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「自分の曲を誰かがレコーディングしてくれる事は、ソングライターとして私の最高の夢だ」と語るのはモータウンのレジェンド、スモーキー・ロビンソンだ。彼の曲をレコーディングしたほとんどの人たち自身もソングライターであり、そんな彼らが自分の曲を一曲選んでレコーディングしてくれるのはまさに喜びで、どのバージョンも大好きだと話す。
ロビンソンの代表曲を彼自身と歌うデュエット・プロジェクト『スモーキー&フレンズ』が8月19日に全米リリースされる予定で、そこにはエルトン・ジョン、エアロスミスのスティーヴン・タイラー、ジェームス・テイラー、ジョン・レジェンド、メアリー・J.ブライジなど、多くのアーティストが参加。米ビルボードでは、シーロー・グリーンとのデュエット「ザ・ウェイ・ユー・ドゥ(ザ・シングス・ユー・ドゥ)」をいち早く公開している。
プロデューサーのランディ・ジャクソンが多くのアーティストに連絡を取り、スモーキー・ロビンソンの好きな曲は何か尋ねると共に、同曲を一緒にデュエットしたという。選曲は彼がレコーディングした曲である必要はなく、彼が作った曲であればいいというのがアルバムのコンセプトだそうだ。ロビンソンが米ビルボードに説明している。
ロビンソンとジョン、タイラー、テイラーなどの旧友たちで取り組んだ同プロジェクトだが、ジェシー・J (「クルージン」)、レディシ(「ウー・ベイビー・ベイビー」)、アロー・ブラックとJC・シャゼイ(「マイ・ガール」)といった若いアーティストから関心が寄せられたことは、ロビンソンを特に喜ばせたという。ザ・テンプテーションズの「ザ・ウェイ・ユー・ドゥ(ザ・シングス・ユー・ドゥ)」をデュエットしたシーローとは知り合ってまだ5、6年ほどに過ぎないとしながらも、「(ナールズ・バークレイの)“クレイジー”が最初にヒットした時にシーローと会い一緒に過ごした時は、まるで昔からの知り合いのように感じた」などと語っている。
同アルバムに収められたほとんどのデュエットは別々にレコーディングされたものの、他のアーティストとのコラボレーションは大成功で満足のいくものになったとしているロビンソン。「全員がプロフェッショナルなので、そこに居ようと居まいと、どのようにコミュニケーションをとる必要があるのか誰もがわかっている。もしスタジオで一緒にレコーディングしなかったことを私が言わなければ、(アルバムを)聞いただけでは誰もわからないだろう」とも話している。
ロビンソンにとって『スモーキー&フレンズ』は2010年の『ナウ・アンド・ゼン』以来の新作だ。彼はこの他、クリスマス・アルバムやスパニッシュ作品にも取り組んでおり、また8月にはカリブで開催される【キュラソー・ノース・シー・ジャズ・フェスティバル】ほか、いくつかのショーを予定している。
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