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ミュージシャンによるソングライティングとコミュニティ・ワークショップを提供するオンライン・プラットフォーム『School of Song』が、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(OPN)ことダニエル・ロパティンを講師として、2026年2月1日より特別ワークショップを開催することを発表した。
音楽家、作曲家、プロデューサーとして常にシーンの最先端で活動を続けるダニエル・ロパティンは、OPN名義でのリリース作品、映画音楽、そして多彩なアーティストとのコラボレーションを自在に行き来しながら、独自の表現世界を築いてきた。これまでに『Betrayed in the Octagon』『Replica』『R Plus Seven』『Garden of Delete』『Age Of』『Magic Oneohtrix Point Never』『Again』などを含む11作のスタジオ・アルバムを発表。最新作『Tranquilizer』は世界各国のメディアから高い評価を受け、2025年の年間ベスト・アルバム・リストにも多数選出されている。
また映画音楽の分野でも高い評価を得ており、サフディ兄弟との継続的なコラボレーションによる『Good Time』(2017年)、『Uncut Gems』(2019年)をはじめ、今後公開予定の映画『Marty Supreme』の音楽も手がけている。さらに近年では、ジェイムス・ブレイク、チャーリーxcx、イギー・ポップ、アノーニ、デヴィッド・バーン、ナイン・インチ・ネイルズ、ザ・ウィークエンドなど、ジャンルを超えた幅広いアーティストとのコラボレーションも行っている。
本ワークショップでは、ロパティンの創作プロセスを中心に、以下のテーマについて掘り下げる。
<電子音楽実験の起源>
ミュジーク・コンクレートや偶然性音楽といった初期電子音楽の流れをたどりながら、現代の音楽制作とどのようにつながっているのかを紐解いていく。「歴史的ストリーム・オブ・コンシャスネス」という視点を手がかりに、初期電子音楽のプロセスを、現在のラップトップ環境でどのように活用できるのかを具体的に紹介する。
<コラージュとプロセス志向の作曲>
プロセスはどのようにして機械的な手法を超え、表現へと昇華されるのか。コラージュ的アプローチの微妙なニュアンスを解説しながら、ダニエル・ロパティンが信頼を寄せる制作テクニックを共有します。電子音楽史への深い知識と音響操作に対する独自の視点をもとに、コンピュータを用いたテープループやフェイズ・ミュージックの実験を通して、新たな音楽制作の可能性を探ります。
<コラージュとプロセス志向の作曲>
プロセスはどのようにして無機質な手法を超え、表現へと昇華されるのか。コラージュ的アプローチの繊細なニュアンスに触れながら、ダニエル・ロパティンが実際に用いてきた制作テクニックを共有する。電子音楽史への深い知識と音響操作に対する独自の視点をもとに、テープループやフェイズ・ミュージックの実験を通して、新しい音楽制作のあり方を探っていく。
<サンプリングと音の「再生利用」>
既存の音を別の文脈に置き換えたとき、そこにどんな新しさが立ち上がるのか。ヴェイパーウェイヴの原点として知られる『Eccojams』から現在に至るまで、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーの作品を貫く「音の再文脈化」という発想について、実践的なサンプリング手法を交えながら解説する。あわせて、既存素材を使いながらも、自身のサウンドをどのように見出し、育てていくのかについても考えていく。
<映画音楽と効果的なコラボレーション>
音と映像が出会うことで生まれる化学反応は、創作の中でもとりわけ奥深いテーマのひとつだ。感情表現や物語性に焦点を当てながら、映画音楽に対するダニエル・ロパティンの考え方や制作プロセスをひも解き、映像制作におけるコラボレーションの可能性を探る。
ワークショップは、下記日程にて Zoomによるオンライン形式で開催される。リアルタイムでの参加が難しい場合も、各レクチャーおよびQ&Aセッションのアーカイブ映像(後日配信)を視聴することで、本プログラムに参加できる。※記載の時間はすべて日本時間(JST)
◎開催概要
レクチャー(全4回)
2026年2月2日(月)、9日(月)、16日(月)、23日(月)
各回 5:00~6:00(JST)
Q&Aセッション(全3回)
2026年2月5日(木)、12日(木)、19日(木)
各回 5:00~(JST)
ソング・シェア(全3回)
2026年2月8日(日)、15日(日)、22日(日)
ソング・シェア実施時間
4:00~5:00(JST)
8:00~9:00(JST)
11:00~12:00(JST)
16:00~17:00(JST)
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