エンターテインメント・ウェブマガジン
AIで生成された音楽の台頭を受け、ジャック・アントノフはこのテクノロジーについて強い思いを抱いているようだ。
ブリーチャーズのフロントマンである彼は現地時間2026年5月13日、インスタグラムにファンへ向けたメッセージを投稿し、人工知能を使って楽曲を制作するいわゆる“ミュージシャンたち”を痛烈に批判した。「僕たちがやっていることは、古代の儀式になった。もはや曲を書く必要も、レコーディングする必要も、バンドを連れてステージに立つ必要もない」」とアントノフは綴っている。
伝統的な音楽コミュニティを代表する形で彼は、「それでも僕たちにとって、やることを最適化するという発想は、そもそも突き動かされているものの本質を完全に見失っている」と続け、「だからアートを偽造できる新しい方法に浮かれているみんな、どうぞそのままその崖から落ちていってくれ。君たちがいなくなることを、僕たちは心から喜んでいる……神を恐れぬ浅ましい奴らめ」と憤った。
【グラミー賞】受賞歴を持つこのプロデューサーは、「このような悪夢を信奉しろと叫んでいるのは、ほとんどが実態を把握していない者たちだ」と述べ、AIが業界に変革をもたらそうとしているこの状況への適応を支持してきたエンターテインメント界の人々に言及した。「自分が知っている新世代のアーティストたちは、内側から生まれてこないものには本当に興味がない」とも付け加えた。
アントノフは音楽業界の問題について積極的に発言することで知られており、コンサート業界の独占に対して最も声高に異議を唱えるスターの一人になっている。昨年10月に彼は、米ローリング・ストーンでのヘイリー・ウィリアムスとの対談で、「(アーティストや)そのバンドは利益を出せないのに、そうしているあいだにそういった場をすべて所有して業界全体を独占している会社が数十億ドルの収益を上げているのを見せられるわけだ」と語っている。
また、4月にライブ・イベント業界大手であるチケットマスターが自社サービスを利用するダフ屋を“捕まえた”と投稿したことを受け、「自分で自分を捕まえたんですか?」と皮肉をXで飛ばした。
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