小池栄子、都知事選出馬の“もしも話”　「百合子さんみたいに立候補していたかも」

　司会の小池栄子（左）と村上龍氏

　テレビ東京「日経スペシャル　カンブリア宮殿」の１０周年＆５００回記念会見が１６日、東京都内で行われ、番組の司会を務める作家の村上龍氏と小池栄子が出席した。

　企業のトップを中心としたゲストを招き、“作家・村上龍”の視点を通して見えてくる企業などの本質に迫る番組は、今年４月に１０周年を迎え、８月４日の放送で５００回目となる。

　小池と共に、延べ５００人以上のゲストの話を聞いてきた村上氏は「これだけ努力しないと経済的な成功は難しいのかという驚きを共通して感じます」と振り返った。

　過去には、企業経営者以外にスポーツ選手や政治家も出演した。官房長官時代の安倍晋三首相も２００６年にゲストとして登場している。「特に政治家がゲストの回は緊張した」という小池に対し、村上氏がすかさず「小沢一郎さんでしょう」と突っ込むと、小池は「結構気に入ってくださって、ご飯に行こうと言ってくれたのですが丁重にお断りしました」と苦笑交じりに明かした。

　さらに「あの時ご飯を食べていたら今ごろ（都知事選に）立候補していたかもしれないな。（小池）百合子さんみたいに」とサービストークも披露したが、「いろいろな職種の成功者の方にお話を聞くと、どの業界にいても信念を持ってこつこつやってきた人が成功している。教えていただいたことを胸に、私もこの世界で活躍していけたらと思います」とさらなる飛躍を誓った。

　小池は、今後、番組でのロケ取材や視聴者と交流するフォーラムの開催などに興味を示したが、村上氏は「移動が嫌いになったのでスタジオで済ませたい。ロケは大嫌い」と返して顔をしかめた。

　だが「これまでも、やれと言われたらぶつぶつ文句は言うけどちゃんと行くんです。進んで行かないだけ」と明かし、小池は「私だけが知っている、龍さんのこういうチャーミングな部分が出る１０分ぐらいのトーク番組をやりたい」と語って笑わせた。