コールドプレイ、キスカム騒動の女性が沈黙を破る「この物語には別の見方がある」

2025年12月19日 / 17:00

 2025年にインターネットを席巻した出来事の中でも、これほど広範囲に拡散し、衝撃を与えた瞬間はそう多くない。コールドプレイのキスカム騒動だ。その中心に映し出され、人生を一変させられた当事者の女性として語れるのは、ただ一人しかいない。

 その人物は元アストロノマー社の幹部、クリスティン・キャボットだ。彼女は8月に米ボストンで行われたコールドプレイの公演中に巨大スクリーンに映し出され、当時の上司であり、現在は辞任した同社CEOのアンディ・バイロンと親密な様子を見せていた。公の場から距離を置き、オンライン・オフライン双方での誹謗中傷や脅迫に耐えてきた数か月を経て、キャボットは現地時間2025年12月18日に公開された米ニューヨーク・タイムズの記事でついに自身の言葉で語っている。

 キャボットは同紙に対し、「判断を誤りました。ハイ・ヌーン(缶の炭酸アルコール飲料)を数本飲んで、上司と踊って、不適切な振る舞いをしました。軽いことではありません。その責任は取りましたし、そのためにキャリアを手放しました。それが自分で選んだ代償です」と語っている。

 彼女はさらに、「子どもたちには、間違いを犯すことも、取り返しのつかない失敗をすることもあると伝えたいです。でも、そのことで命を脅かされる必要はないはずです」と続けた。

 ジレット・スタジアムでの出来事以降、世間はキャボットがバイロンの下で人事担当幹部として働いていたこと、そして当時二人とも既婚者だったことを素早く突き止め、このカップルを不貞の悪者として断じてきた。ただしキャボットは、上司とあのように踊ったことが不適切だったと認めつつも、人々が思っている以上に、この話には多くの背景があると説明する。

 まず、彼女はバイロンや友人たちとコンサートに行った時点で、すでに夫とは別居していたという。さらに、夫婦関係の歪みについてバイロンと語り合う中で、彼からも「同じ状況にある」と打ち明けられていたと明かす。

 バイロンに好意を抱くようになったものの、キャボットはそれを抑えられると考えていたという。コールドプレイの公演が、二人が初めて、そして唯一キスをした瞬間だったとも語っている。

 「頭の奥のどこかでは、“やめておけ”って飛び跳ねながら警告していたと思います。でも私は、“大丈夫。片思いくらいならコントロールできる”と思っていました」と彼女は振り返る。

 【ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ・ワールド・ツアー】の名物である巨大スクリーンに自分たちの姿が映し出された瞬間、キャボットは、「恥ずかしくて、恐ろしくて仕方なかった」と語る。すぐにバイロンとその場を離れ、自分たちの不適切な行為についてアストロノマー社の取締役会にどのように報告するべきかを話し合ったという。しかし、その困難な状況は、SNSで映像が拡散し始めたことで、さらに深刻さを増した。

 火に油を注いだのが、米IT企業であるアストロノマー社の危機対応策だった。同社は、コールドプレイのフロントマン、クリス・マーティンの元妻であるグウィネス・パルトロウを起用し、問題を正面から扱わない皮肉混じりの動画を制作した。「私は、アストロノマーの300人以上の従業員を代表して、非常に短期間だけ雇われました」と彼女は動画の中で皮肉たっぷりに語り、「データ・ワークフローの自動化に、こんなにも多くの方が急に興味を持ってくださったことを、私たちは喜んでいます」と続けている。

 マーティン自身も、この一件を「大混乱」と呼んで冗談交じりに触れてきた。しかし、個人情報をさらされ、嫌がらせを受け、「売女」と罵倒され、数え切れないほどの殺害予告を受け、さらには子どもたちの安全まで脅かされていると感じたキャボットが、今、ただ望んでいるのは、誰もが失敗をするという事実を思い出してもらうことだ。それが、世界中に晒されるかどうかに関係なく。

 彼女は、「この物語には別の見方があるかもしれない、そんな余地について話し合うことはできないでしょうか」と問いかけている。


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