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H ZETTRIOが、韓国ジャズシーンを牽引するユン・ソクチョル・トリオと共演したスペシャルライブ【H ZETTRIO × YUN SEOK CHEOL TRIO Japan-Korea Groove Session】を、2026年4月9日・10日の2日間にわたり開催。その公式ライブレポートが到着した。
会場となったブルーノート東京、およびBLUE NOTE PLACEでは、日韓を代表する2つのピアノトリオが“6人編成”で交差する特別なステージを展開。昨年、H ZETTRIOがソウルへ招かれたことへの返礼ともいえる形で、今回の日本公演が実現した。
事前にオンラインでの打ち合わせを重ねていた両者は、初合わせとは思えない完成度でリハーサルを完遂。本番では互いのアンサンブルに深く入り込み、編成が自在に変化する“予定調和なきグルーヴ”を立ち上げた。特に2日目は、ピアノデュオやリズム隊同士のバトルなど、6人編成ならではのスリリングな応酬を披露。両日でセットリストを大きく変えた構成も特徴的で、2日間を通してひとつの物語が完結するような流れを構築した。「Samba de Seoul」「Strawberry Jam」といった互いの代表曲を軸に、終盤に向かうにつれ6人の音像は完全に溶け合い、もはや2バンドではなく“ひとつの巨大な集合体”として機能していた。
クライマックスのアンコールでは、スティーヴィー・ワンダーの名曲「I Wish」をドロップ。世代や国境を超えて愛される同曲を濃密なファンク・グルーヴで再構築し、会場を圧倒的な一体感で包み込んだ。また、今回の公演は来場者の約3割を海外からの観客が占めるなど、国際色の豊かさも際立つ結果に。H ZETTRIOの音楽が今、現在進行形で世界へ広がり続けていること、そしてライブ体験そのものの価値が人を動かすというリアルを体現する一夜となった。
互いへのリスペクトが生んだこの往来型のコラボレーションは、単なる共演を超えた、音楽による濃密な“対話”そのもの。ステージ上でもその信頼関係は随所に表れ、終盤には再共演を約束する場面も見られた。その言葉通り、今回得た手応えから次なる展開もすでに現実味を帯びており、プロジェクトが一過性では終わらないことを強く印象づけている。
この熱狂を経て、H ZETTRIOは5月5日に東京・LINE CUBE SHIBUYAで開催される【H ZETTRIO LIVE 2026 こどもの日SP~10th Anniversary~】へと向かう。 2016年から続く「こどもの日スペシャル」の10周年を記念した本公演は、観客が演出の一部を選択できる“参加型ライブ”として、親子連れからコアな音楽ファンまで楽しめる内容になるという。日韓の化学反応で証明された「音楽の自由」と「ライブの熱量」。そのグルーヴの“次の一歩”を、ぜひ会場で体感してほしい。
Photo by Yuka Yamaji
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