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今週(2026年8月15日付)の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”は、エラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」が通算17週目の首位を獲得し、歴代単独3位の記録を達成した。アリアナ・グランデの最新作『ペタル』からは、2曲がTOP5にランクインしている。
今年2月14日付のチャートで初めて首位を獲得してから、約半年をかけて通算17週目の首位を獲得したエラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」。1958年8月に集計が始まったソング・チャート“Hot 100”史上、17週以上首位を記録したのは以下に続く4曲目の快挙で、同16週で並んでいた3曲を上回り単独3位の記録に到達した。
・22週:マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」(2019~26年)
・19週:シャブージー「ア・バー・ソング(ティプシー)」(2024年)
・19週:リル・ナズ・X 「オールド・タウン・ロード(feat. ビリー・レイ・サイラス)」(2019年)
・17週:エラ・ラングレー「チュージン・テキサス」(2026年)
・16週:モーガン・ウォーレン「ラスト・ナイト」(2023年)
・16週:ルイス・フォンシ & ダディ・ヤンキー「デスパシート(feat. ジャスティン・ビーバー)」(2017年)
・16週:マライア・キャリー & ボーイズ II メン「ワン・スウィート・デイ」(1995~96年)
17週目の首位を獲得した「チュージン・テキサス」は、今週の集計期間(2026年7月31日~8月6日)に公式ストリーミング再生数が2,490万回(2%減)、ラジオのオーディエンス・インプレッション数が5,450万回(4%増)、セールスは9,000(9%増)を記録した。
ストリーミング・ソング・チャートでは、前週の2位から上昇し通算17週目の首位を獲得。デジタル・ソング・セールス・チャートでも3位から1位に再浮上して、通算14週目の首位を記録した。最高4位を記録したエアプレイ・チャートでは、先週に続き今週も6位をキープして、ポップ・エアプレイ・チャートではTOP10入りを果たしている。
また、カントリー・ソング・チャートでは首位獲得週を35週目に更新し、同34週で並んでいたサム・ハントの「ボディ・ライク・ア・バック・ロード」(2017年)を上回り、史上単独3位となる最長首位記録を打ち立てた。同曲を上回るのは、フロリダ・ジョージア・ライン&ビービー・レクサの「メント・トゥ・ビー」(50週/2017~18年)、シャブージーの「ア・バー・ソング(ティプシー)」(45週/2024~25年)の2曲のみとなっている。
さらに、今年のソング・オブ・ザ・サマー・チャートでも10週目の首位を獲得し、今年の夏を象徴するアンセムとしての地位を不動のものにした。
「チュージン・テキサス」がHot 100で1位を獲得し、モーガン・ウォーレンとのデュエット曲「アイ・キャント・ラヴ・ユー・エニモア」がカントリー・エアプレイ・チャートで1位に到達したことで、エラ・ラングレーはそれぞれ異なる楽曲でこれら2つのチャートを同時に制した史上3組目、かつ女性アーティストとしては初のアーティストとなった(1990年1月にカントリー・エアプレイ・チャートが開始されて以来の記録)。
ソング・チャート“Hot 100”とカントリー・エアプレイ・チャートで同時(同週)に1位を獲得したのは以下の3曲で、この極めて珍しいケースにモーガン・ウォーレンは2度にわたり関与している。
2026年8月15日:エラ・ラングレー
・Hot 100「チュージン・テキサス」
・カントリー・エアプレイ「アイ・キャント・ラヴ・ユー・エニモア with モーガン・ウォーレン」
2025年5月31日:モーガン・ウォーレン
・Hot 100「ホワット・アイ・ウォント feat.テイト・マクレー」
・カントリー・エアプレイ「アイム・ザ・プロブレム」
2000年3月11日:ローンスター
・Hot 100「アメイズド」
・カントリー・エアプレイ「スマイル」
エラ・ラングレーが今週成し遂げた快挙は、かつてのローンスターの成功事例と共通している。彼らの戦略は、まず「カントリー系ラジオ」で知名度を上げ、その後に「ポップス系ラジオ」へとプロモーションの幅を広げていく方法。これとは対照的なのがモーガン・ウォーレンの戦略で、「ホワット・アイ・ウォント」は最初に総合チャート(Hot 100)で初登場1位というロケットスタートを決め、その後にポップ市場へと展開されていった。さらにその裏では、アルバムの看板曲である「アイム・ザ・プロブレム」を、カントリー系ラジオの主力ヒット曲として同時に育成するという、異なるルートをたどっている。
なお、その「アイ・キャント・ラヴ・ユー・エニモア」(最高4位)はカントリー・エアプレイ・チャートで1位に到達したものの、Hot 100における順位は前週の4位から7位に後退している。また、エラ・ラングレーの「ビー・ハー」(最高2位)も9位から10位に順位を下げたが、今週も3曲をTOP10にランクインさせた。
先週2位に初登場したモーガン・ウォーレンの新曲「ビーン・バイ・ナウ」も今週3位にランクダウンしたが、今週もTOP10に2曲を送り込んでいる。
今週のアルバム・チャート“Billboard 200”でNo.1デビューを飾ったアリアナ・グランデのニュー・アルバム『ペタル』からは、2曲がTOP5にランクインした。
5月13日付で1位に初登場したリード・シングル「ヘイト・ザット・アイ・メイド・ユー・ラヴ・ミー」は、先週の8位から今週2位に急浮上。アルバムと同日の7月31日にリリースされたタイトル曲「ペタル」は、初週に公式ストリーミング再生数が1,790万回、ラジオのオーディエンス・インプレッション数が380万回、セールスは6,000を記録して、4位に初登場した。同曲は、話題を呼んだ公式ミュージックビデオも同日に公開されている。
今週「ペタル」がランクインしたことで、アリアナ・グランデはキャリア通算のTOP10獲得数を節目の25曲に更新し、この記録(25曲以上)を達成した史上14組目のアーティストとなった。
・90曲:ドレイク
・70曲:テイラー・スウィフト
・38曲:マドンナ
・35曲:ザ・ビートルズ
・32曲:リアーナ
・30曲:マイケル・ジャクソン
・29曲:エルトン・ジョン
・28曲:マライア・キャリー
・28曲:スティーヴィー・ワンダー
・27曲:ジャスティン・ビーバー
・27曲:ジャネット・ジャクソン
・26曲:リル・ウェイン
・25曲:アリアナ・グランデ
・25曲:エルヴィス・プレスリー(※キャリアの開始はHot 100の発足前)
また、スタジオ・アルバム全8作からのリード・シングルすべてをTOP10に初登場させるという快挙も達成している。
・1stアルバム『ユアーズ・トゥルーリー』/「ザ・ウェイ feat. マック・ミラー」(初登場10位・最高9位/2013年)
・2ndアルバム『マイ・エヴリシング』/「プロブレム feat. イギー・アゼリア」(初登場3位・最高2位/2014年)
・3rdアルバム『デンジャラス・ウーマン』/「デンジャラス・ウーマン」(初登場10位・最高8位/2016年)
・4thアルバム『スウィートナー』/「ノー・ティアーズ・レフト・トゥ-・クライ」(初登場3位/2018年)
・5thアルバム『サンキュー、ネクスト』/「サンキュー、ネクスト」(初登場1位/2018年)
・6thアルバム『ポジションズ』/「ポジションズ」(初登場1位/2020年)
・7thアルバム『エターナル・サンシャイン』/「イエス、アンド?」(初登場1位/2024年)
・8thアルバム『ペタル』/「ヘイト・ザット・アイ・メイド・ユー・ラブ・ミー」(初登場1位/2026年)
6月20~27日付の2週連続で1位を獲得していたテイラー・スウィフトの「アイ・ニュー・イット・アイ・ニュー・ユー」は、先週の3位から今週5位に、最高3位を記録したステラ・レフティの「ボストン」も、5位から6位にそれぞれランクダウンした。
先週6位にランクインしていたテーム・インパラとBLACKPINKのジェニーによる「ドラキュラ」(最高5位)は、今週8位に順位を下げたが、ダンス/エレクトロニック・ソング・チャートでは通算31週目、ロック&オルタナティブ・ソング・チャートでは13週目の首位を獲得している。
先週7位にランクインしていたオリヴィア・ディーンの「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」(最高5位)は、今週9位へと後退した。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは8月14日以降掲載予定となります。
◎【Hot 100】トップ10
1位「チュージン・テキサス」エラ・ラングレー
2位「ヘイト・ザット・アイ・メイド・ユー・ラヴ・ミー」アリアナ・グランデ
3位「ビーン・バイ・ナウ」モーガン・ウォーレン
4位「ペタル」アリアナ・グランデ
5位「アイ・ニュー・イット・アイ・ニュー・ユー」テイラー・スウィフト
6位「ボストン」ステラ・レフティ
7位「アイ・キャント・ラヴ・ユー・エニモア」エラ・ラングレー&モーガン・ウォレン
8位「ドラキュラ」テーム・インパラ&ジェニー
9位「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」オリヴィア・ディーン
10位「ビー・ハー」エラ・ラングレー
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