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ザ・ビートルズの全盛期、ポール・マッカートニーと故ジョン・レノンは誰に聞いても愛情に満ちた、そして激しく競い合う関係にあったという。その関係は1970年のバンド解散時に泥沼の敵対関係となって終わり、その後の数年間、2人は互いのソロ作品で見え透いた皮肉の応酬を繰り広げた(ポールの「Too Many People」や「Silly Love Songs」、ジョンの「How Do You Sleep?」)。しかし最終的に2人はジョンが殺害される1980年の前に和解を果たしている。
ところが、今もなおポールを苛立たせる、2人にまつわる触れてはいけない話題がひとつあることが判明した。それは2人の身長だ。
今週配信されたポッドキャスト『Good Hang with Amy Poehler』の最新エピソードで、『パークス・アンド・レクリエーション』で知られるエイミー・ポーラーが、ザ・ビートルズのメンバー間の年齢差についてシンプルな質問を投げかけ、この話題に足を踏み入れた。するとこれが意外にも、映画製作者たちがどうしても正しく描けずにいるとポールが考える、バンドのある事実についてのぼやきへとつながった。
「ジョージ(・ハリスン)はあなたより何歳年下だったんですか、ポール?」とエイミーが尋ねると、ポールは今は亡きギタリスト兼シンガーについて、「1歳半くらい年下だったかな」と答え、ジョンは自分より1歳半年上だったと付け加えた。
続けて彼女が、「一番背が高かったのは誰ですか?」と問いかけると、「全員同じ身長だったよ」と84歳のポールは、指を立てて強調しながら、少しむきになって答えた。
「本当にそうでしたよね」とエイミーがいたずらっぽい笑みを浮かべると、「僕がそのことにこだわってるって知ってるんだね?」とポールが返し、彼女はとぼけた表情を見せて笑った。
ポールは、「まったくもう。とにかく、僕らは全員同じ身長で、リンゴがちょっと小さかった。写真を見れば、僕らは全員同じ身長なんだ」と説明した。しかしサム・テイラー=ジョンソン監督による2009年のジョン・レノンの伝記映画『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』では、のちに彼女の夫となる主演のアーロン・テイラー=ジョンソンが10代のジョンを演じており、残念なことに劇中では自身を演じた俳優より”大きい”とポールは指摘した。
彼は、「僕のキャラクターはなんというか弱々しくて、ジョンより小さくて。ジョンに床に叩きのめされるんだ」と、今も少し根に持っている様子で説明した。「それで、”サム、これは事実じゃないよ!”って感じで」と、友人でもある監督にそう伝えたことを明かすと、ポッドキャストのスタジオ・スタッフから大爆笑が起きた。
ポールによると監督の説明は、「これは映画であって、ドキュメンタリーではない」というもので、それに対して彼は、ジョンの”大柄なヒーロー”に対して自身が”リトル・ポール”と呼ぶそのキャラクターについて、「うーん、その説明は気に入らないな」と返したという。
すっかり楽しんでいる様子のエイミーは続けて、サム・メンデスが手がける4部構成の新作ザ・ビートルズ伝記シリーズではポール・メスカル(5フィート11インチ、約180cm)がポール(同じくらいの身長)を演じることに触れ、映像の中で自分が演じられるのを見るのはさぞ奇妙なことだろうと思いを巡らせた。
するとポールは、「それでね、聞いてくれる?彼はジョンを演じる俳優より小さいんだよ」と、劇中でジョンを演じる身長6フィート2インチ(約187cm)の英国人俳優ハリス・ディキンソン(『URCHIN/アーチン』、『アイアンクロー』)について、半ば芝居がかった苛立ちを込めて語った。
「”サム、ひとつだけ言っておかなきゃいけないことがある”って言ったんだ」とポールは、身長の不均衡についてメンデス監督に伝えたと語り、この厄介な歴史的誤りを監督がどう正すのか気がかりな様子を見せた。ポールはその後、ザ・ビートルズがアビー・ロードを横断するあの有名な写真を再現したスチール写真を監督から受け取ったことを明かし、「ポール役が明らかに小さいんだ!」と憤った。
エイミーはすかさず、「しかも裸足だから、上げ底の靴も履かせられませんしね」と、史実に忠実なジョークを返した。これはオリジナルの写真でポールが裸足だったことを踏まえたものだ。「そのとおり!だから彼にメッセージを送ったんだ。”サム!小さい!やめてくれ!そうしないって言ったじゃないか!”って」とポールは笑いながら語った。メンデスは、写真の中で身長差が際立って見えたのは”歩幅のパターン”のせいだと説明し、その後2人が同じ背丈に見える別のショットを送ってきたという。
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