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今週(2026年4月25日付)の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”は、エラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」が通算7週目の首位を獲得。同曲が収録された最新作『ダンデライオン』も、今週のアルバム・チャート“Billboard 200”でNo.1デビューを飾り、ソング・アルバムの両チャートを制する快挙を達成した。
登場16週目の2026年2月14日付で1位に到達したエラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」は、その後3度の再浮上を経て、今週のチャート(4月18日付)で通算7週目の首位を獲得した。また、カントリー・ソング・チャートでは21週目の首位を獲得している。
同曲が収録された2ndアルバム『ダンデライオン』も、今週のアルバム・チャート“Billboard 200”で1位に初登場。これにより、エラ・ラングレーはカントリー・アルバム(カントリー・ソング・チャートまたはカントリー・アルバム・チャートにランクインした作品と定義される)として、ソング・アルバムの両チャートを制覇した史上2組目の女性アーティストとなった。
最初にこの快挙を達成したのはテイラー・スウィフトで、2021年11月27日付のチャートで「オール・トゥー・ウェル・テン・ミニット・ヴァージョン(テイラーズ・ヴァージョン)」(ソング)と『レッド(テイラーズ・ヴァージョン)』(アルバム)でそれぞれ1位を獲得した。なお、アルバム『レッド(テイラーズ・ヴァージョン)』は2012年にリリースした同名アルバムの再録音作品で、エラ・ラングレーはオリジナル作品でこの記録を達成した初めての女性アーティストとなる。
最新作『ダンデライオン』からは、「ビー・ハー」も前週の8位から今週4位に上昇し、最高位を更新。「チュージン・テキサス」に続き自身2曲目のTOP5ヒットとなった。カントリーにカテゴライズされる女性アーティストが、自身のキャリア初のTOP5ヒットを2曲同時にチャートインさせるのは、史上初の快挙。「ビー・ハー」は、カントリー・ソング・チャートでも「チュージン・テキサス」(1位)に続き2位をキープしている(両曲ともカントリー・エアプレイ・チャートでTOP10入り)。なお、エラ・ラングレーは両曲で共作および共同プロデュースを務めている。
7週目の首位を獲得した「チュージン・テキサス」は、今週の集計期間(2026年4月10日~4月16日)に公式ストリーミング再生数が3,070万回(前週比15%増加)、ラジオのオーディエンス・インプレッション数が4,250万回(前週同率)、セールスは10,000(前週比16%増加)を記録。ストリーミング・ソング・チャートで通算8週目の首位を獲得して、デジタル・ソング・セールス・チャートでは2位、エアプレイ・チャートでは9位をそれぞれキープしている。
エラ・ラングレーを筆頭に、今週のTOP10には女性アーティストの楽曲が7曲ランクインした。
オリヴィア・ディーンも「マン・アイ・ニード」は現時点での最高位となる2位、「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」も6位をキープして、エラ・ラングレーに続き今週も2曲を同時ランクインさせている。
Netflixのアニメーション映画『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』のサウンドトラックからヒットしているHUNTR/X(イジェ、オードリー・ヌナ、レイ・アミが歌唱)の「ゴールデン」は7位をキープして、ピンクパンサレスとザラ・ラーソンの「ステイトサイド」(最高6位)は9位から8位に上昇。ダンス/ポップ・ソング・チャートでは、通算9週目の首位を獲得した。ケラーニの「フォールデッド」(最高6位)も、先週の10位から今週9位にワンランクアップしている。
TOP10に女性アーティストの楽曲が7曲ランクインする記録は、3月28日付から今週まで5週連続で続いていて、この期間には上記の曲の他にテイラー・スウィフトの「オパライト」と「ザ・フェイト・オブ・オフィーリア」もランクインしていた(両曲共に最高位は1位)。
そのテイラー・スウィフトは、2025年10月18日付のチャートでアルバム『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール』から収録曲10曲がTOP10を独占するという大記録を打ち出した(タイトル曲にフィーチャーされたサブリナ・カーペンターも8位にランクイン)。その翌週(10月25日付)もHUNTR/Xの「ゴールデン」を含む9曲がTOP10を独占。同週で唯一男性アーティストとしてランクインしたのはアレックス・ウォーレンの「オーディナリー」(今週5位)だった。
5週連続で女性アーティストの楽曲がTOP10中7曲以上ランクインしたのは、2014年8月から10月にかけて8週連続という史上最長記録を達成して以来で、当時のチャートでは、テイラー・スウィフトの「シェイク・イット・オフ」やメーガン・トレイナーの「オール・アバウト・ザット・ベース」が首位を獲得していた。なお、その期間には女性アーティストがTOP5を独占するという史上最長記録(5週連続)も樹立されている。
2014年の記録と昨年10月から今週にかけての女性アーティストによる躍進の間にも、いくつかの記録が達成されている。2022年11月5日付のチャートでは、テイラー・スウィフトとラナ・デル・レイがチャート史上初めて「TOP10すべてが女性アーティストによる楽曲で独占」という快挙を達成した。このTOP10を女性アーティストが独占するという偉業は、2023年12月にもテイラー・スウィフト、ドージャ・キャット、シザによって再び繰り返されている。
今週男性アーティストの楽曲としてランクインしたのは以下の3曲。
今年の1月から3月にかけて通算3週(非連続)首位を獲得したブルーノ・マーズの「アイ・ジャスト・マイト」は、今週も3位をキープして、エアプレイ・チャートでは9週目の首位を獲得した(ラジオのオーディエンス・インプレッション数は8,150万回)。また、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートとR&Bソング・チャートの両チャートではそれぞれ14週目の首位を獲得して、両チャートにおける自己最長記録をさらに更新した。
昨年6月から8月にかけて通算10週間首位を獲得したアレックス・ウォーレンの「オーディナリー」は、前週の4位から5位にワンランクダウン。4月4日付のチャートで1位に初登場したBTSの「SWIM」は先週の5位から10位にランクダウンしたが、デジタル・ソング・セールス・チャートでは11,000(前週比52%減少)を売り上げて、4週目の首位を獲得した。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは4月23日以降掲載予定となります。
◎【Hot 100】トップ10
1位「チュージン・テキサス」エラ・ラングレー
2位「マン・アイ・ニード」オリヴィア・ディーン
3位「アイ・ジャスト・マイト」ブルーノ・マーズ
4位「ビー・ハー」エラ・ラングレー
5位「オーディナリー」アレックス・ウォーレン
6位「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」オリヴィア・ディーン
7位「Golden」HUNTR/X
8位「ステイトサイド feat. ザラ・ラーソン」ピンクパンサレス
9位「フォールデッド」ケラーニ
10位「SWIM」BTS
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