でんぱ組“暗い学生時代とポジティブな今”語る 神授業は超ハッピー

　4月20日 山野ホールにて【でんぱ組.incの「神神学園」～幻の☆神☆授業】なるイベントが開催された。

＜セーラー服姿のメンバーとゲームを楽しめる神☆授業＞

　このイベントは、初主演映画『白魔女学園』と冠番組『でんぱの神神』の映像作品購入者対象として開催。白いセーラー服姿のメンバーが講師を務め、ファンと一緒になってジェスチャーゲームや○×クイズ等、バラエティー番組でお馴染みの王道企画を楽しみ、さらにはミニライブや生徒（購入者）への卒業証書授与式なども実施した。そんな神☆授業イベント開演前の記者会見では、当日のイベントや5月の日本武道館公演への意気込みが語られ、実際の学生時代には“いじめられていた”等のダーティーな暴露話も。これを受け、当編集部からは以下の質問を投げかけさせてもらった。

◎でんぱ組.inc 記者会見インタビュー

－－今、日本武道館での初ワンマンが決まったり、CMへ出演したりと、確実に売れてきている中で、かつて自分をイジメていた、バカにしていた人間に対して“ざまぁみろ”的な感覚はあったりしますか？

最上もが：特にないです。特にないというか、もう関わりがない。

夢眠ねむ：ただ、ざまぁみろ感はないんですけど、クラスでは全然喋ってなかった子とかが握手会に来てくれたり、変な再会の仕方をしたり（笑）。

－－なるほど。

夢眠ねむ：そうやって逆に応援してくれるようになったりしてて、今まで喋ったことがなかった同級生と仲良くなれるっていう、前向きな方向に行ってますね。最初は“悔しい”っていう想いを力にしていた部分もあったんですけど、今は自分もポジティブな考えを持てるようになってきました。

－－でんぱ組.incの状況が変わることで、そこの環境も変わってきたと。

夢眠ねむ：じわじわとですけど、良いことが増えてきて。それこそ兄弟と仲良く喋るようになったりとか（笑）。そういう本当に身近な、人間的なところがよくなってきたかなと私は思う。

相沢梨紗：私はクラスの人からは全然連絡とかないんですけど……（笑）。本当にないんですけど！

成瀬瑛美：ツライ！

一同：（笑）

相沢梨紗：だから今のねむきゅんの話を聞いて「いいなぁ」って。でもウチも家族とはすごく仲良くなった。親と話す機会が増えたり……あと、今回、日本武道館でライブをやるっていうことで、ウチの親はコンサートに行ったことがない人なんですけど、「武道館は凄いね！」って言ってもらえて。やっと私が何をやってるか分かってもらえました（笑）。すごく嬉しかったです。

＜ネガティブな過去をポジティブな今へと変革 武道館へ＞

　暗い過去をよくネタにする彼女たちだが、実際は同イベントでもまるで子供のように大はしゃぎし、ファンよりもハッピーに楽しんでいる感があったほど。ネガティブな過去に縛られず、またはそれをポジティブな今へと変革させてみせた彼女たちは強く、眩い。来る5月6日、多くのアイドルが夢見ては辿り着けなかった日本武道館では、一体どんな景色を見せてくれるのか。期待が高まる。

取材＆テキスト：平賀哲雄
撮影：外林健太