遠藤正明ライブBD&DVD「LIVE TOUR2013~EXTREME V MACHINE~」特典にCANライブのダイジェスト収録、レポートも到着

2014年1月9日 / 20:15

アニソン界のスーパーユニット・JAM Projectのメンバーであり、「勇者王ガオガイガー」「爆竜戦隊アバレンジャー」など数々の主題歌を歌ってきた“アニソン界の若獅子”こと遠藤正明のライブBlu-ray&DVD「LIVE TOUR2013~EXTREME V MACHINE~」が3月26日にリリースされる。

自身初のBlu-ray&DVD同時リリースとなる今作には、5枚目のオリジナルアルバム『EXTREME V MACHINE』を引っ提げて行われた全国ライブツアー“遠藤正明 LIVE TOUR2013~EXTREME V MACHINE~”のツアーファイナル、2013年9月29日(日)東京・品川ステラボールの模様を収録。アルバム同様、圧倒的な歌唱力と“生”の音にこだわった渾身のライブ映像のほか、特典映像として、ツアーメイキングや、2013年12月25日(水)東京・第一生命ホールにて開催されたアコースティックライブ“遠藤正明 christmas acoustic night2013~present of the voice~”のダイジェストも収録される。

そしてこの度、前述のアコースティックライブのレポートも到着している。

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■遠藤正明 christmas acoustic night2013~present of the voice~

生の歌声を通し、心と心で握手。アニソン・シンガーの遠藤正明が聖なる一夜に届けた、胸に優しい明かりを灯したアコースティックなコンサート。

現在、JAM Project のメンバーとして、最新アルバム『THUMB RISE AGAIN』を引っ提げ「JAM Project LIVE TOUR 2013-2014 THUMB RISE AGAIN」を敢行中の遠藤正明。今年は遠藤正明ソロとしても、8月にアルバム『EXTREME V MACHINE』をリリース。激しさから穏やかな表情まで、”生の音”と”活きた声”にこだわった作品として制作。同アルバムを手に、9月には品川ステラボールでワンマン・ライブも開催。その日の模様は、3月26日に「LIVE TOUR2013~EXTREME V MACHINE~」LIVE BD&DVD としてリリースも決定している。

つねに、感情をダイレクトに伝えてゆく”生の触れ合い”を大切に表現している遠藤正明。彼が2013年12月25日(水)のクリスマスの夜、前年に引き続き、東京・第一生命ホールを舞台に「遠藤正明 christmas acoustic night2013~present of the voice~」と題したアコースティック・ライブを行った。

ステージは、遠藤正明がアカペラで唄う『HOPE』から幕を開けた。澄み渡る歌が、訪れた人たちの心に、ほのかな希望の火を灯しだした。その聖なる歌声へ、ゆったりと重なりあうストリングスの音色。この日は、弦楽奏団も加えた生楽器を軸に据えた編成。普段のステージ以上に、微妙な感情の揺れまでダイレクトに伝ってくるのが、このコンサート一番の醍醐味だ。

「CAN(christmas acoustic night の略称)は、ゆっくり椅子に座って、じっくり僕の歌を聞いて欲しいのが趣旨。スタンディングで熱狂するライブも楽しいけど、たまにはこういうのもいいでしょ」と本人も語っていたように、このライブの面白さは、魂熱くなる躍動的な楽曲さえも暖かな表情に変え、触れた人たちの胸に優しく響かせてゆくところにある。

選曲は、近作が中心。とはいえ、これまでに発売した5 枚のソロ・アルバムからまんべんなく楽曲を演奏。中では、ゲッターロボ大決戦のオープニングテーマ『can’t stop』や、OVA「B’T-X」のエンディグテーマ『永遠のその先~You are the best buddies~』など、懐かしい歌も披露。両曲ともアコースティックなスタイルに変えてとはいえ、軽快に跳ねた演奏を通し、聞き手の胸を弾ませてくれた。とくに『永遠のその先~You are the best buddies~』は、『サンタが街にやってくる』のピアノ演奏から始まり、同楽曲の心地好く揺れるボサノバ調のバンド演奏へと変化し、歌に繋がる構成で実施。この手の遊び心も、観る人たちの心に嬉しい笑顔を与えていた。

「CAN」は、遠藤正明にとって毎年恒例の行事。ステージ構築の面でも、いくつかの定番コーナーを用意。今年の「カバーソング・コーナー」では、斉藤和義の『歌うたいのバラッド』とスピ

ッツの『楓』を選曲。中でも、アコースティックギターのみを背景に歌った『歌うたいのバラッド』を、抑揚を持った遠藤正明の歌声が演奏を引っ張ってゆく形で披露。胸をグッと惹きつけた歌を通し、改めて、遠藤正明自身も感情的に想いを響かせてゆく”唄うたい”であることを強く実感。

『侍ハリケーン』を唄う前には、「世の中には成敗しなきゃいけない人がいっぱいいる。とくに偽造はいかん」という名目のもと、演奏メンバーにいろんな物真似をさせては、「偽造はいかーん」と叫びながら、手にした刀でズバスバ斬ってゆく遊び心を持った場面も登場。

何時もは幸せなカップルを客席から招き入れて、その人のために唄うコーナーでは、12月24日と25日に婚姻届けを出したスタッフが3人(うち2人は夫婦)いたことから、彼ら彼女を呼び出し、「大切な人の手を離さないように」と言葉を添えながら、弦楽やピアノの優しい音色に乗せ、暖かな想い満載で『my beloved』をプレゼント。

「空の歌」をテーマに哀愁味たっぷりに唄った、バラード曲の『星海を往く希望の歌』と『蒼星-アオイホシ-』。今にも涙零れそうな切々とした歌声を響かせた、『夕凪-Pray for you-』を通

した憂いゆく姿。軽快なマンボのビートに乗せ、快活に『完全無欠のGoファイター』を唄う場面も、この日の素敵な見どころだった。

アコースティックなスタイルとはいえ、心地好い一体化もライブを彩る大切な要素。終盤に演奏した『Jumping on the Monster Beats!!』や『あいのたね』『サンシャインズフォーユー』では、会場中の人たちが手拍子をしながら、遠藤正明の歌に合わせ♪ラララー♪やサビ歌を大合唱。誰もが心開放し、気持ち一つに暖かな熱狂を作りあげていった。

「人生で一番長く付き合うのは自分自身。自分を大好きになって、自分を信じて、これからも歌っていこうと思います。それが出来て、やっと人を愛せることが出来るのかな?!これからも繋がりを大切にしながら、素敵な歌を唄っていけたらなと思います」

最後にそう語りながら、訪れた人たちを優しく包み込むように歌った『Thank you』を通し、心と心で包容交わしあった嬉しさなどなど。ひと言ひと言想いを紡ぐように唄う遠藤正明の歌声を通し、気持ちと気持ちで握手をし続けた今宵。胸に灯った小さな火が、何時しか暖かな暖炉の炎のよう大きくなっていたように、訪れた一人一人へ確かな温もりを届けてくれた、そんな聖なる一夜にほっこり心温まる素敵な笑顔をプレゼントしてくれたコンサートだった。

遠藤正明が”生の音”と”活きた声”にこだわるのは、こうやって、一人一人と心と心で握手を交わしていけるからなのかも知れない。

REPORT TEXT:長澤智典

◆セットリスト

『HOPE』(アルバム『(e)-STYLE』より)

『I will…』(アルバム『CIRCUS MAN』より)

『can’t stop』(「ゲッターロボ大決戦」OP テーマ)

『永遠のその先 ~YOU ARE THE BEST BUDDIES~』(OVA「B’T-X」ED テーマ)

『夕凪-Pray for you-』(アルバム『EXTRENE V MACHINE』より)

『Clear Mind』(TV アニメ『遊☆戯☆王 5D’s』挿入歌)

『歌うたいのバラッド』(斉藤和義カバー)

『楓』(スピッツカバー)

『侍ハリケーン』(アルバム『CIRCUS MAN』より)

『星海を往く希望の歌』 (アルバム『(e)-STYLE』より)

『蒼星-アオイホシ-』(アルバム『(e)-STYLE』より)

『完全無欠のGo ファイター』(アルバム『CHAKURIKU!!』より)

『Carry on』(アルバム『M.e.』より)

『CIRCUMFLEX』(アルバム『EXTRENE V MACHINE』より)

『旅詩~My Sweet Home Town~』(アルバム『EXTRENE V MACHINE』より)

『Jumping on the Monster Beats!!』(アルバム『(e)-STYLE』より)

『あいのたね』(アルバム『M.e.』より)

『サンシャインズフォーユー』(アルバム『EXTRENE V MACHINE』より)

-ENCORE-

『CLOWN』(アルバム『M.e.』より)

『Thank you』(アルバム『CIRCUS MAN』より)

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2014.3.26 ON SALE

遠藤正明「LIVE TOUR2013~EXTREME V MACHINE~」

・Blu-ray

品番:LABX-8050~1

価格:7,000円(税抜)+税

・DVD

品番:LABM-7142~3

価格:5,700円(税抜)+税

発売元:株式会社ランティス

販売元:バンダイビジュアル株式会社

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