宅録女子シンガー バレンタイン直前のガールズフェスで新境地

　2011年にアニメ『フラクタル』のオープニングテーマ「ハリネズミ」でメジャーデビューした“宅録女子”シンガー AZUMA HITOMIが、ガールズフェス【フリージアとショコラ】の渋谷O-nest公演に出演した。

　DTM（デスクトップミュージック）を駆使して楽曲制作はもちろんアレンジやミックスまで自ら行う音楽センスと、存在感のある歌声を併せ持つ才女としてシーンから注目を集めている彼女。このたび出演した【フリージアとショコラ】は、バレンタインを目前に控える中、100店舗を超える全国ライブハウスで同時多発的に開催された女性ボーカル限定イベントとなり、彼女にとって今年2回目のステージだ。

　通常のライブではコンピュータにアナログシンセ、ペダル鍵盤などの機材に加えて自らコントロールするLED照明システムまで用意した要塞のようなステージ回りが特徴の彼女だが、この日は多少シンプルなセットで登場。「じっけんしつへようこそー！」と、新曲「東京」よりアクトをスタートさせた。

　また、メディアには一切顔出しをしていない彼女だが、少女らしさを残したあどけない容姿と、いわゆる天然な本人のキャラクターを楽しめる点もライブならではの特徴だ。この日も独特の“ゆるふわトーク”で会場を和ませると、終盤にはライブ初お披露目となるベース演奏も。新境地をかいま見せつつ、笑顔でステージを後にした。

　なお、現在は今春リリース予定の1stアルバムも制作しているという彼女だが、毎週木曜23時から放送のUSTREAMチャンネル『じっけんじゅんびしつ Season3』では、新曲制作や自宅ライブの模様を配信している。さらに先日からはオフィシャルFacebookページがスタートと、ネットを駆使した発信も積極的に行っているので、気になる人は是非チェックしよう。

◎AZUMA HITOMI　『じっけんじゅんびしつ ダイジェスト映像』YouTube
http://youtu.be/o66I94GANos