【スペシャ列伝】123回目、100巻記念セミファイナルはBAWDIES、SiM、SHISHAMOがオーディエンスと狂喜乱舞

2014年11月27日 / 20:00

 スペースシャワーTVのライブイベント【スペースシャワー列伝100巻記念公演 ~第123巻 縁深力の宴~】が11月26日(水)に開催。THE BAWDIES、SiM、SHISHAMOら、スペースシャワーTVと縁の深い3組が東京・新宿LOFTで熱演を繰り広げた。

 【スペースシャワー列伝100巻記念公演】セミファイナルのトップバッターとして登場したのは、現在、最新ミニアルバム『i AGAINST i』を引っ提げての全国ツアー真っ最中であるSiMだ。ナレーションでバンド名をコールされた瞬間、客席前方へとオーディエンスがなだれ込み、スタートを告げたのは「KiLLiNG ME」。無論、初っ端から体をぶつけ合いながらサウンドに心酔するオーディエンスたちによりフロアは前方は危険領域と化していく。さらにMAH (Vo)の圧倒的求心力に導かれるようにモッシュ、ダイブが繰り広げられ、熱狂に拍車を掛けるかのように「目を覚ませLOFT!!」と煽り倒し、テレフォン・コールが会場に鳴り響いたと同時に大歓声が沸き上がった「Fall In Love With You」、「WHO’S NEXT」など、唯一無二の凶暴なサウンドが畳み掛けていく。『i AGAINST i』に収録の「Fallen Idols」を経てのMCでは、スペースシャワーTVに感謝を告げ、アクトは一気に佳境へ突入。「GUNSHOTS」、「Amy」、MAHが情緒的にオーディエンスに語りかける一幕を挟み「Same Sky」へ。そして、オーディエンスたちが狂喜乱舞したアクトは「Blah Blah Blah」でのフィニッシュであった。

 続いて登場したSHISHAMOは、宮崎朝子(Vo/Gt)が軽く挨拶し「じゃあ行きます!」と、最新シングル「量産型彼氏」、続く「バンドマン」と、切ない恋心が綴られたメロウかつポップなナンバーを立て続けに披露しスタート。宮崎は一息つくと「私たち(宮崎、吉川美冴貴(Dr))を初めて見る人もたくさんいると思いますが、もっと初めてなやつがいるので自己紹介!」と、促すように振り、今年9月に正式メンバーとして加入した松岡彩(Ba)のフレッシュで健気な自己紹介には、フロアから暖かな拍手が贈られた。そのまま吉川はスペースシャワーTVへの感謝を述べると、本イベントは列伝ならではの異色の対バンだと、同部屋であったSiMとの楽屋事情を語り、オーディエンスから思わず笑い声が溢れだしたMCを披露してくれた。後半戦に入れば、「ちょっと季節外れの曲ですが。」と、一言添えて「君と夏フェス」をプレイ。彼女らの謙虚でひたむきなパフォーマンスに、フロアには自ずとハンドクラップが巻き起こっていく。それに後押しされるように、代表曲「僕に彼女ができたんだ」、「タオル」を経て、心地よい熱が会場を包み込む中、「恋する」でアクトは終了した。

 そして、万雷のハンドクラップに迎えられて最後に登場したのはTHE BAWDIES。ROY(Vo/Ba)は「爆発する準備はできてますか?」と問いかけ、フロアも手を高々と掲げ大歓声で応えてみせれば、1曲目「HOT DOG」で盛大に幕を開ける。続く「IT’S TOO LATE」では、TAXMAN(Gt /Vo)は髪を振り乱しながら、オーディエンスの手がギターに触れてしまうほどのゼロ距離で熱演し、【スペースシャワー列伝 第79巻 JAPAN TOUR 2010】に出演した際の思い出話しを挟みつつ、鉄板チューン「ROCK ME BABY」でフロアを跳ね上げていった。中盤には12月3日リリースの最新アルバムでもあり、最高傑作とも語った『Boys!』から「KICKS!」、さらに「“貴方が決めてネクストソング”のお時間です!!」と、ROYはタイトルを告げずに旧曲or新曲でオーディエンスにアンケートを取ってみたものの、予想外に意見が割れてしまう事態が発生。当然の如く“新曲”と答えが返ってくると踏んでいた彼は苦笑いしつつも、本イベントが初お披露目となった「CHERRY MASH」を投下し会場中を魅了していった。そして、親密な空間で繰り広げられた破格のロックンロール・ショーの本編ラストは「JUST BE COOL」、アンコールでは「EMOTION POTION」、『Boys!』のリード曲「NO WAY」を披露し、大熱狂の中、本イベントはフィナーレを迎えた。

 【スペースシャワー列伝】各公演の模様は全3回に分け放送。第2回目は本日11月27日(木)にスペースシャワーTVにて特別番組としてオンエア。第3回目『スペースシャワー列伝100 Vol.3』は12月26日(金)にオンエアされる予定だ。

Photo by 釘野孝宏

◎番組放送情報
スペースシャワーTV
『スペースシャワー列伝100 Vol.2』
<初回放送>
2014年11月27日(木)24:00~25:30
<リピート放送>
2014年12月13日(土)25:00~26:30
『スペースシャワー列伝100 Vol.3』
<初回放送>
2014年12月26日(金)23:00~24:30
<リピート放送>
2015年1月予定
info:http://www.spaceshowertv.com/retsuden/100/


音楽ニュースMUSIC NEWS

Tani Yuuki、EP『HOMETOWN』初回盤より「運命」ライブ映像公開

J-POP2024年4月27日

  Tani Yuukiが、EP『HOMETOWN』初回盤に収録されるBlu-rayより「運命」のライブ映像を公開した。   5月8日にリリースされる『HOMETOWN』は自身初となるホールツアーを経て制作された「花詩」「がらくた」「笑い話 … 続きを読む

Conton Candy、青春を謳う新曲「アオイハル」MV公開

J-POP2024年4月27日

  Conton Candyが新曲「アオイハル」を配信開始、ミュージックビデオが公開となった。   今作は、「青春=アオイハル」をギターでかき鳴らし謳うニューシングルとなっており、Vo./Gt.紬衣は「大人になるにつれて少しずつのしかかるも … 続きを読む

【氣志團万博2024】11月に幕張メッセにて2DAYS開催決定

J-POP2024年4月27日

  【氣志團万博2024】が、幕張メッセで11月9日・10日の2DAYS開催となることが決定した。   2012年にフェスとして初開催し、例年9月に千葉県・袖ケ浦海浜公園で開催されてきた【氣志團万博】。今年は日程と会場を移して11月に千葉県 … 続きを読む

<インタビュー>シーア×パリス・ヒルトンが語る、コラボ曲「Fame Won't Love You」と名声よりも大切なもの

洋楽2024年4月27日

 パリス・ヒルトンとシーアほど名声について語れる権威者はほぼいないだろう。両者とも、長年にわたって世界的な知名度を誇ってきた。 シーアはその音楽、ソングライティング、そして唯一無二の歌声で、ヒルトンは2000年代半ばのパーティー・ガールとし … 続きを読む

テイラー最新作がSpotify史上初10億再生、ザ・ウィークエンド米ビルボードHot 100入りが100曲超え、フォートナイトのバーチャル・フェス:今週の洋楽まとめニュース

J-POP2024年4月27日

 今週の洋楽まとめニュースは、テイラー・スウィフトに関する話題から。  テイラー・スウィフトの最新作『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』(TTPD)が、Spotify史上初めて1週間で10億ストリーミングを突破したアルバムとなり、 … 続きを読む

Willfriends

page top