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今週(2026年2月21日付)の米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”は、米ノースキャロライナ州ファイエットビル出身のラッパー=J・コールの新作『The Fall-Off』が、R&B/ヒップホップ・アルバムとして今年最大の週間ユニットを記録して1位に初登場、通算7作目のNo,1タイトルを獲得した。
TOP10には、【第60回スーパーボウル】ハーフタイムショーのヘッドライナーを務めたバッド・バニーの『DeBI TiRAR MaS FOToS』が2位、『Un Verano Sin Ti』が6位にランクイン。ATEEZの『GOLDEN HOUR : Part.4』は3位、Joji(ジョージ)の最新作『ピス・イン・ザ・ウィンド』は5位に、それぞれデビューした。
No,1デビューを飾ったJ・コールの最新作『The Fall-Off』は、前作『The Off-Season』(2021年)から約5年ぶり、通算7作目のスタジオ・アルバムで、アルバム・チャート“Billboard 200”ではいずれの作品も首位を獲得している。
・『Cole World: The Sideline Story』(2011年)
・『Born Sinner』(2013年)
・『2014 Forest Hills Drive』(2014年)
・『4 Your Eyez Only』(2016年)
・『KOD』(2018年)
・『The Off-Season』(2021年)
・『The Fall-Off』(2026年)
2026年2月6日にリリースされた『The Fall-Off』は、初週の集計期間(2026年2月6日~2月12日)にストリーミングによるアルバム換算ユニット(SEA)が166,500、アルバム・セールスが113,000、トラックによる換算ユニット(TEA)は500を記録して、累計280,000ユニットを獲得。アルバム収録曲のオンデマンド公式ストリーミング再生数は1億6,950万回を記録して、ストリーミング・アルバム・チャートで2位、アルバム・セールス・チャートでも同2位にデビューした。
初週で記録した280,000ユニットは、2025年3月29日付のチャートでプレイボーイ・カルティの『ミュージック』が記録した298,000以来のR&B/ヒップホップ・アルバムによる週間最高ユニット数となる(R&B/ヒップホップ・アルバム、およびR&Bアルバムの定義は、それぞれR&B/ヒップホップ・アルバム・チャート、R&Bアルバム・チャートへのランクイン実績、あるいはランクイン資格を持つ作品とする)。
『The Fall-Off』は、J・コールのアルバムとしては初めてデジタル・ダウンロード、ストリーミング配信と同時にアナログ盤(1形態のみ)が発売されたことで売上が大きく押し上げられた。初週で記録した113,000枚のうち、80,000枚(約71%)はアナログ盤による売上で、J・コールにとってアナログ盤の週間最高売上を更新している。R&B/ヒップホップ・アルバムによるアナログ盤の週間売上枚数としては、2025年2月22日付のチャートでケンドリック・ラマーの『GNX』が87,000枚を記録して以来の週間売上枚数を達成した。
現地時間2026年2月8日に開催された【第60回スーパーボウル】ハーフタイムショーのヘッドライナーを務めたバッド・バニーは、その反響を受けて『DeBI TiRAR MaS FOToS』(2025年)が前週に続き2位にランクイン。前作『Un Verano Sin Ti』(2022年)も、16位から6位に再TOP10入りを果たした。どちらのアルバムも以前に週間チャートで1位を記録しているが、TOP10に2作が同時にランクインするのは今週が初となる。
『DeBI TiRAR MaS FOToS』は、スーパーボウルでのパフォーマンス効果に加えて新しいアナログ盤がリリースされたこともあり、週間ユニットは前週から194%増加の250,000に急上昇。週間セールスも732%増加の61,000に跳ね上がった。週間ユニット数としては、2025年1月25日付で記録した203,500を上回る最高記録を更新している。
ストリーミングによるアルバム換算ユニットは186,000(収録曲のオンデマンド公式ストリーミング再生数は1億9,531万回)を記録して、ストリーミング・アルバム・チャートでは前週の2位から1位に浮上し、通算5週目の首位を獲得している。
続いて今週3位には、韓国のボーイズグループATEEZ(エイティーズ)の最新作『GOLDEN HOUR : Part.4』がデビューして、通算8作目のTOP10入りを果たした。初週はアルバム・セールスが195,000、ストリーミングによるアルバム換算ユニットは5,000(収録曲のオンデマンド公式ストリーミング再生数は558万回)を記録して、累計200,000ユニットを獲得。週間ユニット、週間セールスいずれもグループの最高記録を更新し、アルバム・セールス・チャートでは1位に初登場した。初週の売上は、サイン入りを含む25種類以上のフィジカル(一部ランダムを含むフォトカード、ポスター、ステッカーなどが封入されている)の形態で発売されたことにより後押しされた。
先週1位に初登場したドン・トリヴァーの新作『オクタン』は、前週から40%減少の97,000ユニットを獲得して今週4位にランクダウン。続いて5位には、アジア系ヒップホップ・アーティスト=Joji(ジョージ)の最新作『ピス・イン・ザ・ウィンド』がデビューして、自身4作目のTOP10入りを果たした。
『ピス・イン・ザ・ウィンド』は、初週アルバム・セールスが45,000(自身最高の週間セールスを記録、アルバム・セールス・チャートで4位に初登場)、ストリーミングによるアルバム換算ユニットは41,000(収録曲のオンデマンド公式ストリーミング再生数は4,217万回を記録、ストリーミング・アルバム・チャートで8位に初登場)を記録して、累計86,000ユニットを獲得した。初週の売上は、自身のブランドによるアパレルグッズとCDを同梱したデラックス・エディションのボックスセットや、サイン入りを含む10種類以上のアナログ盤によって後押しされた。
上位新作の登場により、先週3位にランクインしていたモーガン・ウォーレンの『アイム・ザ・プロブレム』(77,000ユニット/前週比1%減少)は今週7位に、オリヴィア・ディーンの『ジ・アート・オブ・ラヴィング』(75,000ユニット/前週比7%増加)も4位から8位にランクダウンしたが、どちらもユニット数は安定している。テイラー・スウィフトの『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール』(54,000ユニット/前週比18%増加)は5位から9位、『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』のサウンドトラック(42,000ユニット/前週比2%減少)は6位から10位にそれぞれ順位を下げた。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは2月19日以降掲載予定となります。
◎【Billboard 200】トップ10
1位『The Fall-Off』J・コール
2位『DeBI TiRAR MaS FOToS』バッド・バニー
3位『GOLDEN HOUR : Part.4』ATEEZ(エイティーズ)
4位『オクタン』ドン・トリヴァー
5位『ピス・イン・ザ・ウィンド』Joji(ジョージ)
6位『Un Verano Sin Ti』バッド・バニー
7位『アイム・ザ・プロブレム』モーガン・ウォーレン
8位『ジ・アート・オブ・ラヴィング』オリヴィア・ディーン
9位『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール』テイラー・スウィフト
10位『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』サウンドトラック
※『DeBI TiRAR MaS FOToS』のIとaは、正しくはIとaにそれぞれアクセント記号が付いたスペイン語。
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