THE ALFEEの坂崎幸之助や曽我部恵一、ホフディランのワタナベイビーらも絶賛するロックバンド 井乃頭蓄音団が、10月20日に新宿 紅布（red cloth）で開催された【恋をするならvol.3】へ出演した。
GS、歌謡、サイケ、ガレージへの愛に満ちたバンドサウンドをかき鳴らす3ピースバンド 未練タラタラズが主催する渾身の企画第3弾となった今回のイベント。井乃頭蓄音団は、歌って踊れるひとりぼっちのロックンロールスター ダイナマイト☆ナオキのオープニングアクトに引き続いての登場となった。
9月にリリースしたライブDVD＆CD『親が泣くLIVE 下北沢GARDEN 29 Feb.2012』が、全国CDショップを中心に話題を呼びつつある彼ら。松尾よういちろう（vo）の手掛ける歌詞に定評があり、童貞が“僕は初めての人にはなれないんだ”と嘆く「コンドームの付け方がわからなかった～上半身の愛」や、“誰からも認めてもらえないんだよ”と母に綴る「帰れなくなるじゃないか」などなど。肺腑をエグる世界観で衝撃を与えている異色の5人組バンドだ。
この日も、元彼女を探しているというMCから始まる「公衆便所で」、シャツの襟を立てた反逆のカリスマ風な佇まいで場を沸かせる「デスコ」。あの名曲に独自解釈を加えて涙を誘う「カントリーロード」と畳み掛けて初見の観衆を圧倒すれば、曲間には主催者 未練タラタラズのお株を奪う“熟女コール”も実演と、やりたい放題の40分を見せ付けて歓声を集めた。
その後は竹内電気の爽快なアクトから大トリの未練タラタラズと続き、イベントは大盛況のうちに幕を下ろした。週末には下北沢のサーキット型ライブイベントにも出演する井乃頭蓄音団は、今後も各地イベントへの出演が決定している。既に大分や大阪などでもいち早く人気に火が付き始めており、卓抜のプレイヤーが揃うサウンドにも絶賛の声が上がっている彼らをお見逃しなく。
◎【未練タラタラズ企画「恋をするなら Vol.3」】
10月20日（土） at 新宿紅布（red cloth）
［井乃頭蓄音団 セットリスト］
01.会いたくて仕方ない
02.公衆便所で
03.この人は誰だろう
04.デスコ
05.コンドームなんて持っていなかった～上半身の愛
06.カントリーロード
07.親が泣く