遂に5週目のNo.1！女性陣がとにかく強い全米シングル・チャートを制したのは“ぽちゃカワ”メーガン・トレイナー

　食欲の秋にメーガン・トレイナーの「オール・アバウト・ザット・ベース」が5週目の首位をマークした、10月18日付HOT100チャート。

　この夏を制覇した、マジック！の「ルード」(今週14位)にかわって、秋のチャートを制覇しつつある、「オール・アバウト・ザット・ベース」。UKでもNo.1に到達し、カナダやオーストラリアなど、計10か国の公式チャートで首位に。テイラーの逆襲撃から何とかトップを死守した、ぽちゃりだけど本当にかわいいと、その容姿にも票があつまっているメーガン。

　今週、メーガンから首位を略奪するかと予想されていた、スリム・ビューティーなテイラー・スウィフトの「シェイク・イット・オフ」は、一旦2位に停滞し様子をうかがうが、「オール・アバウト・ザット・ベース」のポイントは平行値にあるのに対して、「シェイク・イット・オフ」は先週からさらに各ポイントが上昇。アルバムリリースの27日にむけて、2度目のNo.1獲得となる日は近そうだ。

　あらたにTOP3入りを果たしたのは、イギー・アゼリア＆リタ・オラの「ブラック・ウィドウ」。イギーにとっては、7週のNo.1をマークした「ファンシー」、そしてアリアナとのコラボ曲「プロブレム」に続く3曲目で、リタにとっては意外にも初の快挙。和テイストのPVの視聴回数も好調で、「ファンシー」に続くNo.1獲得を期待したいところ。

　女性陣がとにかく強い、秋の全米チャート。今週もTOP5は全アーティストが女性かつ、2000年代後半にデビューしたアーティストで独占。この記録は、ビルボード史上初の快挙。そして、6位にも先週初のTOP10入りを果たした、トーヴ・ローが上昇し、6位までは独占状態にある、秋のガールズ・フィーバー。

　そんな中、男性陣からTOP10入りを果たしたのが、8位のマルーン5。No.1デビューを果たしたアルバム『V』からの2ndシングルで、1stシングル「マップス」に続く連続TOP10入り。先週の33位から一気に上昇したのは、タイトルが示すアニマリーなPVのリリース効果で、やはり2014年度からのHOT100チャートでは、この“プロモーションビデオ公開”が、キーになっているよう。

　TOP10以下では、13位にワンダイことワン･ダイレクションの「スティール・マイ・ガール」が初登場。11月17日にリリース予定の4thアルバム『フォー』からの先行シングルで、9月29日にリリースされるやいなや、全世界で大ヒットを記録。ジャパン・チャートでも20位と好調で、フィンランドではUSに先立って、すでに3位まで到達している。これまで3作、全アルバムが首位デビューを果たしているワンダイ。今作もNo.1獲得なるか、すでにこの「スティール・マイ・ガール」のヒットで期待できそうだ。