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2026年5月からツアー【LUNA SEA TOUR 2026 UNENDING JOURNEY -FOREVER-】で全国を巡っているLUNA SEA。バンドの結成日:5月29日に故郷である神奈川・秦野からスタートしたこのツアーは、真矢の想いと共に届ける“過去最強のツアー”になるとメンバーは宣言していたが、その言葉を体現するステージとなっている。本稿では、7月25日に開催された千葉・松戸公演初日の模様をお届けする。
会場が暗転すると、幻想的な「I for You」のストリングス・アレンジSEと共に最新シングル『FOREVER』のアートワークをイメージした映像が流れる。ステージ上にはドラムセットが2つだ。そして光に満ちたアンサンブルの「LUCA」でライブが始まる。35周年を記念した大規模ツアー【ERA TO ERA】では終幕前の作品たちに焦点が当てられていたが、今回のツアーでは公演ごとにREBOOT後のアルバムがフィーチャーされており、本日は『CROSS』(2019年リリース)の日というわけだ。
「お前ら会いたかったぜ!真矢くんの想いもしっかり連れてきてるから」–RYUICHI
圧倒的な定番ナンバー「Dejavu」から「Closer」と熱量を煽るような疾走曲を畳み掛けていく。RYUICHIの伸びやかなヴォーカル、SUGIZO(Gt.)の情熱的なロングトーン、INORAN(Gt.)の繊細なクリーンフレーズが緻密に絡み合うメロディはこのバンドならではだ。続く名曲「END OF SORROW」では要所要所でSLAVE達(LUNA SEAファンの呼称)とのシンガロングが発生し、会場はさらに一体感を増す。前曲の余韻を切り裂くように淳士(Sup Dr.)のズッシリした強靭なビートが響き渡ると、ヘヴィな「FACE TO FACE」へ。J(Ba.)と淳士の強固なグルーヴ感が凄まじい説得力の音像を作り出す。
「東京ドームまでの道中では、タイムリープして過去の作品にもう一度命を吹き込んだけど、このツアーでは過去のものはもちろん、REBOOT後の“きっとみんなが喜んでくれるだろう”って曲たちをメニューにぶっ込みました」–RYUICHI
続く「宇宙の詩 ~Higher and Higher~」ではRYUICHIの力強い美声が心を打つ。ミラーボールが煌びやかに輝き、SUGIZOのディレイが効いたフレーズと見事にマッチしているのも印象的だ。そこから「SHINE」で会場を多幸感で満たすと、『CROSS』収録の壮大なバラード「静寂」へ。INORANが奏でるアルペジオ、Jのうねるフレージング、熱く鳴り響くSUGIZOのソロ、淳士のあまりにもパワフルなビート、そしてRYUICHIのエモーショナルな歌唱。LUNA SEAにしか表現できない圧倒的な世界観をもって、ライブの前半は終了した。
休憩タイムが終了すると、真矢のドラムソロから後半がスタートする。本日は2007年12月に開催された【GOD BLESS YOU ~One Night Dejavu~】でのパフォーマンスが映し出された。唯一無二のパワフルかつテクニカルなビートの数々はいつ聴いても惚れ惚れする。真矢が煽ると、会場のSLAVE達が全力で「真矢!」と叫ぶ光景は愛に溢れており、笑顔と共に涙腺も刺激される。
会場のボルテージが再び上昇したところでメンバーが再登場。INORANの印象的なリフから名曲「TONIGHT」へ。本日は同曲が写真撮影OKタイム“#LUNAPIC”の対象だったが、SLAVE達は見事に撮影と盛り上がりを両立しており、熱量を落とすことなく歌詞を共に歌っていたのも印象的だった。「明日もあるからね。でも気にせず突き抜けていきましょうみんなさん!松戸も8年ぶりですからね。久しぶりにこのナンバーを届けたいと思います」というRYUICHIの紹介から始まったのは温かいバラード「悲壮美」。RYUICHIの歌唱はもちろん、楽器隊のコーラスワークも光るナンバーだ。
ライブは早くもラストスパートへ。「飛ばしていくぞ!」の煽りから「STORM」でさらに火力を上げていくと、RYUICHIの独唱から「ROSIER」を叩きつける。この楽曲には他に替えの効かない爆発力があることを痛感させられる圧倒的な盛り上がり。おなじみのシンガロングも大音量で会場を揺らす。圧巻だ。その熱をゆるやかに冷ましていくように、最後は「so tender…」へ。INORANのアコースティックギター、SUGIZOのヴァイオリンが織りなす音像が優しい温もりで会場を包み、本編は終了した。
「「FOREVER」という曲がリリースされたわけですけども、何年も温めていた曲で。本当に普遍的なメロディだし、歌詞だし、想いだし、そこに真矢くんのドラムも入っていて。僕たちも“良かった”って思う瞬間でしたね。真矢くんはあっちに行ったと言う人もいるけど、“ずっとここ(ステージ)に居る”という有力な説がありますから。みんなさんも感じるでしょ?真矢くんも終わりなく旅を続けていると思うので、永遠だと思うので、次の曲を届けたいと思います」とRYUICHIが語り、「FOREVER」へ。まるでオーロラのような美しい照明の下、LUNA SEAが愛を奏でる。メンバーがこの楽曲に込めた想いはどのSLAVEにも伝わっているはずだ。
「ありがとうございます!僕はこの最高で最強なステージで真矢さんと一緒にドラムを叩き、そしてみんなさんと共に最高にカッコいいLUNA SEAをしっかりと支えてまいります!」–淳士
「本当にすごいね今日は。みんなの情熱で演奏のボルテージもガンガン上がってるのが感じられたでしょ?やっぱライブってこうだよね!俺はこのとても綺麗なドラムの横で今日もベースを弾かせてもらってます。ひしひしと感じております。真矢くんいるね!今回のツアーは、真矢くんの叩き続けてきたドラムの音色、サウンドの響き、グルーヴ。それを全国各地に連れてみんなと一緒に盛り上がるツアーだと思ってます。今日初めて参加してくれた仲間たちもいるだろうし、今日で終わりなんだっていう仲間たちもいるだろうし、今日来れなかったんだよなっていう人もたくさんいて、この松戸にみんなが想いを載せてくれてます。この瞬間瞬間は今日しか無いから、俺達と一緒にツアータイトル通り、終わらない旅の乗組員だから。全員連れて行こうと思います!一人も置いていかないからな!」–J
「松戸すごいわ本当に。ありがとうございます。実は今朝起きて、ふと真矢くんが居なくて寂しいなって思ったの。でも、あと何時間後に会場に来たらみんなに会えるし、真矢くんにも会えるんだと思ったわけ。だから、みんな悔しいことや寂しいことがあった時にここに来ればいいじゃん!このバンドで何百回もライブをやっていて、これからもライブをやる。そこにみんながいるわけさ。その時に悲しい、悔しい、楽しいを全部持ってきて、みんなで共有したいと思ってます。今回は真矢くんの想いを連れて神戸、そして有明アリーナまで、全力で走り抜けたいと思います。それにはみんなさんが必要でございます。よろしくお願いします!」–INORAN
「みんな本当に最高です。ありがとう。真矢の魂と一緒に命がけで音を奏でております。真矢は一足先に空に行ってしまいましたが、俺達そしてみんなと一緒に永遠にLUNA SEAを体現してくれています。地上に残った俺達は、真矢が信頼した淳士と5人、そして真矢の魂と一緒に6人で、ここに居る限り全力で魂をかけて音を出し続けます。俺達が生きている限りLUNA SEAをぜひよろしくお願いします。千葉はほとんど東京だからさ、デビュー当時から俺達の紛うことなき“ほぼ故郷”なんだよ。松戸が本ツアーの関東圏最後です。ほぼ故郷のみんな、この思い出をこれからも俺達と一緒に持って旅を続けてください。これからもLUNA SEAをよろしくお願いします。」–SUGIZO
楽器隊のMCを経て、RYUICHIは真矢も紹介。会場はこの日一番の音量の真矢コールで揺れた。「ほぼ故郷ですからね、当然かも知れない。めちゃめちゃ盛り上がってるんだけどね。もうちょっとはみ出していきましょうか!松戸、お前ら全員でかかってこい!」の煽りで「WISH」が銀テープと共に発射される。この曲もまた、会場を一つにする唯一無二のパワーを持っている。「次のナンバーはラストの曲ですが、始まりの曲でもあります。今日松戸に集まってくれた全員ともう一度登りつめたいと思います。」という言葉から「UP TO YOU」へ。未来へと歩みだすような歌詞は勇気を与えてくれると同時に、今後のLUNA SEAに対する期待感も増幅させてくれる。そんな温かい空気感を残し、ライブは締めくくられた。
メンバーの言葉どおり、真矢の想いは確実に各会場を一緒に回っているはずだ。表現としても、ライブ中随所に真矢の映像も取り入れられており、まさに6人で楽曲を奏でているステージとなっている。新曲「FOREVER」の素晴らしさ、そしてこのツアーに込められた愛。今後のLUNA SEAが“6人で”どのような作品や景色を生み出して行くのか、期待感は増すばかりだ。
Text:Haruki Saito
Photos:田辺佳子
◎公演情報
【TOUR 2026 UNENDING JOURNEY -FOREVER-】※終了分は割愛
2026年9月20日(日)熊本・熊本城ホール
2026年9月22日(火・祝)福岡・福岡サンパレスホテル&ホール
2026年9月23日(水・祝)福岡・福岡サンパレスホテル&ホール
2026年10月3日(土)宮城・仙台サンプラザホール
2026年10月4日(日)宮城・仙台サンプラザホール
2026年10月10日(土)鳥取・米子コンベンションセンター
2026年10月11日(日)岡山・倉敷市民会館
2026年10月17日(土)愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館
2026年10月18日(日)愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館
【TOUR 2026 UNENDING JOURNEY -TO RISE-】
2026年12月12日(土)兵庫・神戸ワールド記念ホール
2026年12月13日(日)兵庫・神戸ワールド記念ホール
2026年12月19日(土)東京・有明アリーナ
2026年12月20日(日)東京・有明アリーナ
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