“タイタニックごっこ”は元気が出た」

ドラマ2025年10月15日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第2話が、14日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いや … 続きを読む

「じゃあ、あんたが作ってみろよ」“勝男”竹内涼真の演技に爆笑 「肌着姿&顆粒だしが最高」「憎めなくてかわいい」

ドラマ2025年10月15日

 夏帆と竹内涼真がW主演するドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系)の第2話が、14日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、“恋人ファースト”ゆえに自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、“料理は女が作って当た … 続きを読む

Willfriends

page top