闘病中の原田芳雄が、舞台あいさつに登壇 石橋蓮司が、メッセージを代読

2011年7月11日 / 21:05

 前列左から、小野武彦、石橋蓮司、原田芳雄、大楠道代。後列左から、瑛太、でんでん、松たか子、佐藤浩市 (c)KYODONEWS

 映画「大鹿村騒動記」のプレミア試写会が11日、都内で行われ、大楠道代、佐藤浩市、松たか子、瑛太、石橋蓮司、小倉一郎、でんでん、小野武彦、冨浦智嗣、加藤虎ノ介、阪本順治監督が舞台あいさつに登壇した。

 本作は、長野県大鹿村を舞台に、伝統の村歌舞伎を題材にした群像喜劇。

 佐藤は、「ベテランが多いというよりも、年寄りが多い映画。久し振りに撮影現場で先輩たちにあいさつをすることが多かったのでフレッシュな気持ちになれた」と現場の雰囲気の良さを語った。

 舞台あいさつの終盤、娘が押す車いすに乗って主演の原田芳雄が登場した。

 闘病中の原田に代わって石橋が、「今日は来てくれてありがとう。どうぞ、ごゆっくりご覧ください」というメッセージを読み上げた。

 場内の歓声に感極まった原田は、手にしたタオルで何度も涙をぬぐいながら観客に向ってお辞儀を繰り返した。退場時は、監督、キャストが交代で原田の車いすを押しながら降壇した。

 映画「大鹿村騒動記」は7月16日から全国ロードショー。


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