2月に開催されるニューヨーク・フィルハーモニックとの日本ツアーに先駆け、小曽根真が1月10日アップルストア銀座にてトーク・イベントを開催した。
まずは自己紹介も兼ねて、6歳の初めてのテレビ出演や、音楽の世界へ飛び込むきっかけになったジミー・スミスの楽屋での貴重なセッション体験などを、スクリーンに映し出された写真とともに語った。速弾きを追及したエンターテインメント性のあるスタイルから、自分のオリジナル曲を演奏するスタイルに変えたきっかけは、ゲイリー・バートンの「君の音楽で感動してくれたファンの人は、一生ファンでいてくれる」という一言。その言葉をきっかけに、常に行ったことのない世界に行くことを意識し、新しい表現方法やスタイルに挑戦し続けているという。
また、近年はジャズのみならずクラシックの協奏曲やピアノ曲にも挑戦している小曽根真。クラシックの世界に飛び込むきっかけになった恐ろしい(？)勘違いや、クラシック音楽と向き合う姿勢などを語った。最後の質問コーナーでは、音楽以外から影響を受けるものや、音楽活動をする上でのテクノロジーとの付き合い方など、訪れたファンらと白熱したトークを交わした。
2月の公演で共演する指揮者アラン・ギルバートはジャズにも非常に造詣が深く、会うとジャズ話に花が咲くという。ニューヨーク・フィルハーモニック アジア・ツアーにおいて、小曽根真は韓国/日本公演での出演が予定されている。また、本日のトーク・イベントは、後日iTunes・PodcastのApple Store Event「Meet the Musician」での配信が予定されている。
◎イベント概要
【Meet the Musician 小曽根真】
日時：1月10日（金）19：00～20：00
会場：アップルストア銀座 3Ｆシアター
出演：小曽根真（トーク）、アンドレア・ポンピリオ（モデレーター）
◎ツアー情報
【ニューヨーク・フィルハーモニック 2014年 2月 来日ツアー】
指揮： アラン・ギルバート
ピアノ： 小曽根真（2/10、2/15) イエフィム・ブロンフマン（2/12)
ヴァイオリン： リサ・バティアシュヴィリ（2/13)
2014年2月9日（日） 名古屋/愛知県芸術劇場コンサートホール
2014年2月10日（月）大阪/ザ・シンフォニーホール
2014年2月12日（水）東京/サントリーホール
2014年2月13日（木）東京/サントリーホール
2014年2月15日（土）神奈川/横浜みなとみらいホール