約1年ぶりにリリースしたシングル『東京VICTORY』が堂々1位を記録し、文字通り“進撃のサザン！”っぷりを大いに発揮しているサザンオールスターズ。2015年1月にスタートとなるTBS日曜劇場『流星ワゴン』の主題歌を担当することになった。
このドラマは発行部数100万部を突破している、直木賞作家 重松清のベストセラー小説の映像化であり、西島秀俊と香川照之が父子の役を演じるということで、すでに大きな話題を集めている。また、プロデューサー・伊與田英徳、監督・福澤克雄といった『半沢直樹』『LEADERS』『ルーズヴェルト・ゲーム』を制作しているチームによる作品ということで、多くのドラマファンからも大いに期待が寄せられている。そんな『流星ワゴン』の主題歌に決定したのが、サザンオールスターズの最新曲「イヤな事だらけの世の中で」。サザンと100万部突破の重松清原作にTBSドラマチームが加わり、メガヒットメーカーが奏でる“超ビッグコラボ”が実現した形だ。
気になる新曲「イヤな事だらけの世の中で」は、ミディアムテンポのせつないバラード。歌謡曲の匂いも漂わせながら、タイトル通り日々の生活に疲れた者たちの悲哀を歌い、聴く者の心にしみわたる情緒あふれる曲だ。リストラ寸前、妻からは離婚、子供は引きこもりというサラリーマンが主人公であるドラマを大いに盛り上げるだろう。
なお、同曲は、現在鋭意制作中のサザンオールスターズ10年ぶりの新アルバムに収録されることが決まっている。6月に“年内Newアルバム完成”という発表があったものの、現在サザンオールスターズは年越しライブのリハーサルに入っており、アルバムの詳細は未だ明らかになっていない。当面は、この「イヤな事だらけの世の中で」を聴いて、アルバムの完成と発売の発表を心待ちにしてほしい。
◎主題歌決定に至る経緯
重松清氏の原作「流星ワゴン」（講談社文庫刊）に、実際にサザンオールスターズが実名で登場していて、主人公の一雄(西島秀俊)のキャラクターを表現するのにとても重要になっております。今回の映像化にあたり、ドラマ制作陣は原作が持つ魅力を最大限に引き出し、更に、2015年の幕開けの日曜劇場「流星ワゴン」の世界観を牽引できるアーティストはサザンオールスターズしかいないと思い、書き下ろしのオリジナル曲を熱望。新曲の主題歌決定へと至りました。
◎伊與田Pコメント
憧れのサザンオールスターズさんに主題歌を書き下ろしていただけるなんて夢のようです。
この日曜劇場「流星ワゴン」は、原作を読んで感動した世界観を映像化したいと思ったのが始まりです。そして、原作にはサザンオールスターズさんの楽曲が登場して主人公・一雄の心情が表現されています。
正直難しいのではと思いつつ、清水の舞台から飛び降りるような気持ちでオファーしたら、素晴らしい楽曲を書き下ろしていただけることになりました。初めて聞いたときには鳥肌が立ちました。最高の主題歌に負けないように、素晴らしい映像をお届け出来るようにキャスト・スタッフ一丸となって撮影に臨んでいきたいと思います。