GOOD BYE APRIL、2026年“夏”を締めくくる【My Favorite Avenue】ツアーファイナルのレポート到着

2026年9月7日 / 18:00

 GOOD BYE APRILが9月5日、福岡・ROOMSにてサマーツアー【My Favorite Avenue】のファイナル公演を開催した。

 チケットはソールドアウト。今夏を彩った楽曲たちを携え、福岡のオーディエンスとともにツアーの最後を飾る一夜となった本公演のオフィシャルライブレポートが到着したので下記にお届けする。

 「福岡のみなさん、ようこそ!」。倉品翔(Vo.)の言葉を合図に、「サマーレインと涙の跡」からライブはスタート。続けざまに「BRAND NEW MEMORY」「missing summer」と、冒頭から3曲を一気に披露していく。

 「BRAND NEW MEMORY」では倉品がハンドマイクを手にステージでパフォーマンス。手拍子をする人、身体を揺らして踊る人、じっくりとステージを見つめる人など、フロアにはそれぞれのスタイルで音楽を楽しむ姿が広がっていた。誰かに合わせるのではなく、一人ひとりが自由にGOOD BYE APRILの音楽を味わう。その光景は、彼らのライブならではの心地よい空気を早くも作り出していた。

 続く「missing summer」では、延本文音(Ba.)の低く力強いベースがフロアを揺らす。バンドを代表するサマーソングの一つが始まると、会場のボルテージは一気に上昇。最初のMCでは、ソールドアウトとなった福岡公演への喜びと、日頃から応援してくれる福岡のファンへの感謝を伝えた。そして、福岡を代表するバンドのひとつであるTULIPへの憧れや、EDWINとのコラボレーションについても語り、和やかなムードで会場を沸かせる。

 そんな温かな空気の中で届けられたのは「リ・メイク」。佐橋佳幸をプロデューサーに迎えたこのサマーチューンは、どこか懐かしいノスタルジーと現代的な感覚が溶け合ったGOOD BYE APRILらしい一曲だ。

 一転して照明が落とされ、フラッシュするライトがステージを照らす中、「CITY ROMANCE」へ。都会的で洗練されたサウンドがROOMSを包み込む。「4人編成なのでもう少し鍵盤でお届けします」という倉品の言葉に続いて披露されたのは、福岡公演限定となる、倉品自身がキーボードを演奏する「君は僕のマゼンタ」。会場の盛り上がりに呼応するように、ステージ上の4人のテンションもどんどん高まっていく。ついには倉品が思わず立ち上がり、身体全体でリズムを取りながらキーボードを弾く場面も。ステージと客席の距離が一気に縮まった瞬間だった。

 続いて披露されたのは、先日ライブで共演したばかりのブレッド&バターの名曲「ピンク・シャドウ」。GOOD BYE APRILならではの解釈で名曲を届けると、再び倉品がギターへ持ち替え、2017年リリースのEP『FLASH』から「かなしいピンク」へ。優しい音色が会場を包み込み、ライブは穏やかな余韻を残しながら進んでいく。

 そして、9月2日にリリースされたばかりの新曲「She’s Summer Blue」へ。夏の終わりに差しかかるこの季節に寄り添うような、どこか儚さを帯びたサウンドと、ひと夏の記憶を思わせる透明な世界観が印象的な一曲だ。華やかな夏の真ん中だけではなく、その終わり際に残る情緒を音楽に閉じ込めたよう。新曲でありながら、この日のライブの流れに自然と溶け込んでいた。

 延本から、自身が飼っているうさぎの“ぴーちゃん”についてのエピソードが飛び出す。なんと熊本生まれの九州男児だというぴーちゃん。熊本のメディアに出演した際にはぜひこの話をしたい、と熱弁する延本に、吉田卓史(Gt.)も加わり、軽快なトークが繰り広げられる。

 そんな和やかなMCを終えると、いよいよライブは後半戦へ。

 「Highway Coconuts」に続き、フュージョンを取り入れたライブ限定のインストナンバー「Interlude #1」の爽やかでメロディアスな旋律に乗せてメンバーを紹介。2月にリリースされたアルバム『HOW UNIQUE!』から人気ナンバー「悪役」を披露した。GOOD BYE APRILのライブでは、楽曲そのものだけでなく、曲と曲の間をつなぐアレンジも大きな魅力の一つ。音が途切れることなく次の楽曲へと移り変わっていくことで、ライブ全体がひとつの作品のように進んでいく。

 そしてフロアの熱量が最高潮に達したところで、本編最後の曲「Favorite!」へ。炭酸が弾けるような軽やかさと、ロマンティックなきらめきを併せ持ったサウンドがフロアを一気に駆け抜ける。サビで歌われる「Favorite! Favorite!」のフレーズでは、観客が一斉に歌声を重ねる。ステージから放たれる音楽に、客席の声と熱が加わり会場全体がひとつになっていく。つのけん(Dr.)が勢いよくスティックを放り投げる場面も飛び出すほどの盛り上がりを見せ、福岡・ROOMSでのツアーファイナル本編は大熱狂のうちに幕を閉じた。

 鳴り止まないアンコールの中、再びステージに登場した4人が届けたのは、「ユニーク」と「Love Letter」。最後の最後まで、GOOD BYE APRILらしい自由さと温かさ、そして音楽を介して生まれる一体感を存分に味わわせてくれた。

 サマーツアーのファイナルという特別な一夜。満員のROOMSに響いた歌声と歓声は、2026年の夏の記憶として、色濃く残っていくだろう。そんな彼らの“夏”を締めくくるにふさわしい、福岡でのツアーファイナルとなった。

 先日、2マンツアー【GOOD BYE APRIL 2man tour 2026-2027 “Besties”】も新しく解禁したGOOD BYE APRIL。15周年を迎えてなお進化し続ける彼らと彼らの音楽から片時も目が離せない。

Photo by もちきんちゃく


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