P・マッカートニーがTOP5に向け躍進！　パール・ジャムは1位確実

　次回の米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”では、パール・ジャムの5度目のNo.1獲得が確実視される一方、ポール・マッカートニーの新作『NEW』がトップ5入りに向け躍進中だ。また、ジ・アヴェット・ブラザーズの新作『マグパイ・アンド・ザ・ダンデライオン』も同様にトップ5入りを狙っている。

　次回トップ10は米時間10月23日の水曜日に明らかになり、チャート全体はその翌日にBillboard.comにて更新される。

　パール・ジャムのアルバム『ライトニング・ボルト』は、およそ17万から18万前後を売り上げるとみられており、18万9000枚売り上げNo.1を獲得した2009年の前作『バックスペイサー』にはわずかに及ばないと思われる。

　これまでに『ノー・コード』（1996）、『バイタロジー』（1994）、『Vs.』（1993）で米ビルボード・アルバム・チャートNo.1を獲得しているパール・ジャム。『Ten』（1992）、『イールド』（1998）、『バイノーラル』（2000）、『パール・ジャム』の4枚はそれぞれ最高位2位をマークした。

　一方、マッカートニーの『New』はトップ10入りはかたく、場合によってはトップ5入りの可能性もある。ウィングス時代の作品と合算すると（ビートルズは除く）、19枚目のトップ10アルバムとなるだろう。同作はおよそ7万5000枚の売り上げが見込まれている。

　また、現在No.1のマイリー・サイラスの『バンガーズ』は、7万5000枚前後の予想でおそらく2位か3位にランクダウンするだろう。

　なお、他に上位初登場が期待されるのは、ジ・アヴェット・ブラザーズの『マグパイ・アンド・ザ・ダンデライオン』で、およそ6万5000枚予想のトップ5発進が見込まれている。予想どおりならば、同グループにとって2012年に9万8000枚売り上げた『ザ・カーペンター』に続く2番目の週間セールスを記録することになる。また、『ザ・カーペンター』での4位を上回ることになれば、今回、グループ史上の最高位をマークする。

　主要6社であるiTunes、Trans World Entertainment、Best Buy、Starbucks、Target、Anderson Merchandisersからの報告によるサウンドスキャンの週間調査のうち、途中経過を反映したビルディング・チャートは下記のとおりだ。

◎ニールセン・サウンドスキャン・ビルディング・チャート
※順位（前回順位）アーティスト名/作品名
01（-）パール・ジャム/『ライトニング・ボルト』
02（1）マイリー・サイラス/『バンガーズ』
03（-）ポール・マッカートニー/『New』
04（-）ジ・アヴェット・ブラザーズ/『マグパイ・アンド・ザ・ダンデライオン』
05（3）ドレイク/『ナッシング・ワズ・ザ・セイム』
06（-）スコット・マクレーリー/『シー・ユー・トゥナイト』
07（-）ザ・ヘッド・アンド・ザ・ハート/『レッツ・ビー・スティル』
08（6）ロード/『ピュア・ヒロイン』
09（5）ジャスティン・ティンバーレイク/『20/20 エクスペリエンス（2/2）』
10（-）ギャヴィン・デグロウ/『メイク・ア・ムーヴ』