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ゴリラズは最初からまったく異質なロック・バンドだった。ブラーのフロントマン、デーモン・アルバーンとアーティスト/イラストレーターのジェイミー・ヒューレットが1998年に結成したこのバーチャル・バンドは、実験的なインディー・ロックのサウンドに、ヒューレットが生み出した4人の個性的なキャラクター(ボーカルのツー・ディー、ベーシストのマードック、キーボードのヌードル、ドラマーのラッセル・ホブス)を融合させ、音楽と映像を対等に位置づけた独自の表現を確立した。
極めてコンセプチュアルな試みであり、デル・ザ・ファンキー・ホモサピエン、デ・ラ・ソウル、スヌープ・ドッグ、ボビー・ウォーマック、故ルー・リードから、カリ・ウチス、プシャ・T、そして最新アルバム『ザ・マウンテン』ではインドやシリアのワールド・ミュージック・パフォーマー陣まで、幅広いコラボレーションによってそのサウンドは常に刺激的であり続けてきた。しかし、この綱渡りのようなコンセプトをライブで体現することが、必ずしもうまくいくとは限らなかった。
その典型例が、2006年の【グラミー賞】授賞式で披露され、酷評を浴びたホログラム・パフォーマンスだ。ミュージョン・アイライナー・システムを使い、代表曲で米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で14位を記録した「Feel Good Inc.」を演奏し、さらにマドンナとのデュエットで彼女の「Hung Up」も披露したが、その出来はヒューレットのコミックのイラストのように平板なものだった。
現地時間2026年3月30日に公開された、Apple Musicのゼイン・ロウが司会を務める『ゼイン・ロウ・ショー』で、ヒューレットは、「テレビでは素晴らしかったよ」と語った。ロウが、「会場では最悪だったけど、テレビではある程度うまくいっていた」と感想を述べたのを受けてのことだ。アルバーンもこれに同意し、テレビ放送は“成功”だったと言い、「本当によかった。テレビでは最高だったよ。でも会場では最悪だった」と続けた。
ロウは当時、この技術があれば“世界中で同時に12公演”できるのではないかと思い、圧倒されたと振り返った。アルバーンによれば、それがもともとの構想だったが、ABBAがロンドンで長期にわたって続ける常設バーチャル・コンサート【ABBA ヴォヤージュ】で真に完成度の高いホログラム・ショーを実現するだけの資金力を持つ以前のことだったという。
ヒューレットは、「費用がかかりすぎたし、技術もまだ十分に発達していなかった。ライブの環境では、音量をかなり絞らなければならなかったんだ。低音やドラムを上げると見えないスクリーンが振動して、アニメーションがこう……(振動する音を真似て)なってしまうから」と説明し、「【グラミー賞】の会場でホログラムが登場したとき、本当に静かだった。みんなしゃべっていて、ショーが始まったことにさえ気づいていなかった、それくらい静かだったから」と振り返った。
また、二人は引退した覆面テクノ・デュオ、ダフト・パンクとの縁についても語った。ヒューレットによれば、両バンドは1990年代後半のほぼ同時期にブレイクしたという。ダフト・パンクの覆面フランス人コンビ(トーマ・バンガルテルとギ=マニュエル・ド・オメン=クリスト)には文字どおりマスクという隠れ蓑があったが、ゴリラズのファンはリード・ボーカルの背後にいる、すでに有名だったその人物の顔をよく知っていた。
アルバーンは、両グループの覆面という要素について、「“ああ、俺たちと同じことをやっているな”という感じはあった。でも彼らには、ブリットポップの顔として知られた人間が隠れようとしていないという有利な点があった。僕は不利な立場だったよ」と述べた。ロウは、「顔の被害者だね」と笑いを交えてブラーのシンガーの容姿をいじり、「もう30年そう言い続けてるよね」と付け加えた。
幅広い話題に及んだこの対話では、ニュー・アルバムや2010年の【グラストンベリー】出演、キャリア初期にキャラクターとして取材を受けることの難しさ、そして実現しなかったゴリラズの映画化計画についても触れられた。
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