AKB48 板野卒業への想い 高橋、小嶋、渡辺、篠田ら語る

2013年2月4日 / 16:00

 前田敦子卒業、新エースを巡るセンター争い、恋愛禁止条例等の真実を浮き彫りにした映画『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』。その公開日にAKB48卒業を発表した板野友美へ、各メンバーからコメントが寄せられた。

<主要スタッフ、メンバーも知らなかった板野卒業>

 板野友美は、この映画内のインタビューで“AKB48卒業”を突如明らかに。2月1日の公開初日、事前に聞かされていなかった主要スタッフ、メンバー、そしてファンは驚愕し、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた舞台挨拶に登場した板野は、「以前から秋元先生には卒業について話はしていたのですが、インタビューの途中で本音が出ていってしまったことを秋元先生に確認したら、「わかった、いいよ」と言ってくれ、本当は編集でなくなるかもしれませんでしたが、このまま使い発表するというかたちになりました。残り少ない時間になりますが、メンバーとそしてファンの皆さんと想い出を沢山つくって残り少ない時間を頑張りたいと思っています」と自ら経緯を説明した。

<高橋、小嶋、渡辺、篠田ら 板野卒業発表を受けて>

 これを受け、舞台挨拶に登壇した各メンバーは、以下のコメントを。

高橋みなみ:私達も先ほど本編を見て、びっくりしました。何人かは本人からAKB を卒業するという話は聞いていましたが、全員知ったのは先程あちらの控え室でともが卒業します、ということを告白してくれました。ずっと一緒にやってきたので、正直さみしいです。去年、敦子が卒業して今年はともちんなんだなと思ったら。でも彼女が決めた道ですから、最後決断を下すのは自分自身なので。彼女が前を歩くというのならば、その背中を皆でおしてあげたいなと思いますし、これからグループ皆で頑張って行きたいなと思っていますので、宜しくお願いします。

小嶋陽菜:初期からずっと一緒にいたメンバーなので、卒業するのは寂しんですけれども、私も初期からいるので卒業を考えることもあるんですが、それはすごく勇気のいることで、それを決めたともちんはすごくカッコイイなと思うので、一緒に頑張ってきた仲間として、これからも応援していきたいと思います。

渡辺麻友:卒業というのは誰もがいつかすることだとは思うので、今回こうして板野さんが卒業を決めたんですけれども、メンバー皆で背中を押してこれからも板野さんのことを皆で応援していきたいと思いました。

篠田麻里子:何度か本人からもそういう話も出ていたので、いつかそういう日がくるなと実感していました。やはり、さみしいですね。残された私達にとっては、ともちんやあっちゃんのように先陣きってくれたので、こちらもAKB本体として頑張っていかなきゃいけないな、と思っています。

横山由依:この映画には沢山の涙が描かれているんですが、嬉しい涙とか驚きの涙とか、今日は板野さんが卒業を発表されましたけど、感情だけでお伝えすると悲しい涙なのかもしれませんが、ずっとAKBを今まで支えてこられて、その中で大きな決断をされたことを思うと、それは後押しの涙に変わることになるかもしれないし。この映画の涙を通して、自分自身成長できたかなと、自分でも思いました。

菊地あやか:この映画をみて、より先輩方の存在を大きく感じたし、こうやって板野さんが卒業を発表しましたが、安心して任してもらえるような存在になっていきたいなと思っています。

<本当にAKBのことが好きだし、ずっと私の誇りです>

 なお、同日の劇場公演でも板野は、直接“卒業”を報告。瞳を潤ませながら、ゆっくりと自分の言葉で想いを伝えると、「頑張れー!」と温かい声援が上がり、彼女は深く深く頭を下げた。しかし、ライブが始まると一転。阿部マリアが「憧れの板野さん、目を合わせたら泣いてしまいそう……」と告白すれば、すかさず「合わせてよ!」と笑顔でツッコむなど、茶目っ気たっぷりのいつもの“ともちん”に戻っていた。

◎板野友美コメント(劇場公演前 来場者に向けて)
「皆さん、チームK板野友美です。突然の発表になったんですけど、AKB48を卒業します。今日のドキュメント映画に収録されていたので、今日発表になったんですけど、去年から決めていたことでした。
 朝、妹にメールしたんですね、今日、発表なんだよって。そうしたら「7年間、お疲れ様」って……(言葉を詰まらせる)メールが来て、それがすごく心に残っています。小さい頃から飽きっぽくて、ひとつのことをずっと続けることが出来なかったんですけど、AKB48のことは7年間も続けられたってことは、本当にAKBのことが好きだし、ずっと私の誇りです。この劇場では、すごい沢山の思い出があって、1期生として初めてこの劇場に立って、楽しいことも苦しいことも。そして中学校2年生の時かな、凄く悩んで「もう劇場出たくない」って言って公演の途中で泣いてスタッフを困らせたりしたこともありました。何回もAKBを辞めようと思ったこともありました。でも、その時は心のどこかに「辞めたい」って言っても迷いがあったんですけど、今日こうして発表するこの想いにもう迷いはありません。
 なので、残りわずかな時間かもしれないですけど、この公演に出るのもあと何回と思うと1公演1公演すごく大切だなと思うし、こうしてファンの皆さんの前でメンバーみんなと踊るのもあと何回と思うとさみしいですけど、大切にしていきたいと思います。
 今日の公演も大切に最後までやりたいと思うので、皆さんよろしくお願いします。そして卒業の日にちはまだ決まってないんですけど、決まったら報告したいと思います。残りの時間、よろしくお願いします。頑張ります!」

<スキャンダルを扱っているものだとは思っておらず>

◎高橋栄樹監督 舞台挨拶コメント
「私が思うに、この作品は、スキャンダルを扱っているものだとは思っておらず、自分がある時、ある場所で、自分がどういう道を選択して進んでいくのかということを、色んな出来事を通じて描かれているんだと思います。そういう道を、勇気を持って選ぶということは、とても大切なことだし、人間としても美しいことなのではと、映画の中で僕は語ったつもりです。ですので、昨今、日本の女性というか、世界の女性の中で、とても生きづらい状況というものがあって、むき出しの社会と個人とを対峙しなければいけないことも多いのですが、この映画を通じて、メンバーの皆さんがどういう風に大勢の方々と一人ひとり向き合っているか、勇気をもってそれに取り組んでいったかということをご覧いただければ、これから僕らが生きていく中で、大いに参考になるのではないかと思っています。」

◎映画『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』
TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国公開中
配給:東宝映像事業部
コピーライト:(C)2013「DOCUMENTARY of AKB48」製作委員会
企画:秋元 康
監督:高橋栄樹
出演:AKB48
主題歌:「After rain」(発売未定) 作詞:秋元 康/作曲:Sungho/編曲:野中“まさ”雄一
板野友美、大島優子、柏木由紀、北原里英、小嶋陽菜、篠田麻里子、島崎遥香、高橋みなみ、峯岸みなみ、横山由依、渡辺麻友、石田安奈、松井珠理奈、小谷里歩、渡辺美優紀、多田愛佳、指原莉乃、高城亜樹、仲川遥香、鈴木まりや、宮澤佐江(以上21名/表記はグループ別50音順)
公式HP:http://www.2012-akb48.jp


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