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2026年5月21日に最終回が放送された『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア』は、2015年9月に米CBSで放送が始まる前、まったく異なる雰囲気の番組になるところだった。少なくともエルヴィス・コステロによればそうだという。今週配信されたポッドキャスト『ローリング・ストーン・ミュージック・ナウ』のエピソードで、彼は番組の初代バンド・リーダーであるジョン・バティステがその座を射止める前に、自らをその役に売り込んでいたことを明かした。
コステロは、多くの人に愛されたものの同局によって打ち切られた同番組で、自身と自身のバンドであるジ・インポスターズがハウス・バンドを務めるという申し出について、「自分を推薦したのは衝動的なことだった。スティーヴがその役割について助言を求めてきた。[中略]それで、“僕はどう?”と言った。彼は僕が冗談を言っていると思ったみたいだったから、“いや、冗談ではないよ”と言ったんだ」と語った。
コルベアの広報担当者はこの件についてコメントしなかったが、コステロは、自身がその役を引き受けることについて”真剣な話し合い”があったと述べた。本人によると、『ザ・トゥナイト・ショー』で長年ハウス・バンドを務めるザ・ルーツのようなアーティストが、週4回の番組出演を巧みにこなしながら新曲のレコーディングも行い、過酷なツアー生活を避けている姿を見たうえで売り込んだという。
彼は自身のバンドについて、「街の向こう側でザ・ルーツが成し遂げたことを見ていたんだ。つまり彼らはツアー生活から離れることで、自分たちの人生も、周りにいる家族の人生も救った。僕たちにとってもそれがいいのかもしれないと思ったんだ。彼らがさらにレコードを作ったり、いろいろなことに取り組んだりする妨げにそれがなることはなかったし、彼らを一つの中心に置くことにもなった」と述べた。彼はそれをうまく成立させたほかの先人たちの名前も挙げており、その中には『ザ・トゥナイト・ショー』の元バンド・リーダー(1992~1995年)であるジャズ界の巨匠ブランフォード・マルサリスや、英BBCに頻繁に出演していた英国人トランペット奏者でラジオのダンス・バンドのシンガーでもあった実父のロス・マクマナスが含まれていた。
現在72歳のコステロは、「だから僕にはその発想とのつながりがあった」と述べつつも、自分(とバンド)を売り込んだあと、このアイデアは自分たちにはうまくいかないかもしれないとすぐに気づいたと指摘している。フランスを拠点とするキーボーディストで長年のコラボレーターであるスティーヴ・ナイーヴをはじめ、メンバーが米国とヨーロッパの各地に散らばっているためだ。
番組の収録が行われていたニューヨークを拠点とするメンバーはバンド内でコステロだけだったことから、彼は、「これがバンド仲間にどれほどのことを求めるのか、全員が移住しなければならなくなるということを考え始めた」と語り、「絶対にうまくいかなかっただろう。あまりにも多くを求めることになっていただろうし、バンド・メンバー3人をニューヨークに移住させるとなると、[中略]かかるお金やら何やら、すべてが信じられないほどになっていたはずだ」と付け加えた。
加えてコステロは、その夢に思わず笑みがこぼれたとはいえ、ニューオーリンズのジャズの名門バティステ家の末裔であり、ソングライター、シンガー、プロデューサー、そして俳優でもあるバティステという人選はまさに的確だったと述べた。「数えきれないほどの理由で絶対にうまくいかなかっただろうけど、名乗りを上げることができたのはよかったし、本当にその役にふさわしく、そしてもちろん、そこからテレビの外でもあれほど素晴らしいキャリアへとつなげていった人物を探すための話し合いや人選に、特に害を及ぼしたとは思っていないよ」と彼は語った。
そのうえコステロは、この話はうまくいかなかったはずであり、自分はおそらく”3週間ほどで”、コルベアにではなく、おそらくCBSによってクビにされていただろうと確信しているようだ。「間違いなく、言ってはいけないことを言うか、やってはいけないことをやっていただろう。ほんの一瞬だけ見た夢のようなものだった」と彼は述べた。
コステロは、パンクらしい挑発心に駆られて米番組『サタデー・ナイト・ライブ』(と自身のレーベル)を欺き、合意していたデビュー・シングル「Less Than Zero」の代わりに『ディス・イヤーズ・モデル』収録の名曲「Radio Radio」を番組で披露したことで、10年以上にわたって同番組から締め出されたことで知られている。彼が再び『SNL』に出演したのは1989年のことだった。
コステロは安定した仕事こそ逃したものの、結局今年5月21日の『ザ・レイト・ショー』最終回に出演した。そこでは、ポール・マッカートニーが主導した「Hello Goodbye」を含むメドレーの一部として、スティーヴンがコステロ、バティステ、そしてバティステの後任バンド・リーダーであるルイス・ケイトーとともに、『マイ・エイム・イズ・トゥルー』の隠れた名曲「Jump Up」を歌った。
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