LUNA SEA、「LUNA SEA 25th ANNIVERSARYLIVE」にて約13000人が熱狂!

2014年5月30日 / 14:30

昨日5月29日、東京・国立代々木競技場第一体育館にて「LUNA SEA 25th ANNIVERSARYLIVE」が行われた。この日はLUNA SEAの結成日。彼らのバースデーを祝おうと、約13000人の観客が会場に押し寄せた。

オープニングでは、1989年から当時の彼らの写真が順番に映し出され、25年間の軌跡を刻んでいく。期待感が膨らむ中、眩しい光に包まれたステージにメンバーが登場。記念すべき一曲目を飾ったのは最新アルバム『A WILL』の一曲目である、「Anthem of Light」だ。25周年を迎え新しいスタートを切るこのステージにふさわしい、光の見える壮大なナンバーだ。一転、「TONIGHT」では大きな特攻音が上がり、それに弾かれるようにINORAN、Jが左右の花道へ駆け出すと、大きな歓声が沸き上がった。

「1989年5月29日、我ら5人は町田プレイハウスで一つになり、ライヴを行いました。それから25年の時が過ぎ、今夜バースデーを迎えました」とRYUICHI。続く「DESIRE」「TRUE BLUE」から「Rouge」「乱」と、この日のセットリストは、シングル曲を中心に初期のナンバーから、最新作『A WILL』の楽曲まで、新旧織り交ぜたラインナップで構成されていた。

中盤は、深く漂うようなバラード「gravity」、妖艶さを湛えるブルージーな「Glowing」、SUGIZOのバイオリンとバンドアンサンブルの美しさに魅了された「Providence」、そして鬼気迫る美しさを放っていた「MOON」と、ミディアムなナンバーをじっくりと聴かせた。幻想的な空間の中、真矢のドラムソロがスタート。会場からかかる大きな真矢コールに、投げキッスで応える。そこへJが登場。ベースソロで盛り上げた後、「25周年だぜ! 派手にいこうぜ!」と、Jのカウントから「Déjàvu」へ。一斉に拳が上がった会場は、一体感に揺れた。そして、「25年を鮮やかに彩ってくれた曲です」と、「I for you」を披露。

「Metamorphosis」から終盤に向けて、畳み掛けるようにアッパーなナンバーが続き、場内の興奮は最高潮へ。「STORM」では、RYUICHIが間奏でギターソロを弾くSUGIZOの肩を組み、離れる時にSUGIZOに向けて小さく投げキッスするシーンも。「TIME IS DEAD」では大合唱が起こり、「お前たちの本当の声を聴かせてくれ!」と「ROSIER」へ。熱狂に包まれる中、本編は終了した。

「アンコール!」と、彼らをもう一度求める声が次第に「HAPPY BIRTHDAY DEAR LUNA SEA〜♪」と彼らを祝福する歌に変わる。その思いを受け、再びステージに登場したメンバー。RYUICHIは「みんなどうもありがとう。結成当時は25年のことなんて考えてなかった。これだけ素晴らしい仲間と町田で出会い、一人も欠けることなくここまでこれたのは、本当に幸せだなと思います」と語り、また「今日はLUNA SEAの本当の意味での新しいスタートだと思ってます。ここからLUNA SEAは新しい扉を開きます。その時はきっと、みんなが驚くような素晴らしい世界を見せるから」と、新しいLUNA SEAの幕開けを宣言した。

このアニバーサリーライヴで印象的だったのは、熟した演奏力や、楽曲の深みのある美しさを改めて感じさせられながらも、この日一貫して感じられた温かさ。演奏中のメンバー同士の絡みやMC、メンバーからファンに向けられた思い、ファンからメンバーに向けられた思い。会場中に温かな愛が満ちあふれていて、アンコールラストの「WISH」では、えも言われぬ幸福感に胸がいっぱいになった。そしてWアンコール。「たくさんのスタッフとたくさんの友人と、25年支えてくれたみんなに贈ります」と「MOTHER」を披露。最後は会場全員で手を繋いで、メンバーと一緒に大きくジャンプ。25年間築いてきた深い絆を確かめ合った瞬間だ。大きな拍手で見送られながら、全22曲、約2時間半に及ぶアニバーサリーライヴは大団円を迎えた。

6月7日(土)から松戸・森のホール21を皮切りに全国16都市32公演、14年ぶりとなる全国ホール・ツアー「LUNA SEA 25th ANNIVERSARY LIVE TOUR THE LUNATIC -A Liberated Will-」がスタートするLUNA SEA。結成記念日前日の5月28日には、様々な年代のライヴ音源をセレクトしたライヴ・ベスト・アルバム『NEVER SOLD OUT 2』と、全シングル表題曲など、25年間の足跡を辿る最新ベスト・アルバム『LUNA SEA 25th Anniversary Ultimate Best THE ONE』もリリースされ、彼らのアニバーサリーイヤーはスタートしたばかり。RYUICHIの宣言どおり、新しい一歩を踏み出したLUNA SEAの未来に、ますます期待が高まる。


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