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故マイケル・ジャクソンの隠れた名曲として知られる「Chicago」が、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”に初登場した。“キング・オブ・ポップ”の伝記映画『Michael/マイケル』が興行的な成功を収める中、彼のカタログ全体の人気も大きく伸びている。
話題となっている「Chicago」は、2026年6月6日付のHot 100で30位に初登場した。ルミネイトの集計によると、5月22日から28日の米国内における公式ストリーミング数は1,070万回で、前週比で30%増となった。なお、過去の楽曲であっても、チャート50位以内に入り、かつ意味のある伸びを示した場合はHot 100へチャートインすることが認められている。
同曲の累計ストリーミング数は現在までに3億8,800万回に到達している。直近数週間の推移を見ると、5月30日付チャートが830万回、5月23日付が690万回、5月16日付が540万回、そして映画『Michael/マイケル』公開後最初の集計週となった5月9日付では380万回を記録した。特に5月9日付では、その前週から83%増加している。
ティンバランドとJ-Rocがプロデュースし、コーリー・ルーニーが作詞を手がけた「Chicago」は、故マイケルの死から約5年後の2014年に発売されたアルバム『エスケイプ』に収録された楽曲だ。同アルバムからは当時、ジャスティン・ティンバーレイクが参加した「Love Never Felt So Good」が最高9位、「Slave to the Rhythm」が最高45位を記録している。
今回のチャートインにより、「Chicago」は故マイケルにとってソロ名義で52曲目のHot 100入り楽曲となった。最初のチャートインは、1971年の「Got To Be There」までさかのぼる。また、故マイケル名義の楽曲がHot 100へ登場するのは、2018年7月に最高9位を記録したドレイクの「Don’t Matter to Me」以来となる。同曲は、故マイケルにとって通算30曲目のトップ10ヒットとなり、そのうち13曲が1位を獲得している。
さらに、ジャクソン5およびジャクソンズのメンバーとしても、1969年から1984年にかけて11曲のトップ10ヒットを記録し、そのうち4曲が全米1位となった。
今回の「Chicago」のチャートインにより、故マイケルは1970年代以降のすべての年代で新たな曲がHot 100入りを記録した史上初のアーティストとなった。年代別のHot 100新規エントリー数は以下の通りだ。
1970年代:11曲
1980年代:20曲
1990年代:12曲
2000年代:4曲
2010年代:4曲
2020年代:1曲
また、1984年に最高4位を記録した「Thriller」は、ハロウィン効果によって2025年11月15日付チャートで10位へ再浮上した。この結果、故マイケルは6つの異なる年代でHot 100トップ10入りを果たした史上初のアーティストとなった。
映画『Michael/マイケル』の公開以降、彼の代表曲は軒並み再評価されているが、「Chicago」が特に注目される理由は、オリジナル発売当時には大ヒット曲ではなかったこと、そして映画本編にも使用されていないことにある。5月23日付のHot 100では、故マイケルの楽曲が自己最多となる6曲同時チャートインを達成。そのすべてが過去にトップ10入りしており、「Billie Jean」、「Beat It」、「Don’t Stop ‘Til You Get Enough」、「Dirty Diana」、「Rock With You」の5曲は発売当時に全米1位を獲得している。
最新のHot 100では、「Chicago」が故マイケルによる楽曲の中で2番目に高い順位につけている。最高位は19位の「Billie Jean」で、その後に「Chicago」(30位)、「Human Nature」(31位)、「Don’t Stop ‘Til You Get Enough」(43位)が続いている。
「Chicago」の急上昇には、TikTokをはじめとするSNSでの拡散も大きく影響しているようで、故マイケルの輝かしいHot 100のチャート記録に新たに加わることとなった。
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