台湾でブレーク中の田中千絵がイベントに登場　「日本は私のふるさと、台湾は第二の故郷」

　バナナについて「チョコバナナクレープが好きでよく食べていた」と学生時代の思い出を語った田中千絵　(c)KYODONEWS

　「台湾　高雄市・雲林県・嘉義県・台南市各政府　東日本大震災被災地支援」出発セレモニーが５日、東京都内で行われ、女優の田中千絵が登場した。今プロジェクトは、台湾の４都市がバナナ、パパイヤ、ライチーなどの主要農産物を被災地へ贈るというもの。同４都市は、2009年に発生した台風による水害で日本から支援を受けており、そのときのお礼と東日本大震災の復興を願って行うという。

　台湾で活躍する東京出身の田中は、「日本は私のふるさと。今、仕事と生活をしている台湾は第二の故郷。このような意義のあるイベントに出席させていただけることに感謝しています」とあいさつ。「台湾からは、（震災に際して）最大の支援を頂きました。以前、台湾のテレビでも義捐金を集め、13億台湾ドルを皆さんから支援していただきました」と感謝を述べた。

　さらに「台湾で生活してから５、６年」という田中は、「人情ある、親しみのある風土と、現代化されている街で、まるで日本で生活しているかのよう」と台湾での生活を語った。

　また、2008年に台湾のアカデミー賞といわれる金馬奨で６部門を受賞した映画「海角七号　君想う、国境の南」に主演したことについて「映画は、台湾南部で撮影しました。真面目で素朴で、純真な性格を（その土地の人たちに）感じました。相手が困っていればまず手を差し伸べる。自分が困っていたら助けてくれる。まさに日本と台湾の関係だと思います」と、今回支援を表明した４都市の印象を語った。