イル・ディーヴォ、ロマンティックな音色に彩られたジャパン・ツアー2日目

2014年2月28日 / 18:20

 今年でデビュー10周年を迎えるヴォーカル・グループ、イル・ディーヴォのジャパン・ツアーが、2月27日東京・日本武道館にて開催された。

 アルバム・セールス2600万枚以上、過去4回にもわたるワールドツアーなど、クラシカル・クロスオーバー界を代表するイル・ディーヴォ。2年ぶり4度目となる今回の来日公演は、2012年よりさらに日数を増やし5都市10公演という過去最大の規模となった。

 ステージバックに、最新アルバム『ミュージカル・アフェア』のジャケットデザインが浮かび上がると、オーケストラによるミュージカル・メドレーによって幕開け。「南太平洋」や「ライオン・キング」、「レ・ミゼラブル」など世界中で愛されるミュージカル・ナンバーを中心に、「アルゼンチンよ、泣かないで」や「愛をふたたび」などの人気ナンバーを交え、4人の壮大なハーモニーが客席を包み込んだ。MCでは、デイヴィッドが流暢な日本語で、彼を音楽の世界へ導くことになった学生時代の思い出を紹介。そして、音楽キャリアの第一歩となった「もしもあなたと別れるならば」(ミュージカル『キャメロット』より)をメンバーとともに披露した。円熟期の年齢を迎えた彼らの歌声は、とても艶やかで張りがあり、会場の隅々まで力強く響き渡る。ゲストとして迎えられたミュージカル・スターのレア・サロンガも、艶やかな歌声で華を添えてくれた。

 アンコールの1曲目は「マイウェイ」。カルロスとセバスチャン、デイヴィッドとウルスが、それぞれ肩を組み、優しく目を合わせながら歌う様子は、強い信頼関係だからこそ素晴らしいハーモニーを迎えるのだということを教えてくれた。そして合計23曲、約2時間30分にもわたる至福のハーモニーは、スタンディングオベーションとともに幕を閉じた。最終日となる3月11日東京・日本武道館でのライヴは、WOWOWにて生中継が予定されている。

写真(C)土居政則

来日公演情報:
2月26日(水)東京 日本武道館
2月27日(木)東京 日本武道館
2月28日(金)愛知 愛知県体育館
3月3日(月)大阪 大阪城ホール
3月4日(火)大阪 フェスティバルホール ※追加公演
3月5日(水)大阪 フェスティバルホール
3月6日(木)広島 サンプラザ
3月8日(土)石川 いしかわ総合スポーツセンター
3月10日(月)東京 日本武道館
3月11日(火)東京 日本武道館 ※追加公演


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大阪2014/3/3、5

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