OTCのフロントマン、ビル・ドス氏が他界

　インディ・ロック・バンド、ジ・オリヴィア・トレマー・コントロールのオリジナル・メンバー、ビル・ドスが他界した。享年43歳、死因は明らかにされていない。ビル・ドス死去のニュースが報じられた後、7月31日には彼らのOTCウェブサイトで悲報を確認、「我々の兄弟、ビル・ドスを失うなんてまったく信じられないし、言葉を失った」というメッセージが掲載された。

　ルイジアナ州ラストン出身のビル・ドスは、1990年代初頭にウィル・カレン・ハートとジェフ・マンガムと共にジ・オリヴィア・トレマー・コントロールを結成。彼らはエレファント6・レコード・カンパニーの創設メンバーともなり、ジ・アップルズ・イン・ステレオ、ニュートラル・ミルク・ホテル、エルフ・パワーらを世に送り出すと同時に、1996年には彼らのベスト・セラー・アルバム『ダスク・アット・キュービスト・キャッスル』をリリースしている。

　ジ・オリヴィア・トレマー・コントロールは、この5年間に幾度か再結成し活動を続けており、2週間ばかり前にはシカゴで開催された“ピッチフォーク・ミュージック・フェスティヴァル”にビル・ドスを含め参加したばかりだった。