エンターテインメント・ウェブマガジン
“キング・オブ・ポップ”=マイケル・ジャクソンの軌跡を描く映画『Michael/マイケル』。2026年6月12日の日本公開を前に、改めて“映画×マイケル・ジャクソン”の関係性にフォーカスし、マイケルが映画とともに切り拓いてきた数々の伝説を振り返っていく。
–映画俳優としての挑戦/クインシー・ジョーンズとの運命的な出会い
1978年公開、ダイアナ・ロス主演のミュージカル映画『ウィズ』でマイケルは、児童文学『オズの魔法使い』をアフリカ系アメリカ人キャストで再構築した世界観のなか、カカシ役を熱演。圧巻の歌声とダンスパフォーマンスを披露した。さらに、音楽プロデューサーとして参加していたクインシー・ジョーンズと運命的な出会いを果たし、後に『オフ・ザ・ウォール』『スリラー』『バッド』という歴史的名盤を生み出すことになる。2人のタッグはまさにこの映画から始まった。
1986年には、ジョージ・ルーカス製作総指揮、フランシス・フォード・コッポラ監督による3Dアトラクション作品『キャプテンEO』に主演。当時最先端だった3D映像と特殊効果を駆使しながら、シンセサウンド、ダンス、SFの世界観を融合させ、それまでになかった新しい音楽体験を創出し、本作は日本でも東京ディズニーランドで上映された。マイケルが歌う「We Are Here to Change the World」「Another Part of Me」の2曲は作品世界と一体化し、音楽が物語そのものを牽引する構造となっていた。
–映像史を塗り替えたミュージックビデオ革命/映画界の巨匠たちとタッグ
1983年発表の「スリラー」MVは、『ブルース・ブラザーズ』などのジョン・ランディス監督を起用。特殊メイク界の巨匠リック・ベイカーも参加し、約14分に及ぶショートフィルムとして制作された本作は、ホラー映画への愛情、シネマティックな演出、そしてゾンビダンスをファンクとポップミュージックに融合させており、MVの概念そのものを書き換えた記念碑的作品となった。さらに、米国議会図書館の国立フィルム登録簿に登録された、最初で唯一のMV作品としても知られている。
英国紙The Guardianは、「スリラー」が“ミュージックビデオを永遠に変えた”と報じており、MTVをカルチャーの中心へ押し上げ、MVそのものを巨大産業へ発展させた歴史的転換点として評価している。
今回の映画『Michael/マイケル』では、「スリラー」MV製作の舞台裏もリアルに描かれており、撮影はオリジナル版のロケ地であるイースト・ロサンゼルスの工業地帯、ユニオン・パシフィック・アベニューで敢行。劇中では、ジョン・ランディスを思わせる映画監督とのクリエイティブなやり取りなども映し出される。ちなみに本記事掲載の「スリラー」シーン写真もこの度、到着した。
続く1987年の「バッド」MVでは、『タクシードライバー』『グッドフェローズ』などのマーティン・スコセッシ監督とタッグ。約18分に及ぶ映像作品に仕上がり、地下鉄の構内で繰り広げられるダンスシーンは、現在もMV史に残る名場面として語り継がれている。本MVには若手時代の名優ウェズリー・スナイプスも出演している。
また、「ビリー・ジーン」「今夜はビート・イット」「バッド」などのMVは、楽曲を聴くだけではなく、映像込みで体験するという現代的な音楽消費スタイルの原型を築いた。例えば「スリラー」は、MV公開が起爆剤となり、アルバムセールスが再び急上昇。これにより、映像が音楽の価値そのものを拡大させるという、現在の音楽業界に通じる潮流を生み出したとも言われている。
–没後も映画界の繋がりは続く
2012年には、『ドゥ・ザ・ライト・シング』などのスパイク・リー監督がアルバム『バッド』制作の裏側に迫るドキュメンタリー『BAD25』を発表。2009年公開の『THIS IS IT』では、幻となったロンドン公演へ向けたリハーサル映像を通して、音、照明、映像、振付、そのすべてを細部まで作り込むマイケルの姿が記録された。
◎映画情報
『Michael/マイケル』
2026年6月12日(金)全国公開
配給:キノフィルムズ
(R), TM & (C) 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
https://www.michael-movie.jp
J-POP2026年8月20日
Laura day romanceが、新曲「素敵すぎる」のミュージックビデオを公開した。 本MVは、「Amber blue」以来のタッグとなる映像作家の吉岡美樹が監督を務めた。全篇通してカラフルな場面転換と、その中での一貫して反復される … 続きを読む
J-POP2026年8月20日
米津玄師が、2026年9月11日に公開となる実写映画『ルックバック』に、シャークキック・ギター(友情演奏)として参加する。 本作は、是枝裕和が監督・脚本・編集を手がけ、藤本タツキによる同名漫画を実写化した作品。出口夏希と蒔田彩珠がW主演 … 続きを読む
J-POP2026年8月20日
ENHYPENが、新曲「Bloody Paradise」のMVティザー映像第2弾を公開した。 新曲「Bloody Paradise」は、2026年8月21日にリリースとなるニューミニアルバム『THE SIN : BLISS』のリード曲。 … 続きを読む
J-POP2026年8月20日
SWEET STEADYが、新曲「ちょーだいHAPPY!」を配信リリースした。 今作は、「SWEET STEP」を手がけたmeiyoによる第2弾楽曲で、グループコンセプトの1つである「STEADY(着実)」をテーマに据え、着実に一歩ずつ … 続きを読む
洋楽2026年8月20日
ティーンエイジ・ファンクラブが、ニュー・シングル「There Was You」をリリースした。同曲は、2026年10月9日にMerge Recordsより発売されるニュー・アルバム『ドゥ・ノット・デア・トゥ・ドリーム』からの最新シングルと … 続きを読む