【米ビルボード・アルバム・チャート】ブルーノ・マーズ『ザ・ロマンティック』が初登場1位、バッド・バニーが続く

2026年3月9日 / 16:30

 今週(2026年3月14日付)の米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”は、ブルーノ・マーズの最新作『ザ・ロマンティック』がNo,1デビューを飾り、自身2作目の首位を獲得した。TOP10には、7位にゴリラズの『ザ・マウンテン』、8位にBLACKPINKの『DEADLINE』、10位にはミツキの『ナッシングス・アバウト・トゥ・ハプン・トゥ・ミー』が、それぞれ初登場している。

 アンダーソン・パークとのコラボレーション・プロジェクト=シルク・ソニック名義のアルバム『アン・イヴニング・ウィズ・シルク・ソニック』(2021年)から約5年ぶり、自身のアルバムとしては、前作『24K・マジック』(2016年)から約10年ぶり、通算4作目となるスタジオ・アルバム『ザ・ロマンティック』は、186,000のアルバム・ユニットを記録して今週1位に初登場した。

 これまでアルバム・チャート“Billboard 200”にランクインしたブルーノ・マーズの作品は以下の通りで、首位獲得は『アンオーソドックス・ジュークボックス』(2012年)に続く2作目だが、本作は初登場から約3ヶ月後の2013年3月16日付で1位に到達したため、初登場での首位獲得は『ザ・ロマンティック』が初の快挙となる。

・『ドゥー・ワップス&フーリガンズ』(2010年/最高2位)
・『アンオーソドックス・ジュークボックス』(2013年/最高1位)
・『24K・マジック』(2016年/最高2位)
・『アン・イヴニング・ウィズ・シルク・ソニック』(2021年/最高2位)
・『ザ・ロマンティック』(2026年/最高1位)

 前回首位を記録した『アンオーソドックス・ジュークボックス』(2013年3月16日付)から本作『ザ・ロマンティック』(2026年3月14日付)までの約13年というブランクは、存命の男性ソロ・アーティストとしてポール・マッカートニーが『タッグ・オブ・ウォー』(1982年6月12日付)から『エジプト・ステーション』(2018年9月22日付)まで36年3ヶ月を要した期間以来の最長記録となる。なお、故人を含めると、その間に故トビー・キースが『バレッツ・イン・ザ・ガン』(2010年10月23日付)から『35 Biggest Hits』(2024年2月17日付)で14年4ヶ月という記録を達成している。

 『ザ・ロマンティック』が初週(2026年2月27日~3月5日)で記録した186,000アルバム換算ユニットの内訳は、アルバム・セールスが93,500、ストリーミングによるアルバム換算ユニット(SEA)が90,500、トラックによる換算ユニット(TEA)は2,000で、アルバム・セールス、ストリーミング・アルバムの両チャートでも1位に初登場した。収録曲のオンデマンド公式ストリーミング再生数は、全9曲で9,395万回を記録している。

 『ザ・ロマンティック』の初週セールスは、CD、カセットテープ、デジタル・ダウンロード・アルバムに加えて、10種類あるアナログ盤の売上によって押し上げられた。初週の売上93,500枚のうち、アナログ盤の売上枚数が48,000枚を占めていて、ブルーノ・マーズにとってLPの週間自己最高売上枚数を記録した。なお、すべての形態には同じ9曲が収録されている。

 アルバムに先駆けてリリースされたリード・シングル「アイ・ジャスト・マイト」は、2026年1月24日付のソング・チャート“Hot 100”で自身10曲目となる1位(および初の初登場1位)を獲得し、翌週(1月31日付)の2週間首位を記録している。同曲は、R&B/ヒップホップ・ソング・チャート、R&Bソング・チャートの両チャートでも、初登場から3月7日付のチャートまで7週間首位を獲得した。

 2月28日付のチャートで約9か月ぶりに1位に返り咲いたバッド・バニーの『DeBI TiRAR MaS FOToS』(77,000ユニット/10%減少)は、先週に続き今週も2位にランクイン。先週5位だったモーガン・ウォーレンの『アイム・ザ・プロブレム』(75,000ユニット/前週比7%増加)は今週3位に、ドン・トリヴァーの『オクタン』(66,000ユニット/前週比3%減少)は6位から4位、オリヴィア・ディーンの『ジ・アート・オブ・ラヴィング』(60,000ユニット/前週比2%減少)も7位から5位に、それぞれ再浮上した。

 先週のチャートで自身初のNo,1タイトルを獲得したミーガン・モロニーの『Cloud 9』(55,000ユニット/前週比62%減少)は、登場2週目の今週6位にランクダウン。続いて7位には、イギリスのカートゥーン・バンド=ゴリラズの最新作『ザ・マウンテン』がデビューして、以下に続く通算6作目のTOP10入りを果たしている。

・『ディーモン・デイズ』(2005年/最高6位)
・『プラスティック・ビーチ』(2010年/最高2位)
・『ヒューマンズ』(2017年/最高2位)
・『ザ・ナウ・ナウ』(2018年/最高4位)
・『クラッカー・アイランド』(2023年/最高3位)
・『ザ・マウンテン』(2026年/最高7位)

 『ザ・マウンテン』は、初週アルバム・セールスが38,000(アルバム・セールス・チャートで初登場3位)、ストリーミングによるアルバム換算ユニットが15,000(収録曲のオンデマンド公式ストリーミング再生数は1,586万回)を記録して、累計53,000アルバム・ユニットを獲得した。

 初週のセールスは、9種類のアナログ盤、4種類のCD、5種類のカセットテープ、通常版のデジタル・ダウンロード・アルバム、ボーナストラック1曲を追加したiTunes
Store限定ダウンロード・アルバムによって後押しされた。

 アルバムに先駆けてリリースされた「ハッピー・ディクテイター feat.スパークス」は、ロック&オルタナティヴ・ソング・チャートで最高43位、「ザ・マニフェストfeat.トレノ&プルーフ」も同チャートで最高49位を記録し、アルバムのヒットに繋げた。

 BLACKPINKの3rdミニ・アルバム『DEADLINE』は、52,000アルバム・ユニットを記録して今週8位に初登場。以下に続く通算3作目のTOP10入りを果たした。

・『The Album』(2020年/最高2位)
・『BORN PINK』(2022年/最高1位)
・『DEADLINE』(2026年/最高8位)

 52,000ユニットの内訳は、アルバム・セールスが41,000(アルバム・セールス・チャートで初登場2位)、ストリーミングによるアルバム換算ユニットが11,000(収録曲のオンデマンド公式ストリーミング再生数は1,146万回)となっている。

 なお、BLACKPINK(グループ)名義でのリリースは本作が約3年半ぶりだが、その間に4人のメンバー(ジェニー、ジス、リサ、ロゼ)全員がソロ・アルバムをリリースしていて、いずれの作品もアルバム・チャート“Billboard 200”にランクインしている。

 『DEADLINE』の初週のセールスは、13種類のCD(すべてにフォトカードやポスターなどの特典が封入され、一部のアイテムはランダム封入となっている)のリリースによって押し上げられた。初週の売上中94%をCDセールスが占めていて、残りはデジタル・ダウンロード・アルバムによるものだった。

 『DEADLINE』からは、2025年7月のソング・チャート“Hot 100”で最高28位を記録し、10週間にわたってチャート圏内にランクインしたシングル「JUMP」がヒットした。この10週間という記録は、BLACKPINKがこれまでにチャートに送り込んだ全10曲の中で最も長いチャートイン週数となっている。

 先週9位にランクインしていたテイラー・スウィフトの『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール』(43,000ユニット/前週比3%減少)は今週も9位をキープして、10位には米ニューヨーク出身のシンガー・ソングライター=ミツキの『ナッシングス・アバウト・トゥ・ハプン・トゥ・ミー』が、自己最高の週間ユニット43,000を記録して、『ローレル・ヘル』(2022年/最高5位)に続く自身2作目のTOP10入りを果たした。

 初週で記録した43,000ユニットの内訳は、アルバム・セールスが31,000(自己最高の週間セールスを記録して、アルバム・セールス・チャートで初登場4位)、ストリーミングによるアルバム換算ユニットが12,000(収録曲のオンデマンド公式ストリーミング再生数は1,216万回)となっている。

 初週の売上は、7種類のアナログ盤(直筆サイン入りを含む)、2種類のCD、2種類のカセットテープ、通常版のデジタル・ダウンロード・アルバムよって後押しされた。初週の売上31,000枚のうち、アナログ盤の売上枚数が全体の69%を占めている。

 『ナッシングス・アバウト・トゥ・ハプン・トゥ・ミー』からは、「ホウェアーズ・マイ・フォン?」が3月7日付のアダルト・オルタナティヴ・エアプレイ・チャートで11位、1月のロック&オルタナティヴ・ソング・チャートで最高38位を記録している。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは3月12日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『ザ・ロマンティック』ブルーノ・マーズ
2位『DeBI TiRAR MaS FOToS』バッド・バニー
3位『アイム・ザ・プロブレム』モーガン・ウォーレン
4位『オクタン』ドン・トリヴァー
5位『ジ・アート・オブ・ラヴィング』オリヴィア・ディーン
6位『Cloud 9』ミーガン・モロニー
7位『ザ・マウンテン』ゴリラズ
8位『DEADLINE』BLACKPINK
9位『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール』テイラー・スウィフト
10位『ナッシングス・アバウト・トゥ・ハプン・トゥ・ミー』ミツキ

※『DeBI TiRAR MaS FOToS』のDeBIのIとMaSのaは、正しくはアクセント付


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