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米国土安全保障省(DHS)がオリヴィア・ロドリゴの発言に反論した。同省が米移民・税関執行局(ICE)のプロモーション動画に彼女の楽曲を使用したことについて彼女が批判的なコメントを述べたことを受けてのものだ。
現地時間2026年3月19日に米ビルボードへ共有された声明で、DHSの広報担当者は、「アメリカは、国民の安全を守る連邦法執行官たちに常に感謝しています」と述べた。このコメントは、オリヴィアがICEの活動を“憂慮すべき”と批判したブリティッシュ・ヴォーグの表紙特集が公開されてからわずか数時間後のことだった。
声明は、「ロドリゴさんには、彼らの犠牲を軽んじるのではなく、その奉仕に感謝していただくことを提案します。ICEは家族を引き離しているのではありません。親には、子どもを一緒に連れていくか、自分が指定した人物の保護に委ねるかを選ぶ権利が与えられています。これは過去の政権における移民法執行とも一致しています」と続く。米ビルボードはオリヴィアの広報担当者にコメントを求めている。
DHS広報担当者によるコメントの冒頭の“常に感謝しています”の部分は、オリヴィアの楽曲「All-American Bitch」の歌詞“I’m grateful all the time”を引用したものだ。この楽曲は昨年11月、ICEの職員が人々に組みかかり強制拘束する映像を美化した動画で使用された。当時【グラミー賞】受賞者であるオリヴィアは、「私の曲をあなたたちの人種差別的で憎悪に満ちたプロパガンダに絶対に使うな」とコメントしていた。
それから4か月後、彼女はブリティッシュ・ヴォーグで再びICEを批判した。「あれはひどかった。ディストピアそのものです」と、同機関が許可なく自身の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”ヒット曲を使用していたことを知ったときの心境を語った。「ICEがコミュニティを引き裂き、人々を恐怖に陥れている様子は本当に憂慮すべきです。とても悲しく、恐ろしい時代だと思います」と彼女は述べている。
無断使用が発覚する以前から、オリヴィアはICEへの批判の声を上げていた。昨年、移民コミュニティへの摘発がロサンゼルスで相次いだ際、彼女はインスタグラムのストーリーズに、「私はずっとLAで育ってきました。現政権によるこの暴力的な強制送還に深く心を痛めています……勤勉なコミュニティの人々をこれほどまでに尊厳なく、共感なく、また正当な法的手続きも経ずに扱うことは許し難いことです」と投稿した。
ICEの行動に批判の声を上げたスターはほかにも数多くいる。特に今年初めにミネアポリスで移民法執行官に射殺されたミネソタ州の市民、レネ・グッドとアレックス・プレッティの死亡事件以降、批判は広がりを見せた。DHSはオリヴィア以外のアーティストにも反論しており、1月にはビリー・アイリッシュがICEを“テロ組織”と呼ぶ投稿をシェアしたことについて、米ビルボードへの声明の中で“ゴミのようなレトリック”を広めていると主張した。
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