エンターテインメント・ウェブマガジン
2008年にリリースしたシングル「キス・ア・ガール」が全米シングル・チャートである“Billboard Hot 100” にて7週連続で首位を獲得したことでブレイク。10年にリリースされた2ndアルバム『ティーンエイジ・ドリーム』は、日本をはじめ世界のチャートのトップに君臨、アメリカでは収録曲の5つがシングル・チャート1位に輝き、マイケル・ジャクソンの『BAD』と並ぶなど、さまざまな記録や記憶に残る楽曲を発表し続けるケイティ・ペリー。1,250億回を超えるストリーミング再生数と、世界累計7,000万枚以上のアルバム・セールスを誇る彼女は、時代の先端を読み取るポップセンスにあふれながらも、日本のTV番組では、からあげを口いっぱいに頬張る姿が話題を呼ぶなど、親しみやすくあっけらかんとしたキャラクターも支持されている。
2020年には母親となり人生の新たなステージへと足を踏み入れ、24年にリリースされた最新アルバム『143』(I LOVE YOUを示す数字表示)では、本人曰く「大胆で高揚感のある、祝祭的なダンスポップ」を追求。ポジティブかつストロングな愛にあふれた楽曲ばかりを収録し、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200” にて自身6作目となるトップ10入りを獲得し、ポップの最前線を牽引し続ける現在の姿を刻んだ。
その最新作を携えて、2025年には日本のさいたまスーパーアリーナ公演(12月)を含むワールド・ツアー【The Lifetimes Tour】を敢行。のべ100万人以上のファンを動員(動員数:1,058,950人、興行収入:1億3,415万8,672ドル)、世界に熱狂の嵐を巻き込んだ。そのツアーのハイライトといえる、フランス・パリ公演の模様をとらえた映画『Katy Perry:The Lifetimes Tour – Live from Paris』が、まもなく公開される。
AIによって支配されつつある近未来の世界をテーマに、そこから人間に「143(愛)」を取り戻すべく、ケイティがさまざまなミッションをクリアしていくというゲーム感覚な構成である今回のステージ。カスタムデザインを担当したファッションデザイナーのZaldyとの綿密なやり取りなど、スタッフやダンサー、バンドメンバーとの緊迫感と親密さが伝わってくるリハーサルやバックステージの様子などを含め、全60台ものカメラを駆使し、迫力のあるパフォーマンスを、あらゆる角度からとらえている。昨年の来日公演に足を運んだ人は当日感じられなかった興奮を味わえるのはもちろん、そうでない人は規格外のド派手な演出に魅了されること確実だ。
また、【The Lifetimes Tour】というツアータイトルからもおわかりの通り、ケイティのこれまでを代表する楽曲が惜しげもなく披露されているセットリストに。最新アルバムの楽曲はもちろんのこと、「カリフォルニア・ガールズ」や「ホット&コールド」など、キャリア初期を飾るウルトラ・ポップ・チューンの連続に心が弾む。また宙吊りになり何度もグルグル大回転したり、ダンサーたちと激しいパフォーマンスを繰り出したり、現在40代とは思えないしなやかさがそこにある。自由奔放な印象がするが、その奥では弛まない努力を重ねているケイティのストイックな姿勢が伝わるはずだ。
要所要所にはあらゆる世代や思想を持つ人々に対する愛にあふれたメッセージも織り交ぜていて、それが心打たれるというか、鼓舞させる。途中では、事前の投票によってセレクトされた楽曲をアコースティック・パフォーマンスするなど、ファンとの距離を縮めるハートウォーミングな時間を紡ぎ、フィナーレでは巨大な蝶に乗って会場を舞う「ロアー ~最強ガール宣言!」や「ファイヤーワーク」など、会場に一体感を巻き起こすアンセムを次々に披露し、会場に一体・多幸感をもたらし大団円を迎えるというものだ。
体感し終えると、ケイティの「すべての人を楽しませたい」というピュアな思いや愛が伝わってくると同時に、自分のやりたいと思ったことを制限する必要はない(=自分の人生を誰かのせいにしてはいけない)のだから、もっと自由に現在を楽しむべきというメッセージも伝わってくる。特にエンドロールのケイティの言葉は、ぜひ多くの人の心に刻んでいただきたい。日本では、かなり限られた期間での公開となるので、その際はケイティに負けないくらいのド派手な格好で訪れると、極上の没入感を楽しんでいただけるのではないかと思う。
Text by 松永尚久
◎公開情報
『Katy Perry:The Lifetimes Tour – Live from Paris』
2026年9月2日(水)・9月5日(土)2日間限定
(ただし、一部劇場は上映日が異なる。詳細は下記ウェブサイトへ)
https://www.culture-ville.jp/katyperry
監督:ポール・ダグデール
出演:ケイティ・ペリー
配給会社:カルチャヴィル合同会社
(C)Cynthia Parkhurst
◎リリース情報
『143』
2024/9/25 RELEASE
UICC-10057 2,860 円(tax in.)
洋楽2026年8月28日
ヨーロッパ最大規模の野外ジャズフェスティバルの日本版が、初の東京開催として、2026年11月に約3年ぶりに帰ってくる。 ヘッドライナーにはニューヨークを拠点とするヒップホップレジェンド、デ・ラ・ソウルと、プロデューサー・トラックメーカー … 続きを読む
J-POP2026年8月28日
Daichi Yamamotoが、4都市を巡るツーマンライブツアー【Daichi Yamamoto Joint Show Series “Hakka”】を開催する。 本ツアーは、10月4日の福岡・DRUM LOGOSを皮切りに、10月2 … 続きを読む
J-POP2026年8月28日
After the Rainが、9月16日にリリースするニューアルバム『春夏秋冬』より新曲「シャッターチャンス」を先行配信した。 本楽曲は、春の訪れとともに芽生えた片想いを、“シャッターチャンス”になぞらえて描いた青春ラブソングとなって … 続きを読む
J-POP2026年8月28日
LE SSERAFIMが、2026年9月11日にニューシングル『Made My Night』をリリースする。 本作は、お互いの抜群の相性によって特別になった夜を表現した作品。リリース決定に伴い、新譜のメッセージである“お互いの抜群の相性 … 続きを読む
J-POP2026年8月28日
TWSが、新曲「SODA SODA」のパフォーマンス映像を公開した。 新曲「SODA SODA」は、2026年8月4日にリリースとなった日本2ndシングルのタイトル曲。今回のパフォーマンス映像は、日本の海で撮影された。セミが鳴き、太陽が … 続きを読む