中村勘三郎と桑田佳祐が交わした手紙とは… “不肖の同級生”から“誇れる同級生”へ

2011年8月29日 / 14:59

 来春まで上演される“平成中村座”ロングラン公演の開幕を飾る「十一月大歌舞伎」に出演する中村勘三郎(左)と片岡仁左衛門 (c)KYODONEWS

 「平成中村座」の製作発表会見が29日、都内で行われ、歌舞伎役者の片岡仁左衛門と中村勘三郎が出席した。

 昨年12月から療養していた勘三郎は、久々の会見に「緊張している」と照れ笑いしながら、2011年11月から来年5月まで、浅草で「平成中村座のロングラン公演が決定」したことを発表した。幕開けの「十一月大歌舞伎」には、三年ぶりとなる片岡仁左衛門が出演する。

 入院中の心境について勘三郎は「3月11日の震災は大きかった。元気だったら一番に駆け付けたいのに、何も出来ないもどかしさがあった。間寛平さんのアースマラソンや桑田佳祐さんからの手紙、なでしこJAPANには元気をもらった」と語った。

 桑田桂祐からの手紙について聞かれると、「桑田さんとは同じ年で大ファンなんだけど、お目にかかったことはない。手紙には僕のファンだって書いてあって、最後に“不肖の同級生より”とあった。僕は“誇れる同級生へ”って返事を書きました」と、それぞれの道でトップを走る者同士の固い絆を明かした。


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