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Spotifyが、今年を総括するスペシャルライブイベント【Spotify On Stage Tokyo 2025 -Year-End Special-】を12月12日、東京ガーデンシアターにて初開催した。
本イベントには、m-flo、Creepy Nuts、サカナクション、ちゃんみな、HANA、羊文学の6組が出演。Spotifyのトップリストやフラッグシッププレイリストを代表する楽曲を中心とした、一夜限りの特別なライブが繰り広げられた。また、Spotify のポッドキャストでも多くのリスナーを魅了しているkemioと堀井美香がMCを担当し、各ステージの合間には出演者によるバックステージトークや、Spotifyプレミアム会員が視聴できるスペシャルパフォーマンスビデオの先行公開を行い、2025年の音楽シーンを総括した。
イベントのオープニングを飾ったのは、羊文学。塩塚モエカ(Vo./Gt.)が静かにギターのストロークを奏で、10月リリースの最新アルバム『D o n’ t L a u g h I t O f f』にも収録された「声」でライブをスタートさせた。美しく繊細なアンサンブルが会場を満たした後、河西ゆりか(Ba.)が迫力あるベースを鳴らす「Burning」へ。アニメ『呪術廻戦』第2期「渋谷事変」エンディング・テーマとしても知られる人気曲「more than words」をパフォーマンスすると、ラストは重厚なビートが際立つライブアンセム「Addiction」で幕を閉じた。演奏後のバックステージトークでは、今年5月に開催された国際音楽賞『MUSIC AWARDS JAPAN』にて最優秀国内オルタナティブアーティスト賞を受賞したことに喜びを滲ませていた彼女たち。今年はアメリカ、アジア、ヨーロッパでツアーを行うなど海外を舞台に活躍してきたバンドの現在地を証明するようなステージを繰り広げた。
<羊文学 セットリスト>
1.声
2.Burning
3.more than words
4.Addiction
「come again」のきらびやかなトラックが鳴り響き、1曲目から早速会場を揺らしたm-flo。☆Taku Takahashiがダンサブルなビートを繰り出し、LISAとVERBALも観客に呼びかけると会場はあっという間にダンスフロアへと化した。1人目のゲスト、Crystal Kayをステージに呼び込んで届けたのは「REEEWIND!」。VERBALとCrystal Kayの掛け合いに客席からも大きな歓声が上がった。賑やかな雰囲気から一転し、神秘的なステージで披露されたのは「let go」。YOSHIKAの感情のこもった歌声がオーディエンスの胸を打つ。最後はRyohei(山本領平)とmelody.を迎え「miss you」へ。ステージ後のトークでは、VERBALが所属するTeriyaki Boyzの「Tokyo Drift (Fast & Furious)」がSpotifyの「2025年に海外で最も再生された国内アーティストの楽曲」3位にランクインしたことに触れる場面も。25年にわたって音楽の楽しさを伝え続けている3人と、多彩なゲストアーティストによる終始華やかなステージを展開した。
<m-flo セットリスト>
1.come again
2.REEEWIND!
3.let go
4.miss you
BMSG×ちゃんみなによるガールズグループオーディション『No No Girls』から誕生し、今年4月のデビュー以降、発表した数々の作品をヒットチャートの上位に送り込んできたHANA。Spotifyの「2025年に国内で最も発見されたアーティスト」に輝いた彼女たちのステージは、オーディション時代から歌い続けている「Tiger」で幕を開けた。冒頭はアカペラのアレンジが施され、パワフルなボーカル、ロングトーンがオーディエンスの熱を一気に高める。続いて12月5日にリリースされた最新曲「NON STOP」をライブ初披露。個々のスキルフルなラップを聴かせた後は、「BAD LOVE」「Blue Jeans」と、今年を彩った名曲たちを次々にパフォーマンス。最後は「どんな場所でも強く咲き誇ってみせる」という想いが込められたデビュー曲「ROSE」を熱唱し、デビュー以降も進化を続ける7人の卓越したパフォーマンススキルが光るステージとなった。
<HANA セットリスト>
1.Tiger
2.NON STOP
3.BAD LOVE
4.Blue Jeans
5.ROSE
「俺らのステージはみんながダンサーだからな?」とR-指定が呼びかけ、“自分たちの音楽で自由に楽しんでほしい”という想いを伝えたCreepy Nuts。「ビリケン」「doppelganger」「ちゅだい」と2月にリリースされた最新アルバム『LEGION』収録曲を怒涛の勢いで披露し、DJ松永が繰り出すスリリングなビート、R-指定の切れ味鋭いラップで観客を揺らしていく。DJ松永のテクニカルな技が光るDJパフォーマンスを経て、昨年リリースの大ヒット曲「Bling-Bang-Bang-Born」では、ライブならではのアレンジに観客のシンガロングが響き渡った。ラストに歌われたのは、Spotifyの「2025年に海外で最も再生された国内アーティストの楽曲」に輝いた「オトノケ」(アニメ『ダンダダン』オープニング・テーマ)。「アーティストは楽曲を聴いてもらえれば何回でも生き返る」という熱いメッセージを伝え、ステージを後にした。
<Creepy Nuts セットリスト>
1.ビリケン
2.doppelganger
3.ちゅだい
4.Bling-Bang-Bang-Born
5.オトノケ
HANAが「同じステージに立てることが楽しみ」と語っていたちゃんみなのステージは、バンドメンバーを従えた「ハレンチ」で幕を開けた。序盤から熱狂的なパフォーマンスを繰り広げた後は、「NG」でダンサーを呼び込み、視覚的にも変化をつけながら華やかなステージを繰り広げていく。ちゃんみなの繊細な歌声が響きわたった「Never Grow Up」を経て大きな歓声が上がったのは、今年自身最速でBillboard JAPANチャートにおけるストリーミング累計再生回数1億回を突破した「SAD SONG」。力強いバンドサウンドに乗せて、オーディエンス一人ひとりを見つめながら祈りを込めるように歌い上げた。そこからシームレスに「美人」へと続き、ラストは紙吹雪が舞うなか、挑発的なメッセージが際立つ「WORK HARD」を披露。圧倒的なカリスマ性と全身全霊のパフォーマンスでステージを掌握した。
<ちゃんみな セットリスト>
1.ハレンチ
2.NG
3.Never Grow Up
4.SAD SONG
5.美人
6.WORK HARD
イベントのトリを飾ったのはサカナクション。スクリーンに映し出された巨大な「新宝島」の文字とともにステージに横一列に並んだ5人が姿を現し、軽快なバンド演奏がオーディエンスのテンションを一気に高めていく。一瞬の静寂の後、アニメ『チ。ー地球の運動についてー』の主題歌として話題を集め、Spotifyの新ブランドCMにも起用された「怪獣」へ。山口一郎(Vo./Gt.)のボーカルから静かに幕を開け、5人が奏でる音が濃密に絡み合いながら、壮大で奥行きのあるサウンドが会場いっぱいに広がっていく。Spotifyの「2025年に国内で最も再生された楽曲」6位にランクインしたこの曲が、イベントの終盤に相応しく会場を盛り上げた。山口がハンドマイクに切り替え、「忘れられない1日になりますように」と笑顔で呼びかけてラストは「忘れられないの」を披露。グルーヴィーな演奏が、最後の最後まで心地よく観客を揺らした。
<サカナクション セットリスト>
1.新宝島
2.怪獣
3.忘れられないの
今年の音楽シーンを盛り上げた6組のアーティストが集結し、話題となった楽曲とともに、2025年を振り返る機会にもなった【Spotify On Stage Tokyo 2025 -Year-End Special-】。本公演のセットリストは、終演後よりSpotifyのプレイリストでも楽しむことができる。また、12月12日から12月18日にかけて「Spotifyまとめ2025: HANA Blue Jeans Wall 特別広告」と題した大型広告が表参道にて展開されているほか、公演内で先行公開されたパフォーマンスビデオ3作品 Number_i「i-mode (Spotify Special Performance Video)」、ShowMinorSavage「Ocean – from BMSG TYO SESSION」、DOMOTO「愛のかたまり- Spotify Live Version」が、Spotifyプレミアム会員限定で公開中だ。
Photo:石原汰一/瀬能啓太
◎イベント情報
【Spotify On Stage Tokyo 2025 -Year-End Special-】
2025年12月12日(金)
東京・東京ガーデンシアター
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