太田光、談志と過ごした時間は「夢みたい」　志の輔「弟子を全部集めても談志一人に満たない」

　立川談志「お別れの会」に駆け付けた爆笑問題の田中裕二（左）と太田光　(c)KYODONEWS

　11月21日に亡くなった落語家・立川談志「お別れの会」が21日、東京都内で行われ、落語家の三遊亭圓楽、立川志の輔、お笑いコンビ・爆笑問題の田中裕二と太田光が取材に応じた。

　圓楽は「僕に２人父親がいるとすれば、うちの師匠と談志師匠。“お前に俺の落語の財産を半分だけやる”って言ってくれた。全部じゃないのがケチだね」と涙ながらに話した。

　談志さんの直弟子の志の輔は「弟子を全部集めても全然、談志一人に満たない。一人一人が少しずつ違うものを受け継いでいるから、これからを見ていてほしい」と語った。

　生前に談志さんから“俺の隠し子”とまで言われかわいがられていた太田は「芸に関しては理解できないぐらいレベルが高過ぎて、僕は何もできなかった気がする。もともと雲の上の人だったから、今まで一緒にいたことの方が夢のようだった」と話した。相方の田中は「怖くて何度会っても慣れなかったけど、今思い出すとすごく優しくて、笑顔の思い出ばかりだった」と故人の意外な一面を明かした。