来年1月11日 SHIBUYA CLUB QUATTROで開催するインディーズラストライブのチケットを見事完売し、活動休止を回避したLUI◇FRONTiC◆松隈JAPAN。そのフロントマンであるプールイ表紙の写真集『ギミ！ギミ！ギミ！ダーリン！』がリリースされる。
ミュージックシーンを中心に活動するフォトグラファー Jumpei Yamada撮影による今作は、カバーデザインを小田島等が担当し、白波多カミン、イシバシリサ（ゆゆん/ex.アイマイミー）、ヨシヤマモエ（ぽわん/ex.ひらくドア）、森田夏音（the coopeez）、まりな（ゆゆん/ex.日本マドンナ）等“音楽活動をしている女の子”が参加。普段華やかな、手の届かないステージでしか見ることのできない彼女たちの日常/非日常をクローズアップし、新たな一面を切り取っている。その表紙を7月8日に解散したアイドルグループ BiSのリーダーを務め、現在はロックバンド LUI◇FRONTiC◆松隈JAPANのボーカリストとして活動するプールイが担当。これに伴い、彼女が同写真集についてJumpei Yamadaと語ってくれた。
◎プールイ＆Jumpei Yamadaインタビュー
－－今回の写真集への参加が決まったときはどんな気持ちに？
プールイ：表紙とかそういうのは好きなんで、「表紙だよ」って言われてテンション上がりました。『IDOL AND READ』に続き表紙2回目（http://bit.ly/1gV6QeJ）。表紙好き。バンバン表紙取りにいきたい。次はレモン持ってますよ。
－－海辺での撮影はいかがでしたか？
プールイ：楽しかった！ ガラス細工作りがちな江ノ島でピアス買ったり、おみくじ引いたり、たこせんべい食べたり……あ、たこせんべいは出来立てじゃないほうが美味しいです。あと、のら猫追いかけたり、江ノ島丼とお刺身と焼きとうもろこしとイカ焼き食べたり、葉山でギター持って遊んだり、海に石投げて遊んだり、テラスハウス見つけたり、夕暮れの七里ガ浜を眺めたり、幸せな時間を過ごせました。普通に遊んでたんで「大丈夫かな？」と思いました（笑）。
－－どんな写真集になったらいいなと思いますか？
プールイ：みんなが「プールイ、可愛いな」って思ってくれたらいいですね。BiS時代は変な写真ばっかり撮ってたんで、普通の人が観ても安心して観れるような、「オシャレだな」って思ってもらえるような作品になったらいいなと思います。それで「プーちゃん、良いじゃん」ってサブカル界隈からたくさんお仕事もらえたらいいですね。
－－カメラマンのJumpei Yamada氏はどんな人でした？
プールイ：Jumpei Yamada氏、優しかった。
Jumpei Yamada：思い通りに撮れましたよ。
－－可愛く撮れましたか？
Jumpei Yamada：そうですね。
プールイ：私はギリギリのラインを生きている人なんですよ。「可愛くもないけど、ブスではないよね」みたいな（笑）。「好きになったら可愛く見えるかな？」ぐらいの、一応バンドのボーカルに向いてるラインで生きてるんで。アイドルには不向きですけど。私、今、半々で保ってるんですよ。好きな人は「可愛い」って言ってくれて、アンチは「ブス。すげぇブス」って言ってくる。この「ブス」側が増えて均衡崩れると困っちゃうんですよ。日本人すぐ流されるから、みんなが「ブス」って言って来るようにる、。なんで、可愛く撮ってくれたなら嬉しいです。
Jumpei Yamada：今回の写真で「ブス」って言ってくる人は誰一人いない。
プールイ：おー！ よかった、よかった。
－－Jumpei Yamada氏的にはどんな一冊になればいいと思ってます？
Jumpei Yamada：僕はただ単に綺麗なモデルを呼んで作ることには興味がなくて、良い意味で普通の娘。で、音楽をやっている娘。で、その娘たちの写真を観て本人たちの活動を見たくなるようなものになればいいかなと思っています。ただの写真集で終わらず、そういう風に伝えていけたらとも思います。
－－では、最後にプールイさん。読者の皆さんにメッセージを。
プールイ：俺のこと「ブス」って言うなよ！
一同：（笑）
プールイ：「プールイは可愛い」ってつぶやいてくださーい。Jumpei Yamada氏の為にも。あ、知らない体（てい）で書いてもらえるといいですね。「あの写真集の表紙の娘、可愛い。プールイっていうんだ～」って私のことを知っている人たちから始めてくれると、とても有り難いです（笑）。
取材＆テキスト：平賀哲雄
◎写真集『ギミ！ギミ！ギミ！ダーリン！』
2015/01/11 RELEASE（予定）
A4/全ページフルカラー 2,000円（税別）