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Mrs. GREEN APPLEフェーズ3最初の新曲「lulu.」の配信2時間前に、バンドの公式YouTubeアカウントで序章という意味の“Prologue to”動画が急遽生配信された。それに続いて「lulu.」のミュージック・ビデオがサプライズ公開されると、JAM’Sたちだけでなく、『葬送のフリーレン』ファンたちをもざわつかせた。
「lulu.」は、1月16日より放送開始のTVアニメ『葬送のフリーレン』第2期のオープニング・テーマであることが11日夜に発表された。初回放送が近づいているにもかかわらず、テーマ曲がいまだ明かされていない日々に、アニメファンは今か今かと待ちわびていたはずだ。
年明けからフェーズ3に突入したミセスらしく、その新章1発目の楽曲やMVの展開も実にユニークだった。11日22時頃にバンドのSNSアカウントが投稿したURLにアクセスすると、うす暗い雲の中のような世界を進む映像が画面いっぱいに広がった。遠くで雲がひかり、光の粒子のようなものがちらつくシーンを経て明るいひかりの中を抜けると、天空のような世界が待っていた。時折、鐘が鳴ったり、平和のシンボルである鳩たちが勢いよく横切ったりしながら、しばらくするともやのような「鍵」や「砂時計」が浮かび出ては消えるなど、別世界のような映像が続いていく。そして、チョークで何かを書いているような音がすると、達者なファンはすぐさまそれがモールス信号ではないかとSNS上で指摘。実際に「DEARLULU」(愛しのluluへ)、「REINCARNATION」(転生)といった単語だと解析するポストも見受けられた。12日0時のストリーミング解禁時間が近づくにつれ、鐘を打つ回数が増え、少女の声が聞こえてきたあとには、あたりの音がクライマックスに向け次第に大きくなると、そのままMVが公開された。ほかに例をみない展開となったこの約2時間にわたる“Prologue to”動画の最大同時接続数は20万を超え、生配信中には「#Prologueto」がXトレンドで最高4位を記録、MV公開後には「#lulu」がトレンド1位入りしたという。
「lulu.」について、もともと『葬送のフリーレン』の大ファンだった大森元貴(vo./ g.)は「誰かから誰かへ、命や宝物、思い出、意思が受け継がれ、脈々と今日に繋がって、またその明日へ。そして故郷を胸に秘めて前に進む強さを描いた楽曲です」とコメントしていた。〈誰もがこの星の子孫〉という歌詞が印象的だ。
大森は「バベルから続くのはエリュシオンだけじゃない、かも、なぁ。」「占い師 狩人 調香師」「#BABELnoTOH #lulu」とXに投稿しており、「lulu.」は昨年12月に完走した5大ドームツアーと関連があるようにも読み取ることができる。【DOME TOUR 2025 “BABEL no TOH”】の会場内を歩いていたキャストたちには、まさにその名を背負った者が登場していた。極めつけは、ツアーのラストを飾った「天国」の一幕だ。キャストたち、そしてミセスの3人は最後、光の中へ消えていったのだが、〈終わりが来たらなんて言おう〉で始まる本曲と、その光の先に待つ世界が切り離せないように思える(エリュシオンはギリシア神話に登場する“死後の楽園”を意味する)。
バベルの塔は訓示として人々の心に刻まれているが、それを次世代へ伝えなければ意味がない。悲劇を繰り返さないために、歴史や物語を伝承する責任が私たちにはある。そして、隣人へのやさしさは、いつの時代、どこにいても、忘れてはならないものだ。「lulu.」は、いつか起きることを“他人事”として忘れて生きている私たちへ、大森が手渡すメメント・モリなのかもしれない。
Text by Mariko Ikitake
◎リリース情報
「lulu.」
2026/1/12 DIGITAL RELEASE
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