小林薫がフェルメール作品を音声解説 「対象を見るまなざしに引かれてしまう」

2012年2月6日 / 16:11

 「絵を描く人のものの見方は面白い」と話した小林薫 (c)KYODONEWS

 俳優の小林薫が6日、東京都中央区のフェルメール・センター銀座で開催中の「フェルメール 光の王国展」でアートディレクターの長友啓典らとトークセッションを行った。

 17世紀のオランダを代表する画家・フェルメールの現存する全作品を最新のデジタルマスタリング技術によって原寸大で再現。フェルメールが描いた当時の色調とテクスチャーを推測し、所蔵美術館と同じ額装を模して展示している。

 同展で、宮沢りえと共に作品音声ガイドのナレーションを務めた小林は「絵を描く人のものの見方は、僕らと全然違う。見ることへの執念を感じる」そうで「絵描きの、対象を見るまなざしに引かれてしまう」と熱く語った。

 またフェルメールの魅力については、「一見ドラマがないように見えて、実はドラマが隠されている」と持論を展開した。

 同展は7月22日まで開催。


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