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現地時間2026年3月24日に公開されたGQのインタビューにジェイ・Zが登場した。ラップの伝説的存在である彼にとって同誌のカバー・ストーリーを飾るのは約10年ぶりのことだ。
このインタビューでは多岐にわたるテーマが取り上げられたが、その中で彼がコメントしたのが、ヒップホップはもはやラップ・バトルを必要としない段階に達したのかという問いだ。具体的なきっかけとなったのは、2024年に巻き起こったドレイクとケンドリック・ラマーの歴史的な確執が“行き過ぎ”たという彼の見解だった。
「スパーリングそのものや、そこから生まれる音楽は好きだ。でも今の時代、それに伴うネガティブなものがあまりにも多くて、起きなければよかったとさえ思いそうになる。今やケンドリックのファンは、ドレイクが何を作っても嫌いになっている。[中略] 人格への攻撃みたいになっていて、それがいいとは思えない。俺らの成長に役立つのかどうか、その余波がどこに着地するのか……行き過ぎだよ」と彼は語った。
現在56歳のジェイは、自分の年齢がこうした見方に影響しているかもしれないと認める。20年以上前にナズとスパーリングを繰り広げた日々からは、とうに成熟した今だからこそだ。彼は、「自分がすっかり老けて、指を振り回すおっさんみたいになったのかもしれない。音楽でスパーリングするという点では、何もかもをぶち壊すよりもコラボレーションの方が同じことを達成できると思う」と述べた。
米ブルックリンが生んだこのアイコンは、バトルに家族や子どもを巻き込むというファンの行き過ぎた行動を快く思っていない。SNSが至るところに存在する時代において、バトルをきちんと過去のものにすることはもはやできないとも感じている。
「行き過ぎだ。人の子どもまで引きずり込んでいる。それは嫌だ」と彼は続け、「あまりにも多くの酸素を奪っていて、人の人生を壊そうとしているみたいだ。今となってはそれだけの価値があるのかわからない」と語った。
ジェイはラップ・バトルについて、「バトルがもはやカルチャーの一部である必要があるのかわからない」と言い切った。
ケンドリックはドレイクとの確執で得た勢いのまま、2025年の【スーパーボウル】のハーフタイム・ショーに出演した。ジェイは毎年のハーフタイム・パフォーマーの選出に不可欠な役割を担っているが、この時の人選はドレイクを貶めるためのものではなかったと強調する。
ジェイは、「モンスター級の1年を送っていた男を選んだ。正しい選択だったと思う。あれはバトルへの肩入れじゃない。俺だけじゃなく、まるでドレイクを陥れる陰謀に全員が加担しているかのように、みんなを巻き込もうとする。何だよそれ、俺はホヴだ!」
「Not Like Us」は、2024年のドレイクとのバトルにおけるとどめの一撃となった。マスタードがプロデュースしたこのアンセムは米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”の首位に立ち、“Hot Rap Songs”チャートで1位在位週数の記録を更新した。【グラミー賞】では<年間最優秀レコード>と<年間最優秀楽曲>も受賞した。
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