生まれながらのヤンキース・ファンとフォーク・ロック・シンガーの2人が、米時間10月23日にセントルイス・カージナルス対ボストン・レッドソックス戦で幕を開けた米プロ野球【ワールドシリーズ】の最初の2試合にて、国歌斉唱を務めることになった。
メジャーリーグベースボールは今週初め、ブロンクス出身のメアリー・J.ブライジが第1試合前に「星条旗」を歌うことを発表。彼女は2009年シリーズの際にもヤンキー・スタジアムで同曲を歌った経験がある。また、第2試合では忠実なソックスファンであるジェームス・テイラーがその栄誉を担うとのことだ。米ビルボードが確認している。
“The Berkshire Eagle”との話でテイラーは、「特に（最下位だった）去年に続いて今年、また【ワールドシリーズ】に戻ってこられたのは我々レッド・ソックスファンには信じられないことだよ」とコメント。「これは、レッド・ソックスファンはいつもジェットコースターに乗っていながらも決して希望を捨てるな、というメッセージなのだろう」とも話していた。
フェンウェイ・パークでの第2試合前に国歌斉唱を行なうテイラーは、2004年と2007年の両試合でも国家を歌いレッド・ソックスを勝利へと導いた。彼はレッド・ソックスのヒゲ軍団に合わせ、自身もヒゲを伸ばしているとのことだ。
なお、米ビルボードでも先日伝えたとおり、フォックスによる同シリーズのTV放送では、今週の米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で1位となった最新アルバム『ライトニング・ボルト』の全曲を含むパール・ジャムの48曲がフィーチャーされるとのこと。フロントマンのエディ・ヴェダーはフォックスのキャスター、ジョー・バックと友人だそうだ。