【米ビルボード・ソング・チャート】エラ・ラングレー「チュージン・テキサス」通算19週1位、ホリデー・ソング除く歴代最長首位記録に並ぶ

2026年8月25日 / 09:00

 今週(2026年8月29日付)の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”は、エラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」が通算19週目の首位を獲得し、ホリデー・ソングを除く歴代最長首位タイ記録を達成した。同曲を含めて、今週もTOP4をカントリー・ソングが独占している。

 今年2月14日付のチャートで初めて首位を獲得してから、約半年をかけて通算19週目の首位を獲得したエラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」。1958年8月に集計が始まったソング・チャート“Hot 100”史上、19週以上首位を記録したのは以下に続く4曲目の快挙で、ホリデー・ソングを除く歴代最長首位タイ記録に到達した。

・22週:マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」(2019~26年)
・19週:シャブージー「ア・バー・ソング(ティプシー)」(2024年)
・19週:リル・ナズ・X 「オールド・タウン・ロード(feat. ビリー・レイ・サイラス)」(2019年)
・19週:エラ・ラングレー「チュージン・テキサス」(2026年)

 「チュージン・テキサス」と「ア・バー・ソング(ティプシー)」は、どちらもカントリーおよびポップ系ラジオでジャンルを超えたヒットとなり、「オールド・タウン・ロード」はポップとR&B/ヒップホップ系ラジオで好成績を収めた。その3曲は、ストリーミングとセールスでも驚異的なヒットを記録している。

 これらの記録を上回るマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」(1994年リリース)は、2019年に初めて1位を獲得して以降、ホリデー・シーズンを迎えるたびに毎年首位を獲得し続けていて、今年もその季節が巡ってくればさらに記録を伸ばす可能性がある。

 19週目の首位を獲得した「チュージン・テキサス」は、今週の集計期間(8月14日~20日)に公式ストリーミング再生数が2,430万回(3%減)、ラジオのオーディエンス・インプレッション数が5,570万回(2%増)、セールスは7,000(10%減)を記録した。

 ストリーミング・ソング・チャートで通算19週目、デジタル・ソング・セールス・チャートでは通算16週目に首位獲得週を更新し、最高4位を記録したエアプレイ・チャートでは、6位から5位に上昇。カントリー・ソング・チャートでは通算37週目、今年のソング・オブ・ザ・サマー・チャートでは12週目の首位をそれぞれ獲得した。

 先週4位にランクインしていたステラ・レフティの「ボストン」は、今週2位に順位を上げ、これまでの最高記録だった3位を更新して自己最高位を記録した。1位が「テキサス」、2位に「ボストン」が並んだことで、米国の「州の名前」と「都市の名前」がTOP2の曲名に同時にランクインするという史上初のチャート・アクションが展開されている。

 6月20~27日付の2週連続で1位を獲得したテイラー・スウィフトの「アイ・ニュー・イット・アイ・ニュー・ユー」は、先週の2位から3位に順位を下げたが、エアプレイ・チャートでは前週の2位から1位に上昇し、同チャート通算9曲目のNo.1タイトルに輝いた(ラジオのオーディエンス・インプレッション数は6,470万回)。

 これにより、1990年12月に集計が始まったエアプレイ・チャートにおいて、リアーナ(13曲)、ブルーノ・マーズ(12曲)、マライア・キャリー(11曲)に次ぐ歴代4位の首位獲得数に記録を更新している。

 8月8日付で2位に初登場したモーガン・ウォーレンの「ビーン・バイ・ナウ」は、3位から4位にランクダウンしたが、同曲を含めてTOP4をカントリー・ソングが独占し、今週も同ジャンルの大躍進を象徴するランキングとなった。

 ソング・チャート“Hot 100”の歴史において、カントリー・ソングが「1位から3位」「1位から4位」「1位から5位」のいずれかを独占する現象は、ストリーミングが強化された2023年8月以降に計12週記録されていて、近年のストリーミングにおけるカントリー人気の拡大を物語っている。

 また、エラ・ラングレーとモーガン・ウォーレンのデュエット曲「アイ・キャント・ラヴ・ユー・エニモア」(最高4位)は6位、エラ・ラングレーの「ビー・ハー」(最高2位)は10位をそれぞれキープして、TOP10中6曲をカントリー・ソングが占める大躍進を遂げている。

 6月13日付で1位に初登場したアリアナ・グランデの「ヘイト・ザット・アイ・メイド・ユー・ラヴ・ミー」は、前週に続き今週も5位にランクイン。オリヴィア・ディーンの「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」(最高5位)は7位、「マン・アイ・ニード」(最高2位)は9位をそれぞれキープして、今週もTOP10に2曲を送り込んだ。

 テーム・インパラ&ジェニーの「ドラキュラ」(最高5位)も8位をキープして、ダンス/エレクトロニック・ソング・チャートでは通算33週目、ロック&オルタナティブ・ソング・チャートでは15週目の首位を獲得した。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは8月28日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「チュージン・テキサス」エラ・ラングレー
2位「ボストン」ステラ・レフティ
3位「アイ・ニュー・イット・アイ・ニュー・ユー」テイラー・スウィフト
4位「ビーン・バイ・ナウ」モーガン・ウォーレン
5位「ヘイト・ザット・アイ・メイド・ユー・ラヴ・ミー」アリアナ・グランデ
6位「アイ・キャント・ラヴ・ユー・エニモア」エラ・ラングレー&モーガン・ウォレン
7位「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」オリヴィア・ディーン
8位「ドラキュラ」テーム・インパラ&ジェニー
9位「マン・アイ・ニード」オリヴィア・ディーン
10位「ビー・ハー」エラ・ラングレー


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